今朝 おおおっと感動したこと

よいお天気です。

しばらく前から、毎日2分ずつと日が長くなるスピードが落ちました。

うちに射す日の角度も、毎日ものすごく変化してきました。

もうすぐ夏至ですねえ。

 

 

いつも朝起きてコーヒーを入れたら、PCをONにし、ラジオのニュースを聞きながら新聞をチェック、その後FBとTwitterを覗くのが日課です。

 

今朝Twitter上で、

>・・・・ダンカン・ジョーンズ監督が父親のデヴィッド・ボウイの事を「川遊びをしている時とか、部屋でだらっと寝そべっている時とか、ふとした折にもじつに美しい男だった」と呟いてて・・・・

という記事を見かけ、おおおおおっと心底感動してしまった。

ん、ん、そうだろうねえ、そうだろうねえ…、そう思い涙が出るほどだったんで、今日もこれはメモしておこうと思った次第。

 

その下に続くコメントも読んだのだけど、読みながら「そういえば…」と思い出したことがふたつ。

それもメモしておこうと思いました。

 

まず「美しい」という言葉について。

↑ のダンカン・ジョーンズの言葉は日本語で読んだものですが、おそらく英語ではbeautiful が使われていたと思われます。

どなたかが

beautifulという形容詞は日本語の「美しい」と直結ではなく、「立派」とか「非の打ち所がない」みたいな意味で使われていることもある

とコメントされていて、フランス語のbeau(母音で始まる男性名詞につくときは bel'、女性名詞につくときは belle) もそうだ、と思ったのです。

外観の美しさには joli という言葉を使う。

beau という言葉には外観のみでなく内面に対する評価が含まれていると初めて知った時、美男を bel'homme  そして美女のことは jolie femme としか聞いたことなかったんで、これってフェミニズムの視点から見てどうよ!と思ったのでした。

 

次に、子どもの言葉遣いについて。

上のジョーン・ダンカンは子供時代に父親を見てbeautiful だと感じた、ということだと思うんですが、それもけっこうすごいことだと思うわけです。

そして、「子供もきちんと正しく言語化するものだなあ」と昔感心したことを思い出しました。

以前フランス語(と限らないと思うが)に女性言葉はないと記しましたが、同様に子供言葉というものもありません。

主語や述語もちゃんとしている。

だから彼らと話すとき、こちらもきちんと正しく言語化しないといけない、対等な立場・思考で会話することが求められる、と思ってきました。

 

そういうことを思い出したわけです。

 

 

さて昨日、直前までドキドキだった仕事も無事クリア。

空港まで国鉄を使ったんですが、中央駅に到着して掲示板 ↓ を見ると、乗ろうと思っていた電車の遅延が記されていました。

私はいつもこういう事態に備え余裕の上に余裕を見て計画を立てるので、次に来る空港経由ライデン行きに乗れば全く問題ない、ムフフ、という感じでした。

いつも余裕を見すぎて異常に時間が余って笑われるんですけど、こういう時にハラハラするのが絶対にイヤだからしょうがない。

 

遅延していたのはモンス方面から来る電車、構内放送によると、線路上に人がいたため(!)とのこと。

後で ↑ のフォトを見て、さらに上に記してあるのもモンスから来るんだったんでしょう、自分のことしか考えていなかったのでその時は気づいていませんでしたが、どうも1時間近く遅れているようです。

記されているPは、混む時間滞に増やされる電車の記号、このトラブルで仕事に遅れた人たちがいっぱいいたはずです。

 

掲示板はブリュッセル公用語であるフランス語とオランダ語両方で記されます。

↑ のフォトではオランダ語です。

計ったことないけど、1分か2分毎に画面が変わります。

フランスから遊びに来た友人は、何回来てもこの掲示板「何が何やらわからない」と嘆いていました。笑

 

 

 

今朝見た美しいフォト。

Jean Dieuzaide (Français, 1921-2003), La petite fille au lapin, Nazaré, Portugal, 1954

 

この少女を見て、小さい頃TVで見たスペイン映画「マルセリーノ パンとぶどう酒」を思い出してしまった。

母や姉から、映画でマルセリーノを演じている少年はもう大人だ、と聞かされものすごく驚いたことを覚えています。

子どもって時間と空間に関する感覚が、大人のそれとは全く異なりますよね。

(って、私やうちの子どもたちだけだったり…)

 

今思いついて検索、マルセリーノ役の俳優さんが1948年生まれだと知り、えええ、私と10歳も違わないの?!とまたまた驚いてしまいました。

生きていたらもう100歳くらいかと思っていた…。

 

もっといっぱいあるんでしょうね、勝手に思い込んでいることって…。

 

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