演劇・放射能・英語

3女の通うイエズス会のコレージュでは、毎年春に卒業生による演劇の上演があります。
これは、もうずっと昔からの伝統で、40年前は、クマが主役でドストエフスキーの大審問官が上演され、タイヘンな好評で連日満員だったそうです。
これでクマはその後演劇を目指し、アルマンド・ガティやムーシュキンといったすごい人々とも、人生の中でちょっとだけ時間を共有することになったりもしたわけですが、映画監督のダルデンヌ兄弟たちと一緒に活動したのもこの時代。
今は昔、でございます。

今日からその演劇上演です。
3女も役者で登場。
父子2代にわたる、というのがおもしろいです。
クマは嬉しそう。
ここんとこ本番前ということで、夜の10時半くらいまで連日稽古でした。
日曜日まで5日間上演されます。

ジョエル・ポムラという作家の「Je tremble」という作品です。

http://www.evene.fr/livres/livre/joel-pommerat-je-tremble-38129.php

動画も観られます。

http://www.wideo.fr/video/iLyROoafJhYc.html

独立したいくつかの場面で、それぞれモノローグで演じられ、3女は「Tシャツを着た少女」を演じるのだそうです。

私は金曜日の夜の席を予約しました。

役者、ミュージシャン、ライト、などなど、それぞれがなんらかの形で参加するわけです。
5日間に渡って毎日上演、昼間は普通に学校の授業はあるので、疲れるでしょうが、一生の思い出になるでしょう。



昨日くらいから、ニッポンのフクシマダイイチの事故で漏れた放射能が、そろそろこちらに届き始めたらしいです。
その量は、健康に被害を催すものではまったくないから、不安のあまりヨードを摂取したりしないように、その方が有害である、とニュースでさかんに言っていました。
夜のニュースでは、専門家を呼んで、そこのあたりを確認していました。
「大丈夫と言われても果たしてどこまで信じていいのか、みな不安に思っている」というニュースのプレゼンテイターに、「大丈夫」と太鼓判を押し、さらには、「チェルノブイリのときにはどうしてそういう解説がなかったのか」という質問には、「当時は解説をしてくれとの要請もなかった」との返事でした。



昨日はブリュッセルに就活のため行ってきました。
就職を斡旋する機関を訪ねたわけですが、もう50過ぎだし、年齢がネックか、と思いきや、それはそんなに気にしなくてよい、と、で、何がネックかというと、長いことフリーでやってきて企業で雇用という形で働いたほとんど経験がないことと、それと、英語がへたくそなこと、でした。

話そうとしても、もう脳みそがフランス語・スペイン語に固まっていて、英語が出てこないんです。
今日から英語の訓練するしかありませんね・・・。(泣)