4月からやってるモンスのロダン展、ようやく観にいってきた。
先日ワーテルローに住んでいる友だちと話していて、一緒に行こうか、ということになり日程を決め、ほんとに「ようやく・・・」という感じです。
そうでもしないと、「ずっとモタモタして、ハッと気づいたら終わってた」ってなことになりかねない感じでした。
モンスに行く、ってのがねえ…。
まだ駅舎の工事が終わらない状態ですから、そういうことも含め、めんどくささが大きい。
友人はモンスには何回かしか来たことがないというんで、コレジアル(教会のヒエラルキーでカテドラルの次の位、辞書で調べたら、日本語では参事会教会と言うらしい。)にちょっと寄ったり、グランプラスでランチ、ミュージアムに行く前に市庁舎の庭に立ち寄ったり。
ちょっとした遠足でありました。
(今気づいたけど、グランプラスのおサルさんの頭をなでなでするのを忘れた!)
コレジアル
ここにもロダンの作品
↑ のフォトにも映ってる床石はお墓ですが、そういう財力のありそうな大きな石でなくとも、↓ こういう十字架が記されている石の下にも誰かが眠ってます。
モンスで生まれモンスで亡くなった16世紀の建築家・彫刻家であるジャック・デュ・ブルックの作品がいっぱいある。
これ ↓ はキリストの復活
ロダンが影響を受けた作家のひとりでもある。
モンスの鐘楼
ヴィクトル・ユーゴーは「ティーポットみたい」と言ったそうな。
水彩画に残してもいる。
モンスの鐘楼は他の都市にあるものと比べると新しく、17世紀のバロック様式です。
グランプラスのカフェでランチ
私はDuvel、初めて見るヴァカンス・シーズンのグラス
友だちはサン・ルイというフランボワーズで味付けしたビール、初めて見た。
(私はフルーツのビールは甘いのであまり好みではない)
ハンバーガーをいただきました。
市庁舎の庭
たしかドライポイントだったと思う
これ ↓ いいなあと思った。
ピエール・ピュジェ(フランスの17世紀の建築家・彫刻家・画家)によるサン・セバスチャン
テラコッタです。
バロックの作家の影響が大きかったことを示すため、バロックの作家のものもおいてあったし、最近の傾向としてよく見られるように、現代作家の作品も並べてあったんだけど、ここでは Blandine De Bruyckere という作家の立体やデッサンがおちこちに並べて置いてありました。
アルザスの孤児
ロダンが初めてコンクールで入賞したのがゲントで、「アルザスの少女」という作品だったと、以前本で読んだ記憶があるのだけど、これかなあ。
その本はうちにあるはずなので、調べればわかる。
しかし、今はまず昨日の記憶をメモしておきたい。
ベルギーで数年過ごしてパリに戻ったロダン、彼の名を多くに知らしめた作品がこれだったはず。
モデルはベルギー兵士
手
これ ↓ 好きだった。
堕ちた天使を抱きしめようとしてる
未完の地獄門
洗礼者のヨハネ
デッサンもいっぱい展示してありました
シーレも影響を受けたと記してあって、なるほど、と思った。
きりがないのでこの辺で。
往復の電車の中での話。
彼女はジャーナリストなので、自然と世界情勢や政治の話になるんだけど、「バルト・ドゥ・ウェヴァ―やトランプさえも、前回に比べたら少しヒトとしてマシに見えるっての、世界がますますひどくなったってことだろうね」と二人して空しく笑ったのである。