3月らしくコロコロと変わるお天気の日々

3月らしく、お天気がころころ変わります。

雪あり、雨あり、お日さまあり、風あり…。

とはいえ、間違いなく日が長くなっているんで、精神的にはOK状態。耐えられる。

 

珍しく忙しい1週間でありました。

 

 

まずFB上で見かけたフォトで、オッと思ったものを貼り付けておこう。

 

アントワープユダヤ人地区のフォト。

中央駅のすぐそばに、ダイヤモンド街があり、18世紀以降ダイヤモンドの取引に携わったのはユダヤ人だったのでユダヤ人地区もここにあります。

老若男女、ひとめでユダヤ人とわかる、独特の生活スタイルを守っている人たちです。

ダイヤモンド商人がこのあたりに集まったのは、鉄道が敷かれた19世紀以降だと思う。

取引をする人たちは昔は鉄道を使って移動、駅の近くに集まったのはセキュリティ上の理由、と聞いたことがあるので。

 

これを撮った人は米国人ですが、苗字から見てユダヤ系でしょうね。

不穏な時代のフォトです。

この子たち、無事に生きることができたのだろうか…。

Fred Stein (Américain, 1909-1967), Quartier juif d'Anvers, Belgique, 1937

世界のダイヤモンドの70~80%はアントワープを経由すると聞きます。

ウクライナ戦争ゆえのロシアへの経済制裁に、ロシア産のダイヤモンドは扱わない、というのがあるんだけど、そういうのは建前で、そのロシア産が中国やインド経由で入ってきてると、しばらく前のニュースで言ってたような気がする。

国の重要な産業の一つですしね…。

 

 

ガラとダリ

1930年頃のフォトだと思う。

 

エルザ・トリオレ by マン・レイ

アラゴンあての手紙の文章(の一部だと思う)と一緒にアップしてあった。

ガラとほぼ同じ年に、やはりロシアで裕福な家庭に生まれた人だけど、ずいぶん雰囲気が違いますねえ…。

J’étouffe de toutes les choses pas dites, sans importance, mais qui auraient valu la vie simple, sans interdits. Avoir constamment à tourner la langue sept fois avant d’oser dire quelque chose, de peur de provoquer un cyclone…

Elsa Triolet / Lettre à Louis Aragon
Elsa Triolet / par Man Ray

 

 

すごいメンバー。

Boris Vian with friends - Paris, 1949.
From L to R: Tommy Potter, Boris Vian, Kenny Dorham, Juliette Greco, Miles Davis, Michelle Vian, Charlie Parker.

 

 

 

8日 水曜日 天気予報のとおり、朝起きたら雪が積もってました。

気温も0℃か1℃くらいしかなく、午前中はさらに雪が降り続けました。

翌日仕事が入っていたんで、滑って転んで捻挫でもしたらタイヘン、ものすごく気をつけながら大学へ。

到着してみると、世界女性デーゆえ(?)に、大学が学生たちにブロックされていて入れず。

宿題をちゃんとやっていなかった私は、「もう、仕方ないなあ」とニヤニヤしながら帰宅したのである。

(少しばかりの読むべきページ、わかりながら読もうと思うとちっとも進めず、わからないにしてもとにかく読んだわけだが、わかってないから講義に行くのが少し憂鬱だった 笑)

 

 

9日 木曜日 仕事

楽しく無事に終了。

 

 

10日 金曜日 ベルギー研究会

神戸大学の先生を中心にした、ベルギー関りの研究をしている人たちの集まりが日本にあります。

ベルギー好き、というだけの理由で、ありがたいことに研究者でない私もメンバーに入れてもらっています。

年に1回、ブリュッセルで研究会が開催されますが、今年はコロナ禍ゆえに3年ぶり。

午前中王立図書館の仏語文学セクションでレクチャー、午後は自由大学の教室を使ってメンバーによる研究発表。

この日は公共の交通機関のストだったんで心配させられましたが、幸い私のうちから上述の場所へ行くトラムもバスも動いたので、移動には一切問題なし。

午前中のレクチャーでは、ジョルジュ・ローデンバックメーテルリンク、シャルル・デコステール、ポール・ヌジェらの手稿も見ることができるなど、めちゃくちゃ感動したのである。

ポール・ヌジェとマグリットが、生活費を稼ぐ必要があって引き受けた商業的な広告の仕事のうち、婦人服飾店のカタログがおもしろかったです。

マグリットによる服のイラストの横のページに、2~3行の文章が記してあり、それは全く服の宣伝には関係ない詩的なもの。

アーティストとして、そういったものを付け加えてしまいたくなる欲求を抑えられなかったのかな、と思いました。

 

 

11日 金曜日 この日だけ晴天!

私は仕事がらそこらへんのベルギー人よりもベルギーのことを知っていたり(けっして深いものでなくて、広くはあるが超浅いというものなのだが...)するんで、もうずいぶん前から、私の案内でいろいろめぐりたいというリクエストが、うちの子供たちとその仲間から寄せられてました。

で、いつか…と言ってたら絶対に実現しないんで、2か月ほど前に、3月11日にやろう、と決めていたのでした。

幸いホントにこの日だけ、散策には最高の良いお天気でした。

集まったのは17人(+赤ちゃんとワンちゃん)、旧市街を2時間くらいかけて歩きました。

ものすごく楽しかったです。

今回はブリュッセル旧市街の一部でしたが、また他のところでもやろうね、ということになりました。

 

散策後は聖カトリーヌ広場のカフェで、彼らにランチをご馳走してもらいました。

 

 

 

その他、気になった記事やヴィデオなど。

 

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私もよく使うスーパー、現在直営の128店舗も全てフランチャイズにすると発表、従業員にしても寝耳に水だったらしく、発表されたその日からあっちでもこっちでもスト。

私のうちの近くも直営だったらしく、昨日買い物に行ったら閉まってました。

ものすごく激しい言葉でトップを批判する張り紙がしてありました。

今朝トップと組合が話し合いを持ったものの、組合側はその場を去ったらしい。

どうなるのかな?

昨日貼り紙の向こうの店の中を見たら、商品は通常通り積んであるようすだった。

生鮮食料品は古くなっちゃうでしょうね。

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www.echo-languedoc.fr

 

 

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