時計の針を1時間戻した

時計の針を1時間戻しました。

今日から日暮れがさらに早くなるのね。

あと2か月したら日が長くなり始める…と考えることにする。

 

金曜日は友人と恒例、月に1回のランチ。

 

例によって先に着き、泡を飲みつつ窓の外を見ると、馬に乗ってパトロールするポリスがいました。

この辺では初めて見た。

って、月に一度この時間帯にしかやってこない場所だし、いつもいるのかもしれない。

スターターはタコ。

けっこうなボリュームで、これでかなりお腹が満たされてしまった。

メイン、友人はイタリアのソーゼージにラタトゥイユ、私はサーモンの半生焼き。

この日は就寝時間になってもお腹が空かなかった…。

 

 

昨日はひと月前くらいに申し込んでいた、ブリュッセルのストリート・アートをめぐる徒歩ツアーに参加。

無料です。

セコイ私はこういう無料イヴェントに敏感なのである。

 

10時30分にマロール地区にあるスケート・パークでスタート。

例によって早く着きすぎた私、恐れていたとおりトイレに行きたくなった。

ツアーは2時間半、これは最後までは持たない、そこらへんに開いているカフェでもあれば…とキョロキョロ周りを見てみると、教会の裏にユース・ホステルを発見。

おお、こんなところにホステルがあると初めて気づいたわ、なんて思いつつ建物前にいた若者二人に声をかけ、中に入れてもらい、レセプションのお兄さんに頼むと快く通してくれました。

助かった…。

建物の前にいたカップルはドイツからやってきた旅行客、かわいらしかった。

レセプションのお兄さんもかわいらしかった。

可愛い若者たちとの会話で始まるなんて、なかなか良い一日ではありませんか。笑

 

スケートパーク、少しずつ少年たちが集まり始めていました。

全然しらなかったんだけど、すぐ横に立つレンガの建物は老人ホーム。

少年たちと老人たちの交流もあるのだそうです。

 

 

ツアーのガイドはベンジャマン、背中を撮らせてもらった。

ストリート・アートとグラフィティ、定義がちゃんとあって、ストリート・アートにも見つかったら罰金刑になるものとそうでもないものがある。

後者はちゃんと市の後押しがあるわけなんだけど、この手のムーヴメントに公的な後押しがあるっての、なんだか本来の意味が変わってしまうのでは???なんて思ってたんですが、こういう ↓ フェミニストによる作品は、市の後押しがあって日中活動できるからなのだ、というのは、なるほど、と思わされました。

夜、誰もいない暗がりの活動、となると女性には難しくなるから、女性がものすごく少ない分野なわけです。

Wall of Truth というのはブリュッセル市の活動。

1991年に始まったBD作家の作品を描いたフレスコ、今はもう50作品くらいあちこちにあると思うんだけど、それに続く市のプロジェクトです。

 

違法の場合、1平方メートルにつき罰金500ユーロだそう。

そういうわけでずっとサインはできなかったんだけど、裁判で、現行犯でない限りそのサインの本人ではある証拠はない、という判決が出て以来、皆サインもいれるようになった。

 

グラフィティ

つい最近のグラフィティ

ユダヤポーランド人でフランスに逃れたファミリーの人だ、というブリュッセル在フランス人が、このものすごく傷んだ建物に暮らす人たちと共同で作った作品。

このアーティスト、ロープでぶら下がって大きな建物に描く人なんだけど、他にもひとりで描いたショッキングなものがいくつかあります。

この方の作品は、グラフィティへのアンチ、J'existe とか Je suis partout というロゴを入れて揶揄してる。

誰でもカンタンにステッカー作ったり、プリントアウトしたりできることであちこちにステッカーで「自分の存在」をアピールできるようになった、という面もあるのよねえ。おもしろい。

その世界では有名らしい、スペイン人のクワッツとかって人の作品。

ダチョウらしい。

グラフィティを消した跡。

ゴーストと呼ばれるらしい。

あちこちにゴースト。消すからそこだけキレイになるってのもおかしい。

マヌカンピス(小便小僧)の言葉遊びでマヌカンピース、世界平和の日にちなんで描かれたのだそう。

若き日のブルース・スプリングスティーン

徒歩ツアー中見かけたつまずきの石

耳の後ろから首にかけてハチドリの入れ墨をしたベンジャマンさん ↑。

 

メモはこのくらいにしておく。