アムステルダムに行ってきた

久しぶりにアムステルダムに行ってきました。

昨日出かけることはもう2週間以上前に決めていて、というのも、その頃だとプロモーションでタリスを安く予約できたからなんだけど、出かける直前になってその日にはベルギー国内のストが決行されることになってしまった。

幸い国鉄はそのストに参加しないということで、駅までどうやって行くかのみが問題でした。

 

アムステルダムに行く目的が、国立美術館フェルメール展を鑑賞すること。

ミュージアムではけっこう歩くことになるだろうし、なるべくラクして駅まで行こうと前日にタクシーを予約しようとTELしたのである。

(タクシーのドライバーは皆フリーランス、タクシー会社のようなものは存在しないので、コールセンターのようなところにTELします。そしたらそこに登録しているドライバーを手配してくれる、という仕組み。)

 

そしたら、「明日に関しては予約は受け付けない」という返事。
理由は「ストだから」。
「ストだからこそ予約しておこうと思ったのに!!!!」と虚しく抵抗したのだけれど…。
 +/-30分前に電話して呼んでね、とのことでありました。
ま、ストで需要が高まるから予約で縛られるのは困る、ってことでしょうね。
ったく…。
 
ストといっても100%ストップするわけではないし(市民の移動の自由を最低限保障する義務が法律で定められている)、うちの最寄りのバスもトラムもけっこう動く方なのだけど、そのあたりも朝6時頃にならないと正確には把握できないのです。
わかってから歩きはじめると遅いし、来るか来ないかわからないタクシーを待つのもイヤだし…というわけで、一番確実な「歩くこと」を選択。
 
徒歩30分くらいなので、たいした距離ではないのですけどね。
 
そして悠々駅に到着、予約していたアムス行きタリスはブリュッセルが始発だったんでもうホームにおり、早く乗り込めてホッと着席、ラッキーでありました。
 
 
後はすべてスムーズ。
とても良いお天気で、気温も最高気温20℃前後と、今の季節らしくとても爽やかで快適なものでした。
 
それに、久しぶりに他所の街を訪ねるのは、とてもよい気分転換になりました。
楽しかった。
 
 
フェルメールの作品が私より好きという人は山ほどいるはずです。
そういう方たちには申し訳ない気がしますが、これだけの作品が集まる展覧会はめったにないし、鑑賞できて幸いでありました。
チケットはあっという間に売り切れたそうなんで、㊙裏技を使ってくれる知り合いがいなかったら今回は不可能なところでした。
 
特にNYのFrickコレクションの3点 ↓ も来ていましたし。
 
 
 「取り持ちオンナ」 ↓ の左端の男性が、フェルメール自身であろうという説があるそうです。

私は勝手に、「天文学者」や「地理学者」↓ の男性をフェルメール自身の姿と重ねていたんで、あらま、イメージと違うわ、と思ってしまいました。

 
やはり美しいですよね。

服、カーテン、タピストリーといったテキスタイルの質感に、しみじみ「美しい」と感動させられます。
 
もっといっぱいフォトを撮りましたが、私のヘタクソなフォトを見るより…と思うので、↓ のサイトを貼り付けておきます。

ja.wikipedia.org

 

展示されている作品に関しては、下のサイト↓ にリストあり。

でも、下のリストのうち、「真珠の耳飾りの少女」はもうデン・ハーグに戻されていたし、「ヴァージナルの前に立つ女」は観た記憶がない…。

 

oranda.jp

 

 

特設展の後は、せっかくだし…と常設展も。

人気の「夜警」を横目に

若い頃のレンブラントの自画像をまた観たかったんでさらに前進。 

 途中、あれ、以前はこういう展示あったっけ、と興味をそそられた部屋があった。

彼女 Gesina ter Borch ↓ の作品の部屋。

fr.wikipedia.org

Gerard ter Borch2世 という有名な画家の妹だそうだけど、彼女の作品、好きだったわ。

詩やアフォリズムに絵をつける、という感じ。

人の命は有限だけど、芸術は永遠。

 

 

 

またお会いしたかったレンブラント、小学生たちが学習中だったので待つこと少し。

これです。

影に関する実験作、ですよね。

 

 

ミュンスターでの条約締結後、アムスでのお祝いパーティ。

絵の好き嫌いはともかく、歴史的に興味深い。

 

こういう展示品もあった。

脳内にその場面が浮かび、うおおおお、と思った…。

 

 

 

とまあ、こんな感じでミュージアムを楽しみ、その後はお薦め中華でランチ。

オランダでは食に対する期待度が低い私であるが、非常に美味しかったです。

機会があればまた来よう、と決意。笑

 

帰路は時間に縛られないよう普通の列車を使ったので中央駅で下車、王立美術館前でいつものトラムに乗り、問題なく帰宅。

 

以前に書いた記事を自分のために貼っておく。

shohoji.hatenablog.com

 

 

 

さて、また例によってSNS上で見かけた フォトと、ニュースの記事など貼ってオシマイにしよう。

 

Anton Čechov and Lev Tolstòj, 1900.

 

トリュフォージャンヌ・モロー

 

 

David Bowie in 1963.

 

 

 

 20日ブリュッセルのプライドだった。

いつもより参加者が多かったみたい。

「ベルギーは世界で最もマイノリティに大らかな国のひとつだとは思うが、それでも今…」とインタビューに答えている人がいたのが印象的だった。

www.rtbf.be

 

 

今日のシーレ。

Egon Schiele - Self-Portrait, 1913