今日のメモ

今日はEUサミット。

今朝8時からEUあたりは交通規制がスタート、ロンドンに次いでパリを訪ねていたゼレンスキーは、マクロンと一緒にブリュッセル入りするそうです。

 

 

今週火曜日から、また気温が下がり冷たくなりましたが、ずっと曇って暗かった空が晴れ渡ってきました。

やはりお日さまが顔を出してくれるとエネルギーがアップします。

 

大きな地震に見舞われたトルコとシリア、被災地あたりもすごく寒いらしい…。

政府は医療チーム b-Fast を派遣、市民たちの支援活動は災害当日にはスタートしてます。

さっきラジオのニュースで、現時点で死者16000以上だと言ってました。

 

 

 

 

今週から私が取っている自由大学の後期の講義がスタートです。

今期は水曜日と金曜日。

「哲学の概念とタームの歴史」というタイトルの48時間ですが、曜日によって異なる先生が異なる講義を行う、前期と同じシステム。

水曜日の講義は、オランダ語圏のルーヴァン大学の先生による「純粋理性批判」を読んでいく、というもの。

学生は全部で20人くらい。

うち老人は私含めて2人。

エラスムス制度を利用して他所から来てる学生が4人いたと思う。

皆の話からわかったことは、学生は学部2年生でデカルトスピノザは講義で既に読んだが、カントはまだです、ということ。

 

先生が話すことにはなんとかついていけそうだし、先生がいきなり発言を要求してくる恐怖はない(言いたいことがある学生は積極的に挙手して発言する)ので、今後も紛れ込んで受講するつもりです。

なにせ私の目的は「フランス語の上達」なので。

透明人間になって気配を消して参加するオバサンなのである。

 

 

 

晴れ渡ってますから、いい気分。

昨日はうちを出たときはもう9時過ぎでしたが、外の気温はまだ氷点下でした。

久々に飛行機雲をいっぱい見てしまった。

 

ちょうど講義のブレークの時、長女クンより「今日は仕事がない、もし大学にいるんだったら一緒にランチしようか」という連絡が入りました。

おお、いいアイディアだ、ということで大学近くのイクセル墓地近くのカフェで待ち合わせ。

 

12時頃の空

 

 

イクセルの墓苑、そういえば何回も近くを通るのに中に入ったことがなかった、と思いつき、ランチ後に散歩することにしました。

墓苑を訪ねるのがけっこう好きなんですけどね。

今までも旅先ではできうる限り訪ねて、いろんな人のお墓にお参りしてきました。

それなのに、すぐそこにあるこの墓苑は初めて。

 

墓苑に入ったところです。

 

 

これだけは絶対にお参りをしよう、と決めたのが、エリゼ・ルクリュのお墓。

 

shohoji.hatenablog.com

shohoji.hatenablog.com

 

上の記事で触れているアナーキスト

 

お墓を探すにしても、彼の思想から考えて、デッカくて派手な、十字架や彫刻作品で飾られたものではないに違いない、と考えた長女と私。

それにしても忍耐力ゼロの母子は、手掛かりなしで途方に暮れたのであります。

 

そこで彼女がスマホで検索、墓苑に関する詳しいPDFファイルと地図を発見。

 

そこで、エリゼ・ルクリュとその妹の遺体は、イクセル地区の Fosse commune に埋葬されプレートだけが残されているということが判明。

 

「やっぱりね。」と二人で話したことでした。

 

この Fosse commune 、ニッポン語ではなんといえばいいのかな、とWikiで見てみました。

やはりこの概念自体が存在しないようです。

 

英語まんまのニッポン語ではこう ↓ 言うらしい。 

ja.wikipedia.org

 

でも、それ ↑ も違うっぽい、と思いました。

 

仏語の記事 

fr.wikipedia.org

フォスというのは穴のこと、他の遺体と共同の場所に遺体は埋められた、ということです。

 

塀ぞいの小さなスペースに、シンプルなプレートが置いてありました。

 

 

 

少し前の記事で触れたシャルル・デコステールのお墓。

 

墓石の裏面 ↓ を見て、あら、おもしろい、と表側を見ると、

アーティスト、ブロードタールのお墓でした。

 

 

ジャガイモみたいな小石、他の小石も含めてただ乗っけてあった。

ひ孫ちゃんでもお参りに来たのかな?と可愛く思いました。

 

音楽学者である長女クンが、おお、と喜んだお墓。

去年亡くなった音楽学者です。

彼の所持していた音楽関係の資料は、全て王立図書館に寄贈されたんだそうです。

長女クンはフォトを撮って、図書館で研究している仲良しのウーゴに速攻で送ってました。

 

 

 

その他、目に留まったフォトなど。

 

フランスで一番古い家。

ジャンヌさんという人の家だったらしい。

13世紀のもの。

石を使っているところから、けっこう裕福な人だったとわかる。

地面についているところの面積で納めるべき税金の額が決められていたということで、下より階上の方がデカい。

La plus vieille maison de France
On le trouve en Aveyron, il a 700 ans, il a été construit au 13ème siècle et appartenait à une Jeanne.
Le rez-de-chaussée est un peu plus petit que l'étage car à l'époque on ne payait que des taxes sur les terrains occupés, donc tout le monde construisait comme ça, "en trichant" !
La maison nous apprend que Jeanne était relativement riche, car elle est bâtie en pierre.

 

 

アガサ・クリスティーのこんなに若いフォトは初めて見た。

La escritora Agatha Christie en París, 1906.

 

 

 

ティナ・ターナーって、高いところが怖くないのね。

Tina Turner photographiée par Peter Lindbergh, Paris, 1989

 

今この ↑ フォトグラファーの展覧会を旧市街でやっているので、土曜日に観に行こうと思っているところ。

 

 

 

コクトーの眼差しに目がいくのである。

ジャン・マレーのプロフィールに見惚れているのかな、と思った。

 

 

今朝ラジオのニュースで、今世界で最も聴かれている歌のベスト・スリーは、いずれもシャキラといった女性歌手によるもので、「オトコと別れた」という内容。

どれも別れを嘆く歌ではなく、別れてよかった、という歌だ、って言ってました。

 

おもしろい、と思ったのである。

 

今日のメモ、おしまい。

 

 

PS

 今首相のツィートを見たら、30分ちょっと前にゼレンスキー氏、ブリュッセルに到着したもよう。