いろいろ


なんだか集中力が激減しているような、今日この頃。

なのでいろんなことが、ボーっとしているわたしのそばを、ただ通り過ぎていくだけ、という感じであります。

ま、庭の仕事をしただけでも「よし」としておこうかな、とは思うものの、あまりいい気分ではありません。
それに、昨日と今日は雨と風の寒い日、1年の一番いい季節を、雨・風に邪魔されたくないものであります。


リベラシオンが、ベタンクール関係の記事をまとめていますね。

これ。

http://www.liberation.fr/actualite/monde/ingridbetancourt/liberation_ingrid_betancourt/

その中に、今回の救出作戦には、CIAとイスラエルも参加していた、という記事も。

http://www.liberation.fr/actualite/monde/ingridbetancourt/liberation_ingrid_betancourt/336663.FR.php

ル・スワールは、今後ベタンクールがチャベスとウリベの間に入って、友好関係を築くためのミッションを負うようなことが記されています。
ベタンクール、チャベスに「あなたが大好きです」とメッセージを送ったそうな。
人質に関するプロセスに関わった、エクアドルのコレア大統領と会うことも望んでいると。

http://www.lesoir.be/actualite/monde/betancourt-propose-une-2008-07-07-614161.shtml


ニッポンは、洞爺湖サミットの機会に希望していたサルコとの会見、フラレたようですね。

http://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY200807080110.html

シラク前大統領のニッポン好きはとても有名で、特に相撲への思い入れは半端じゃなかったようですね。
しばらく前にニュース番組でそういう話をしていたのを聞きましたが、もし若がえって何かのスポーツに打ち込むとしたら何を?という問いに、迷わず「相撲取り」と答えていたそうです。
おもしろい人だなあ、と思います。
ニッポンを訪ねること50数回だそうだし。
ここまでくると、なんで????と興味津々ですね。


宮内勝典さんの海亀日記に、

http://pws.prserv.net/umigame/

サミット開催中のG8各国首脳に対して出された、モルディヴ共和国の声明が紹介されていたので貼り付けます。

モルディヴ共和国の声明

洞爺湖サミットで主要国首脳が討議を重ねているさなかにも、インド洋の低海抜小島嶼国に暮らす私たちは、気候変動の現実の脅威に直面しています。事態は切迫しており、一刻の猶予も許しません。海面上昇が何を意味するのか、私たちは承知しています。メディアが「極端な異常気象が発生」と報じるとき、それは私たちにとって多くの場合、現実に起きている悲劇――生命と生活の喪失――であり、「ニュース」ではありません。気候変動による影響を一番ひどくこうむるのは私たちです。それゆえ、従来のエネルギー需給のあり方から、自然エネルギーとエネルギー効率向上を主柱とする“エネルギー革命”へと舵を取り直す必要性をだれよりも分かっています。」

「私たちはG8各国がその責任を果たすことを期待しています。なぜなら、今日の大気中に存在する温室効果ガスの80%以上は、これらの国々が排出してきたものだからです。G8各国が行動すること、それも果断に行動することが、地球の未来を決定づけるでしょう。G8各国は(工業化前から)世界の平均気温の上昇を2℃未満に、それも可能な限り低く抑えることを約束しなければなりません。そして温室効果ガス排出を2020年までに少なくとも30%削減するよう、先進国を導かなければなりません。」

「私たちにとって、これは単に数字の問題ではなく、文字どおり死活問題なのです。国連は、2009年にコペンハーゲンで開催される気候変動枠組条約締約国会議において、この惑星を救う行動計画を出すことをめざしています。危険な気候変動から地球を守るのは急務であり、ぐずぐずしている余裕は残されていないのです。世界は洞爺湖サミットを注目しています。気候変動の影響に、日々、身をさらしている私たちは、G8各国が揺るぎない行動をただちにとることを期待しています。 」



先週は、水曜日から金曜日までの3日間、病院の送り迎えがいつものヴォランティアの運転手さんじゃなかったのです。
ジェルトルードという68歳の女性、ずっと最後まで彼女が運転してくれるということだったし、火曜日に分かれた時点では「また明日」と言っていたので、どうしたことか、と思っていたのです。
この月曜日には、また彼女が来てくれたので、病気でもされたかとシンパイしていましたよ、と言うと、なんと、わたしを送ってくれた火曜日に、孫の父親が自殺、お葬式だなんだと大変な騒ぎで、サーヴィスの役割をキャンセルしたのだ、ということでした。

「孫の父親」という表現が、いかにもベルギーなのだけど、ふたりいる娘さんの上の人、今マダガスカルに暮らしているのですが、彼女の息子の父親が亡くなったわけです。
同居していた女性とのトラブルやらで、ずっと悩んでいたそうですが、この女性との別れ話がこじれ、裁判沙汰になった上に、火曜日の昼、その裁判で徹底的に負かされたのが直接の原因だったらしい・・・。

「孫」は男の子で18歳のリセ3年生、フランスのクレールモン・フェランに一人暮らししていて、タイヘンなショックを受けつつベルギーに戻ったらしい。

母親であるジェルトルードの娘は息子のことに無頓着だそうで、大好きだった父親にまで置き去りにされたと、この孫息子、「これからどうすればいいのか」と、途方に暮れていると。

マチューのことを思い出しましたよ。

ひとりぼっちの若者の、なんと多いことか・・・。


しばらく前には、長女のボーイフレンドの知り合いが、殺人容疑で逮捕される、ということが起こりました。

夏になると、いろんなところで音楽フェスティヴァルが行われます。
若者と限らずたくさんの人が、キャンプしながら数日間に渡って楽しむわけですが、そういう中で、20歳の女の子がフェスティヴァル会場の一角の崖下で、死体で見つかったんです。
崖上に彼女が身につけていたパンタロンが見つかるなど、強姦しようとしたのち崖から突き落としたか、などと推測されている間に、容疑者はすぐ捕まったんですね。
その亡くなった女の子が最後に一緒にいた男の子達のグループにポリスが尋問しているとき、ひとりだけまともに顔も上げられない子がいて、その子が「容疑者」。

亡くなった子には何も話はできませんが、男の子の話では、彼がコンドームをしていなかったから彼女が最終的に拒否し、逃げようとして近くの崖から落っこちた、と。
助けようとしたけれど、間に合わなかったと・・・。

そこまではニュースでクマが知って、例によって我が娘たちと姿が重なり恐怖に震えていたわけですが、ブリュッセルから帰ってきた長女の話から、その容疑者の子が彼女のボーイフレンドと同じ土地の子で、小学・中学と同じ学校で、彼女も、ブリュッセルにあるデザイン学校に通うその子と、トラムなどで何回か会い、言葉を交わしたことがあるというんで、事件がますますリアリティを帯びてきたわけです。

そういう会場では、酔っ払うことも多いので、そこに存在する崖になんのセキュリティも施されていなかった、というのも問題でしょうね。

いずれにしろ、亡くなった子は二度と生き返らないから、彼女の家族はたまらないおもいでしょうし、死なせた男の子は、一生その事実と一緒に生きていかなければならない。

生きている者には、不可逆なできごとは、それを抱えていく以外ないのでしょうが・・・。