ここんとこ、タイトルどおりの日々です。
前回から2週間くらい過ぎたので、更新。
あまり寒くない日々ですが、それも明日まで、土曜日から気温が低くなり始め、予報では、来週になると最低気温が氷点下になるところもあるらしい。
冬も目の前です。
先週の金曜日、友人との月に1回のランチでした。
彼女の職場であるビルと一番近いというメリットのあるゴルフ場のレストラン。
食事の内容自体は、おもしろくもなんともないのであるけれど、Hippodrome (競馬場)と呼ばれるところにあります。
そう呼ばれるのは、ここが昔の競馬場だから。↓ 当時。

こういう ↓ 建物が残っていて、
(といっても、けっこう痛んでたのを、ここ10~15年くらいで修復した)

↑ の裏に回ると、花屋さんとか焼き物教室とかいろいろ・・・

この競馬場が作られたのが1875年、その頃は裕福な人たちの遊びの場だったんだろうなあ、などと思いをめぐらしたのである。
当時の走路は散歩できるようになっている。
ついでにちょっと調べてみたら、古代ギリシャ・ローマでは盛んで、中世には廃れたのが近代になってまた盛んになったと書いてあった。
ルイ14世やイギリスのチャールズ2世は好きだったみたい。
一昨日は第1次大戦の終戦記念日でした。
つい最近、この戦争での兵士の骨が発見され、セレモニーが行われました。
115年も埋もれたままだったんですよね...。
FB上で「西部戦線異状なし」の動画を見たので貼り付けておく。
ずっと王立美術館に行きたかったんだけど、友の会の会員証が届くはずなのに届かない、前の会員証が期限切れだというのに…、というわけで問い合わせたら、送ったはずだけど再送します、とのことで、数日前にようやく届いた。
今どき郵便も週に2回しか配達されないし、「届きませーん」と訴えるタイミングも難かしい…。
で、昨日行ってきた。
工事中で美術館前に止まるトラムじゃ行けないので、バスで王宮の近くまで行き歩いたのであるが、王宮前に騎馬隊がいたのであります。

何だろ、と思い、近くにいたポリスに
「これ、何かの練習?」
と聞いたら、
「練習じゃないよ。あなたが来たから迎えるためよ。」
などと冗談を…。笑
(だいたいいつもポリスはこんな感じなんだけど、先日のデモの際のポリスは怖かった。)
で、教えてもらったのが、新しい大使が着任するとき王様にご挨拶に行くわけで、そのときは騎馬隊が迎え見送るのがしきたりなんだ、とのことでした。
この日は米国、サウジアラビアなど、4か国の大使が挨拶に来る日で、私が通りがかったときは米国大使が王宮にいました。
ミーハーなので、そういうことなら米国大使が王宮から出るところまで見て行こうかな、と思った。
10分ほど待ったけど出てこない。
ミーハーだけど忍耐力ゼロなので、やーめた、と思ったところで騎馬隊に動きが!笑
おお、と思い更に待つミーハーバーサン。
騎馬隊が王宮の庭に入り

王宮から大使が出てきて車に乗り込み

前後を騎馬隊に護られつつ去っていきました。
初めて見たので、おもしろかったです。
で、ようやく美術館へ。
今回は、いつもはちょいと眺めて通り過ぎるだけだったイタリア・バロックをじっくり観てきました。
タマゴから生まれた4人、どの子が誰かわかるようになってるのかな?
一番左がトロイのヘレン? 右の二人が双子ちゃんか?
ということは、頭隠して尻隠さずの子がキュルタイムネストラ?

キュルタイムネストラ、調べたらこんなに美しく成長しているではありませんか。笑
John Collier
Clytemnestra after the Murder 1882

ジュゼッペ・ガエタノ・リゲッティが、サン・ルイ、ヨセフ、アッシジの聖フランシスコ、聖アウグスチヌスによって聖母に紹介されているところ。

おいおい、聖人に囲まれすぎだろ!と思ってしまったので、このジュゼッペさんって誰?と思い調べたのだが何もヒットせず。残念。
作者はこの人
Domenico Fetti のメランコリーのコピー(だと思う)
ちょっと調べてみると、いろんなヴァージョンがあっておもしろい。
ヴェネチア版は背景青空だし、ルーヴル版は曇り、などなど。

天使に癒される聖セバスティアン
ファンタジー・アニメの中で「ヒール!」と癒されるシーンを思い出したのであった。
この聖人はペストから我々を守ってくれるし、弓ギルドの守護聖人でもある。
Giulio Cesare Procaccini

それにしても、バロック作品ってお腹いっぱいになるわ…。
で、初期フランダースへ。
ローベール・カンパン

右の天使がかわいい。

ロヒール・ヴァン・デル・ワイデンのアトリエで描かれた、アレサンドロ・スフォルツァのいる磔刑図

やっぱり聖人だらけ。
閉じると聖ジェロームと聖ジョルジュもいる。
アレッサンドロ・スフォルツァってコンドッティエーレだったそうな。
私、傭兵ってあまり好きじゃないんだけど、今の時代の傭兵と、中世の傭兵って、かなり違うのかもしれないなあ…、と思った。
Catharina van Hemessen によるポートレート
この画家、ネーデルランドで名前のわかる最初の女性画家

更に進もうとしたのだが、もうすぐ始まる展示の準備中で通り抜けられず、後戻りして反対周りすることもできたのだけど、ま、今日はこれくらいでいいか、と、その日は帰ることにしたのであった。

帰路はルイーズまで歩こうと、途中サブロンに立ち寄ったら、映画の撮影中。
私の目的の服屋には寄れたけど、さらに進みたい人は遠回りしてね、とのことでした。
監督は誰か、作品名は何か、ちゃんと聞いたのだけど、思い出せない…。

その他、SNS上で見かけたものなど。
Finnish Lady Clock from Ostrobothnia, Finland.
Made in the early 1800's.

いいな、と思った。
Andrea del Sarto (1486 - 1530)
Head of Saint John the Baptist, c. 1523
Black chalk on paper laid down on panel
33 x 23.1 cm
National Gallery of Art Washington

なんか、すごいな、と思った。
Jean Marais, Maurice Béjart et Jorge Donn sur la digue d'Ostende, en 1972.
Réunis en Belgique pour un spectacle d'hommage à Jean Cocteau, au Cirque Royal à Bruxelles.

メモ、おわり。


































































