北は右へ、南は左へ(といいながらも、大勝したのは経済リベラルのMR)、エコロ完敗、フランダースのMRにあたるOVLDは完敗(これまでの首相の党、結果に彼は涙してました)・・・などなど。
一党で過半数を占める政党はないので、どういう風に組んで組閣するかが問題なんだけど、連邦政府のトップの党がNV-A、そこの党首が中心になって決めることになった。
今杉並区長の岸本聡子さんが、まだルーヴァンにいらっしゃたころ、NV-Aのことを「自民党みたい」とどこかで書かれていましたが、まさしくそういうイメージ。
少なくともベルギーは法治国家なので、ニッポンみたいなことにはならないはずですけどね。
この党の党首が首相になるかもしれないかと思うと・・・ああ、憂鬱になる。
とはいえ、極右のヴラームスブラングが第一党になるのだけは避けられた。
まさかN-VAが勝ってホッとするときがやってくるなんて、悲しい。
南の方はMRが一番で、でも過半数じゃないのでどこかと組まないといけない。
極左が3番目につきましたが、MRは速攻で、2番目についたアンガジェ(昔のキリスト教民主党)とくっつくことを表明。
このふたつ、前者は経済リベラルで、後者は医療や社会保障の充実などを中心においているので相容れないところもいっぱいありそうだけど、極左のPTBよりはまだマシと思ったのではないかな。
ブリュッセルはブリュッセルでまた別の様相だし、ああ、もう結果と今後をよく見ようという気力も、今の時点ではバーサンにはわいてこない。
EUに関しては私が入れたところ大勝。
お隣のフランスもタイヘンっぽいですよね。
ドイツも…。
このあっちこっちの右傾化について、「一度極右政党が力をもてば、それでは問題が解決しないとわかるのでは」という意見もあります。
(今は知りませんが、宮台さんもよくそういうようなことを言っておられたような・・・。加速主義、でしたっけ?)
でもそれって、安全圏にいる人の言葉ですよね。
ま、いろんなことがもっとはっきりしたら、ちゃんと脳内を落ち着かせてみることにする。
いっぽう、ガザでは子供たちが、あまりのストレスに心臓まひで亡くなってるという話もある。
なんでこういうことがまかり通るのか…。
こういう状況で私が思い出すのが、いつも、映画「ミッション」です。
さて、フランソワーズ・アルディが亡くなりました。
ニュースもSNS上もその話題がいっぱいです。
息子のトマ・デュトロンがFB上に maman est partie ... とアップしてました。
かわいくてかっこいいし、頭もよい、というイメージがわたしにもある。
気力も時間もないので、これを貼って今日はオシマイ。
Dora Maar
Photo by Man Ray