昨日話したこと

デプレッションによる拒食症で、もうあとちょっとで死ぬ、というとこまでいった3女クンは、そういうことがったことすらウソのように、とても元気にしています。

今思い起こすと、本当に死ぬところだったよねえ、とゾッとしますが、その真っ只中にいるときは、そのような恐怖より、早くこの状況から解放されたい、という思いばかりで、「死」を恐れるという気分とは全然違いました。

そして、しみじみ、「よかったねえ」という話になり、彼女曰く、「もしあの時あのまま死んでいたら、その後知り合った友達や、その後起きた出来事や、その後考えたことは、全部存在しないんだもんね。生きていて、よかった。」と。
問題の最中にいるときは、生きてさえいれば解決するときが来る、と信じていくしかないね、とも。

そして彼女が、「ま、なんだかんだ、辛いとか苦しい、とか言っても、その問題はわたし個人のものだから、わたしが、直そう、と決めさえすればどうにかなるものだけど、たとえばパレスチナの人たちの苦しみなんて、そういうレベルじゃないから、それを思えば、なんでもない問題だったね。」とも言ってました。

ほんの少しは、世界の人々のメンタリティーなども進歩していると思うよ、だから時間はかかっても、いつかよくなる時がくると、それを信じるしかないね、と言ったらば、「でも、今苦しんでいる人で、苦しみしかない人たちのことを思うと、いくらあと100年か200年したらましになるって言われても、救われない気持ちになるよね」とも・・・。

ほんとうにそのとおりだよなあ・・・。