毎日、雨。
日がどんどん短くなる。
9月も半ばを過ぎてから、個人的にダラダラのリズムを変えようとスィッチを切り替え気合を入れたつもりが、膝のケガで水を差されてしまったし…。
そういうこと全部が重なっているからか、珍しく憂鬱な気分です。
ケガの後数日間は、ショックのあまりアドレナリンが分泌されていたのか、それなりに元気だったんだけど、月曜日にオルトぺディストを訪ねた後くらいから、毎日時間を決めてやっていた「お勉強」の気力も湧かなくなってしまった。
コロナ禍の中、私はうちに籠るの好きだし、なんてお気楽なことを言ってましたが、ケガをして籠らざるを得ない状況になると、こんな風にいっぺんに気落ちするものなのね。
ましてや籠ることが苦痛な人たちや、他の要因でいろんなことを強いられている人たちは、はじめからこんな風に気落ちしてたんだろうな、と、今さらのように自分のノーテンキぶりが恥ずかしくなります。
医者の診断は、大学のメディカルセンターの医者と同様、十字靭帯の損傷、であります。
今週の木曜日にMRI検査の予約を入れました。
その検査結果を待って、またオルトぺディストのところに行ってきます。
昨日は仏語の歴史2回目の講義でしたが、やはりムリして出かけて悪化したらよくないし、パス。仕方ない。
いっぽうNetIDがようやくもらえたので、午後の比較芸術史の講義は、うちでオンラインで聴講できました。
これは嬉しかった。
長女のインフォどおり、なかなかの内容です。
聴き逃した講義も、録画されているので視聴できます!
しかし、オンラインで聴くことができるに至るまでも、大学からの情報不足でひどい目に遭いました。
NetIDをもらえたことで、ようやく自分のページができたのですが、オンラインで講義を聴くには、さらにMicrosoftのTeamsをダウンロードして開かないといけません。
ところが、大学からもらった私のメルアドではそれができない。
Microsft365を持っていないからできないのか?それをまず購入しないといけないのか?と思いましたが、子どもたちが、このシチュエーションなら無料でスタートできるはず、絶対早まって買うな、と。
買ったのに使えない、となるともっと最悪なので、せっかちな私がグッと忍耐、まず原因探しです。
長女の仲良しのひとりで、大学に戻りこの春ドクターを取った子が、きっと最近のことに詳しいはずだと思い訊ねたところ、原因がメルアドにあることが判明。
メルアドのアットマークの後ろの ulb.ac.be の ac があると対応しないので、ac 抜きのアドレスをゲットしないといけないとのこと。
これはもう2019年からの事実だそうで、そんならなぜ最初からそういうアドレスを私のような新入生にくれないのか?
よけい自分たちの仕事が増えるだけじゃないか、バ●じゃないか、とムカつきます。
さっそくその旨大学にメールすると、翌朝さっそく返信。(早い返信は褒めてつかわそう 笑)
そしたら、Microsftのアプリをアクティヴェートするためのac抜きのメルアドとパスワードは、私の大学のページのメールボックスにずっと前に送ってるからそれを見よ、とのこと。
でもね、このボックスはOutlookなんです。
だから当然ながら、これもac抜きでないと開くことができないんですよ!!!
そう訴えたら、ようやく私のプライヴェートなメールボックスにMicrosftのアプリをアクティヴェートするためのメールを送り直してくれ、ようやくTeamsをゲットすることができました。
心で再び、バ●じゃないか、と思いつつもそんな失礼なことは言えませんから、「ここまで手間がかかるのは私が愚かだからかと気落ちしてきました。楽しみにしていた講義が聴けないのがとても悲しい」と、かわいそうなオバサンに徹しての訴えでありましたよ。むふふふ (悪魔の笑い)
もう・・・ほんとに疲れたあああああ!
さて、フランダースの極右政党が騒いだりしてたので、どうなるかしら、と心配した新政府、予定通りに10月1日にスタート。
首相はフランダースのOpenVLDのアレクサンダー・ドゥ・クロー 44歳。
7党から成る連立政権は、女性・男性半々で、トランスあり、移民の人あり、緑の党あり、と、悪くないんでないかい?というメンバーです。
OpenVLDは、フランダースではナショナリストのNVA、極右政党のVBに続く第3政党なんですが、フランダースから出したのはそれなりの配慮かと思います。
王宮でおこなわれた王様への宣誓は、全員がオランダ語とフランス語と両方で行ないました。
これも過去にはなかったことらしい。
フランダースの第1党であるNVAを除外するとなると問題になるかも、というのはあるものの、私もちょっと以前書いたように、マラケシュで行われた国連の難民問題に関する協定に署名するようなことがあれば連立政権を降りる、なんてお行儀の悪いことしましたしね。(下に貼り付けた過去記事のとおりです)
今回も、まとまりそうになるとMRを攻撃するなど、政権発足を阻んできた元凶でもある。
だいたい、彼らの目的はベルギーの分断なので、きっとうまくいかなければいかないほど嬉しいんでしょう。
9月30日には、予定通りにコラプソロジーの歴史的背景に関する王立アカデミーのオンラインの講義を聴講しました。こちらはZoom。
パリの自宅から発信された講義で、まだ若い先生のちっちゃなお子さんがちょいと登場しました。
(そういえば大学の講義では、ネコちゃんがちょいと登場 笑)
コラプソロジーという言葉自体はほとんど登場せず、effondrement (崩れること)という言葉がずっと使われ、このコンセプトが登場したのは18世紀末だそうです。
やはり欧州の「植民地政策」に端を発している。
それまでは「善いこと」をしているつもりだったのが、開発されいく植民地において自然破壊による災害が起こり始めたことで、「善いこと」ではなくなり始めたこと。
さらに、軍事的な発想、敵国にeffondrementをもたらすことが目的になったり…。
わずか2時間足らずの講義でしたから、コラプソロジーの現在については話が及ぶに至りませんでしたが。
アルゼンチンのマンガ家キノが亡くなりましたね。
バンソーコー、魂に貼るにはどうしたらいいの?と訊ねるマファルダを、スペイン語圏の友人がFBにアップしてました。
方言が懐かしくて、思わずクスッと笑っちゃった博多弁の「好いとっと」。
訳します、の約束をしたものがいくつか残っているけど、今日はこれでオシマイ。
おっと、この記事、おもしろかったので貼ろうと思っていて忘れてた。