投票してきた

投票してきた。

 

よいお天気で、よかったわ。

帰り路。

あれだけ悪天候が続いた後は、自分の影さえ嬉しいね。



 

「投票は義務です」と記された投票券。

 

結果はまた後日…。

 

 

金曜日は友人とランチ

 

彼女が選んだスターターはタコにオリーヴのコンフィチュール

見かけは美しかったが、彼女は「甘くて口に会わない」と残したのだった。

彼女が残すの、初めて見た。

私のスターターはビーフのタルタール。

おいしかった。

メインはふたりともイベリコ豚

やわらかくて、おいしかった。

 

 

FB上に知り合いがアップしていた記事で、吉田ルイ子さんが亡くなったことを知りました。

まだニッポンにいた若いころ、かっこいいなあ・・・とあこがれた方の一人。

彼女の本を読んでものすごく印象的だったので覚えているのが、同じ黒人同士なのにその肌の黒さの程度で(!)差別しあう、と書いてあったこと。

うおーーーーっと思ったんで忘れられない。

 

実はしばらく前に、ちょうどそれを思い出したことがありした。

うちの子たちの友人で、数か月前からブリュッセルに暮らすイタリア人の女の子がいます。

彼女は芸術史を学んだ子で、その専門がロシア美術史。

ずっとパリの画廊で仕事をしていたんだけど、ロシアのウクライナ侵攻の影響で画廊が閉じられることになり失職。

ロシア語もウクライナ語も堪能なので、ブリュッセルウクライナから逃れてきた人たちの手続きの際の通訳の職を得た。

で、戦火を逃れてきた人の手続きの手伝いをしながら、「すでに権利を得ている人たちが、まだ得ることができない人たちに同情するどころか、差別をすることにショックを受けた」と言ってたのです。

 

それを聞いたときに、吉田ルイ子の本で読んだことを思い出した次第。

 

ニンゲンって、これが本性なのかな?

余裕があるときに他人に対して思いやりを示すことはカンタンだけど、どんだけ追い詰められて余裕のない状況でも、なんとか理性と理想を持ちたいと思う、でも、超凡人の自分には果たして可能なのか…、だからこそ余裕のある社会に生きたいものだと考えつつ投票してきたのであった。

 

上述の彼女の話でもうひとつ、同僚のロシア人青年は画廊が閉まったことでパリ在住を延長できず、徴兵されるかもしれないロシアに帰ったそうです。