エミールが言ったこと

先週は1週間カーニヴァル休暇だったので、昨日2週間ぶりにBD教室に行ってきました。

17時から始まるんですが、学校の食堂にひとりまたひとりとゆっくりみんなが集まり、自動販売機の50セントのコーヒーを飲みながら待っていると、先生のフィリップが最後に来ます。
それからまだ少しみんなでおしゃべりをして、17時半頃教室に入る、という習慣。

私は自家用車がなくてバスで動くし、バスの本数が少ないので時間を選べず、いつも食堂到着一番乗り。
昨日は2番目に到着したのはエミールでした。
彼はクラスの中で一番年長で、仕事を定年退職した後、老後の楽しみという感じで美術学校にやってきます。
ま、私もそうだけど・・・。(笑)

エミールの第一声が、「家族とか友人とか、大丈夫?」
私は西日本が故郷だから、と答えつつも心配を表わすと、彼も同様に心配していて、そして言ったことが、
チェルノブイリのときは、ソ連という国があまりにも自分たちとは違うという印象があったし、スリーマイルの事故のときも、ああ、また米国が・・・、という感じで、それぞれが我々には他人事という気分だったけど、今度のニッポンの原発の問題は、自分たちのことだとみんな感じている」
と。