銀行の危機


もともとはジェネラル・ド・バンクとCGRという二つの銀行だったのが、いろんな銀行が合併するのが相次いだあの頃、やっぱり合併してフォルティス・バンクという銀行になったんですが、ここのところもう持ちこたえられない危機におちいり、たいへんな騒ぎに・・・、結局ベネルクス3国の政府がそれぞれ参入することで救われたようです。

http://www.lesoir.be/actualite/economie/pub-internet-ed-n-c-page-n-c-2008-09-28-643565.shtml

放っておいたらとんでもない金融恐慌におちいるでしょうから、おそらくこういう形で落ち着くだろうなあ、と、私は予測していたんで悠々たるモノでしたが(ノーテンキの強さは計り知れませんね・笑)、クマはパニクッておりました。

いずれにしろ、ウィークエンドにパニックに陥ったって、何もできないのに・・・。

それにしても、フォルティス・バンクというのは、たとえばナガサキの人間にとっては18銀行みたいな(ローカルすぎてかえってわかりにくい喩え!?)、あってあたりまえのお財布代わりの銀行なんです。

わたしは経済のしくみなどチンプンカンプンなので、ちっとも何が何だかわかりませんが、世界は「問題」をこのまま先送りしていたら、きっととんでもないことになるんでしょう。

アメリカが戦争やめてくれたら、それだけでもずいぶん違ってくるような気がするんだけど・・・。


ちょっと前に日記に書いたとおり、ブリュッセル自由大学に住み着いている不法移民の人たちを撤去しようという動きに、その不法移民の人たちはハンガーストライキで抗議をしています。
だって、それ以外に抗議の術がないんですよね。
彼らは何も持たないから。
それで、ひとりふたりと亡くなっていってます。
「死んでくれ」ということなんでしょう・・・。
長女も参加したマニフェスタシオンでは、参加者は静かに行進しただけ、大学から証券取引所まで歩いたんだそうですが、そこでは警察がタンクでもって警備にあたり、放水されたそうです。
そういうところはニュースでは映りませんでしたが・・・。

長女くんとそういう話をしたりすると、今ゆっくり読んでいる「無能力批評」の内容が、ものすごくリアルなものとして感じられます。




今朝はすごい霧、映画エクソシストのテーマ音楽が聞こえてきそうなくらいの真っ暗闇でした。
霧の日は普通晴天なんだけど、どうなるかな?

ずっとよいお天気が続いていましたが、明日は暴風雨らしい。
晴れオンナのマイミクさん、ベネルクスの旅行を終え、ニッポンに戻られるからでしょう、永住して欲しい・・・。