ドイツ在の友人が数年ぶりにブリュッセルを訪れ、一緒にランチでも、と誘ってくれたので、昨日待ち合わせをして会いました。
冷たい日々が数日続きましたが、ここんところ少し気温は上昇。
昨日はとても良いお天気で、最高気温も18℃くらい。
少し風が冷たかったものの、とても心地よい日でありました。
火曜日は10時から12時まで大学で講義だったので、終了後大学前から旧市街まで行くバスにピョンと跳び乗りました。
待ち合わせ場所は聖カトリーヌ広場の教会前。
教会から歩いて10分くらい、運河を超えたモーレンベーク地区にある les uns et les autres という restaurant social で、とても安く食事ができるレストランです。
この ↓ サイトを覗いてもらえばフォトやビデオがありますが、まさしくそのまんまでした。
les uns et les autres レザン・エ・レゾートル って、クロード・ルルーシュ監督の「愛と悲しみのボレロ」の原題と同じ、いろんなみんな、くらいの意味。
(そういえば、しばらく前、クロード・ルルーシュはベルギーのボクシング協会(?)から、金のグラブを受賞してました。↓ )
スターターとメインにデザートで、なんとたったの8.5ユーロ。
失業者や生活保護を受けている人、学生、低所得者、といった人なら、5ユーロか4ユーロで食事ができます。
4歳未満は無料、4~12歳は3ユーロ、12~17歳は5ユーロ。
飲み物は別料金ですが、お水はテーブルに置いてあるので無料。
昨日のランチは・・・
スターターがモッツアレラ
メインがチキンカレー
デザートがクリーム・ブリュレ (フォトを撮る前に食いついてしまったので少し欠けてますが…)
予約はできないレストランなので、座る場所あるかなあ…と思いつつ、でしたが、テラスもあるし内部も広々としていて、問題なくテーブルにつけました。
今思い出したこと追記・
このレストラン、ランチは日替わり。
金曜日は魚メニューだそうで、一番混むんだそうです。
で、流産しかかって長いこと入院したときのことを思い出した。
(次女がお腹にいるとき、父親がマラリアに倒れ死にそうになってタイヘンだったのである。父親回復後、今度は私が疲労で流産しかかった。)
病院も毎週1回だけ、肉か魚を選べる日があったんだった。
私は迷わず魚メニューを選んでましたが、4人部屋で魚を選ぶのは、私とモーリシャス人の人とふたりだけだったのである。
モーレンベークは移民の人が多いから魚の日に混むのかな?
それとも、この30年で純ベルギー人もお魚を好むようになったのかな?
食事は普通においしく、何より「いいな」と思ったのはお店の雰囲気でした。
働いている人たちがとても楽しそうだった。
建物自体はこんな天井で ↓ モトは何の建物だったんだろうと思って訊ねると、シガレットを作るところだったそうな。
モーレンベークは鉄道が初めて敷かれた際のブリュッセルの起点だったところだし、運河のポイントとしても重要だったところだし、それでタバコが運ばれて保管されるところがあったんだな、と思いました。
(イギリスに次いで世界で2番目に鉄道が敷かれたのが、ベルギーのブリュッセル‐メヘレン間です。 モーレンベークは移民の人がものすごく多いところですが、ここは運河のポイントとしても重要地点だったので、そこで働くためにもうずっと以前から人たくさん集まっていたわけです。)
というわけで、メモしておこうと思った次第。
モーレンベークは、パリやブリュッセルでのテロ事件で世界に名前を知られるようになったところ。
ここ ↓ で少し触れています。
ブリュッセルのテロ事件で学んだこと:私はベルギーに暮らしていることを嬉しく思う - ちびころおばァさん備忘録 (hatenablog.com)
今日のメモ、いろいろ - ちびころおばァさん備忘録 (hatenablog.com)
テロの後2年間くらい、仕事でずいぶん足を運んだところです。
久しぶりで、少し懐かしい気持ちになったことでした。
昨日初めて哲学の講義を受けました。
難しくてわけが分からないようならもう行かないかも…なんて心配していましたが、そんなこともなく、思考を触発されるものでけっこうおもしろかったです。
Aという言語をBという異なる言語に訳する際に、どうしても生まれるその距離を「リベルテ」と捉える、合致するものを既存のものから探すのではなく、合致するものを構築することが「翻訳」である。
そしてそこで、ユニヴァーサルな真理というものをどう捉えるか、みたいなお話でありました。
エモーションというものについても、ここんとこ考えていたことと似た考えを先生が話していたんで、うんうん、そうだよね、と嬉しくなってしまった。
昨日いただいた本。
FB上で見たフォト。おもしろい。