再びストリートアート巡りに参加したことなど

あと2週間もすれば夏至ですね。

22時30分頃まで暗くならないくらい日は長いですが、天気が悪いうえに最高気温も20度を超えることがほとんどない…。

いきなり暑くなったりするのかな?

ずっと肌寒いままなのかな?

どっちもイヤだな…。

 

 

しばらく前にブリュッセル市からストリートアートをガイドとともに巡る無料ツアーの招待状が届いたので、またまた「もうその頃は仕事も入れてないし…」と参加を申し込んでおきました。

そのツアーが日曜日だった。

幸い、この日は雨に降られずにすみました。

去年も参加しましたが、違うガイドだと説明も違うし、グラフィティやアートも増えたかもしれないし、と思ったのが参加理由。

 

去年のメモ

shohoji.hatenablog.com

 

ストリートアートとグラフィティ、重なる部分も多いけど違いもあって、前者はアカデミーでアートの教育を受けていること、後者はそうじゃない、みたいな。

今回のガイドさんはフランクさん、彼が両者の違いとして、その原則の違い、前者は「表現の自由」を目的にしているのに対し、後者は「所有の否定」を目的にしているのだと説明されたのが興味深かったです。

 

 

去年も見たけど、このふたつ。

 

グラフィティ

 

サー、イエス・サー という作品。Sir  ではなく Soeur (=仏語でSister)というのがポイント。

 

グラフィティストからも一目置かれるBONOMの作品。

去年も貼ったフォト

そして、これも彼の作品だった。

今回見た中で一番でかいかも。

www.francetvinfo.fr

nl.wikipedia.org

 

私のお気に入りのふたつ。

これ ↑ ちっちゃなお人形をあちこちにこっそり置くスペイン人アーティストのもの。

10年以上前に置いたのが15個で、そのうちのひとつ。

この時のものはまだ全部その場所に残ってるそうだけど、最近置いた5個は全部なくなったそうな。

 

去年も見た。

剥げ始めてたわ。

去年のガイドさんはスペイン人アーティストだと言ったけど、今回はハンガリー人だと言ったのよね。

どっちでもいいけど、どっちかな?

 

リエージュホモフォビアに無残にも殺された男の子。

この子のお父さん、ムスリムなんだけど、この子の死以来「ホモフォビアの被害者は皆自分の子である」と活動されている。

 

これが最後に見た作品

キューバへのオマージュ。

 

 

コクトーの Le livre blanc

ものすごく欲しいが、もう本は増やさないと決めているので、グッと我慢。

代わりにこれを貼っておく。

newsletters.artips.fr

 

 

最近ずっと天気悪いからね。

これ ↓ FB上で見かけて笑った。

「夏を感じる、雨がそれほど冷たくない...」って。

 

 

グランプラス。

市が開かれていたのは、もっと昔のことかと思ってた。

1937 Le "grüete mèt" , terme moins connu parce que souvent remplacé par de "grüete ploch ",n'est autre que l'appellation de la Grand'Place de Bruxelles. Il ne faut pas oublier que jusqu'en 1959 ,celle-ci fut le plus grand marché non couvert de la capitale et qu'y tinrent place également le "vreugemèt "(marché matinal aux fruits et légumes.) 

 

 

数日前の出来事。

選挙前ということで、あっちでもこっちでもライバル候補者同士の討論が催され放送されているんだけど、その中でMR(中道右、経済リベラル)とPTB(極左)が対峙した時、公共の職務に当たるムスリムの女性のスカーフを禁止するというMRに、それを英国の例を挙げて否定するPTB。

で、MRの人が、「あなたがベルギーにとどまる義務はない(気に入らないなら祖国へ帰れ)」と言っちゃった。

左派がみんなしてこれを攻撃、謝罪を求めた。

www.rtbf.be

言った本人も党も謝罪ではなく反論。

Pierre-Yves Jeholet se défend également d’avoir attaqué personnellement le député PTB : "La Belgique est un pays accueillant, chaque citoyen, qu’il soit Belge ou étranger, y est respecté et doit bénéficier d’un respect égal quelles que soient ses convictions personnelles. Dans le même temps, le vivre ensemble repose aussi sur un socle commun de droits et d’obligations. Tel est l’unique sens de mon propos qui n’est nullement une attaque personnelle contre mon contradicteur. Toute autre interprétation relève de la mauvaise foi qui n’anime que ceux qui pensent avoir un intérêt politique à ne pas vouloir comprendre, et je le regrette profondément", explique le ministre président de la Fédération Wallonie-Bruxelles.

グーグルさんに頼って翻訳するなら、

≪ピエール=イヴ・ジェホレ氏も、PTB代理人を個人的に攻撃したことを否定し、「ベルギーは歓迎的な国であり、ベルギー人であろうと外国人であろうと、すべての国民は尊重されており、個人的な信念が何であれ、平等な尊重から恩恵を受けなければならない。同時​​に、共に生きることもまた重要である」と語った。これが私の発言の唯一の意味であり、政治的利益があると考えている人たちを理解したくないと思わせるだけの悪意ではありません。そして私はそれを深く後悔しています」とワロン・ブリュッセル連盟の大臣会長は説明する。≫

(↑ ジョホレでなくジョレが正しい。大臣会長ってのもヘンだけど、ま、これって訳しようなさそうだし仕方ない)

 

こんないい方したら攻撃されるのは仕方ないとは思うが、でも、多くの人が心の中では同じことを思っているんではなかろうか、とも思うのよね。

私自身、ベルギーのことをめちゃくちゃけなしニッポンを讃えるベルギー在ニッポン人(めったに会うことはないが、たまに存在する)に会うときは、「そんなに言うならニッポンに帰れば?」と思ったりしているので...。

 

 

 

先日スーパーで買い物をし帰宅途上、どこかの家からピアノを練習しているのが聞こえてきました。

そして、ああ懐かしい、と思っちゃった。

うちの3人娘は全員ピアノやヴァイオリンなど習ったので、いつもうちでは誰かが楽器を触っていたんですよねえ。

ひとりで暮らし始めてもう13年くらい経つし、そういう音を聞くのも初めてではないはずなのに、「懐かしい」なんて思うのは初めてで、自分のことながらその思いが興味深かったのである。

 

 

さて、最近のフォトでおもしろいし可愛いと思ったものを貼ってオシマイにしよう。

 

チビ太とそのパパの朝の体操。