プヴォワールダシャ


昨日は、プヴォワールダシャ(pouvoir d'achat=購買力)低下に抗議するストが突然起こり、朝からバスも来ず、試験中だというのに子供たちは徒歩で学校へ出かけました。

ニュースによると、

http://www.lesoir.be/actualite/belgique/15-000-manifestants-pour-un-2008-06-10-604667.shtml

シャルルロワあたりからも労組の人々がモンス駅に集まり、総勢2万人のマニフェスタシオンだったとか。

快晴で暑かったので、カフェではビールががんがん売れ、それこそ「購買力」がアップしたことでしょう。

午後子供の学校に用事があったので出かけましたが、グラン・プラスはスト後リラックスする労組の人々で賑わってました。



今日は昨日の日記に記したように、午後放射線治療のマルカージュに出かけます。
我が家は自家用車を廃棄したので、不便な場所にある病院へ出かけるのに、健保組合が派遣するボランティアの方が迎えに来てくれることになっています。

医者に会ったら、昨日id:kuriyamakoujiさんからmixiで尋ねられた質問を、忘れないようにしないといけないわ。

怠け者おばさんとしては、要約するのがメンドウなので、昨日のmixiのコメント欄からコピペしてしまおう。



K・>放射線治療は、がん細胞を自殺する細胞へと変質させる働きをする、
これは知らなかった。他殺であって、その空白に正常細胞を埋めると思ったのです。
前からの疑問で日本の医師にも訊いたし、文献にもそう書いてあるのですが、放射線治療を行って成績もよく五年間以上、再燃しなかったのに、
再燃した場合、なぜ、そこの部位にもう一度放射線治療が出来ないのか、
それがどうしてもわからない。福岡伸一の「生物と無生物のあいだ」によると、細胞ってどんどん、入れ替わっているわけで、五年も経てば60兆個の細胞が総入れ替え?のはずだから、新しい細胞になっているはずでしょう。だから、過去の放射線のダメージはないはず。そうなら、理屈から言えば、すぐには無理だけど、5年以上経てばもう一度放射線治療って出来るはずではないか、そういうことを担当医にこの間、訊くべきだったのですが、あまりにも簡単に、「過去に放射線治療をやったのなら、もう出来ません」と言われたのです。
shohojiさんの担当医に訊いてください。放射線治療は一回のみなんでか、細胞が新しく入れ替わった時、もう一度放射線治療ってできないのかどうか?
まあ、細胞が総入れ替えってないかもしれないが、殆どの細胞は入れ替わると思うわけです。

S・はい、明日会いますから、聞いてみます。
秋にニッポンである方にいただいた、柳沢桂子さんの「生命の不思議」という本のよると、普通の細胞は、福岡さんがおっしゃるようにどんどん死んでいき「おかわりまくり」なわけですが、卵や精子をつくる生殖細胞のように盛んに分裂を続けなければいけない細胞には、染色体末端についている数珠玉テロメア(若い細胞にはたくさんあって長く、分裂を繰り返し老化していくとなくなっていく)を再生できるテロメラーゼという酵素があるんだそうですが、なんと、がん細胞にだけは、このテロメラーゼという酵素があるんだそうですよ。
おもしろいですよね。
何故がん細胞だけにはその酵素があるのか、そのへんはまだ謎だそうですが、つくづく「おもしろーい」と思ってしまいます。

K・がん細胞は無限に分裂するようになることは、僕なりに理解しているのです。
そのがん細胞を放射線が他殺したと思ったわけで、
リーグ入れ替えで正常細胞がその座を占めたわけで、
でも、どうやら、がん細胞を放射線で殺しても、
次に誕生する細胞はテロメラーゼを持ちやすいということかなぁ。
目に見えるがん細胞を殺しても、目に見えない、これから誕生する細胞を殺すことはできないわけだから、お手上げになるわけだ。
でも、新しい細胞であることは間違いないから、古い前の細胞を殺すわけはないから、放射線をもう一回使えると思うのに、使えないというわけ。
それが、わからない。





さて、その他、個人的メモ。

http://www2.asahi.com/special2/080609/TKY200806090216.html

http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php?mode=cal_view&no=20080611