フランス語講座のこと

早いもので、2009年9月ー2010年6月の学校の年度もそろそろおしまいです。
私が勉強しているフランス語講座のレベルは中級にあたり、ベルギーの仏語圏ではこれ以上レベルの高いクラスは存在しないそうです。
初級を過ぎると人数が大幅に減るという現実の前に、これまで実現したことがないのだそう。
私が今年度受講しているUF5とUF6も、実は初めての試みでした。

さて、この次の段階UF7ですが、これは総合能力を見る中級締めくくりにあたるもので、例えばオランダ語スペイン語といった他の言語の授業では、20ページとか25ページとかの文章を仕上げなければならないのだそうです。
外国人を対象にしたフランス語UF7以上の授業が開講されるか、まだわからない状態でいたのが、つい最近校長先生の決断で、実行されることとなりました。

でも、このUF7は、今のような毎週2回学校にでて授業を受けるような形では行われないので、9月からは上級にあたるUF8がスタートします。
そして、それに先立って、今からヴァカンスに突入するまでに、UF7の仕事を完成させないといけません。

それで今日土曜日の午前中、現在UF6を受講している学生たちが全員集まり、UF7に関するインストラクションを受けてきました。

いくつか用意されたテーマ別の20ページほどの雑誌から、ひとりひとりが自分の興味に合ったものを選び、そこに掲載されている7つの記事を、1・全部読んで理解し、2・レジュメを書き、3・それに関する自分の意見を書いて提出、後日ひとりひとり4・試験官の前で発表し、5・質問に答える、というプロセスをクリアしないといけません。

ま、例によって、学校は学生を必要としているので、よほどむちゃくちゃなことでない限り、落とされることはないでしょうが、さすがにだんだんそれなりの内容になってきたんで、なんだか気がぴりりと引き締まります。

UF6の試験は6月22日です。
UF7の文章の提出の締め切りは6月25日、口答試験は6月29日と決まりました。

今やっている授業は、分析と文法が主なんですが、わたしは他の子達に比べると、話すのはへたくそでも、ニッポンでこういう訓練を英語だ何だと積んでいるおかげで、理解するのに苦労はないのです。
ニッポンでの英語教育が、ちっとも実際の会話に役立たないとよく批判を聞きましたが、少なくとも今私がやっている勉強には、むちゃくちゃ役だっているので、なかなかおもしろいと思います。