1週間経ったので メモ

前回から1週間経ったので、更新。

 

日がずいぶん長くなってきました。

今は1日に3分ずつ、です。

嬉しい。

今朝の空。8時前には夜明けの気配。

 

 

 

最近のニュースで一番目につくのは、農業従事者による怒りの表明。

www.rtbf.be

何に怒っているかと言えば、こういうこと ↓ 。

Les agriculteurs réclament un revenu décent qui passe par des prix rémunérateurs pour leur production. Ils dénoncent certaines mesures environnementales et la surcharge administrative ainsi que les risques que font peser sur eux la conclusion d'accords de libre-échange comme le traité en cours de négociation entre l'UE et le bloc de pays sud-américains appartenant au Mercosur.  

特に畜産業の話だと私は理解しているんだけど、彼らは、気候問題に対処するための、こうしろ・ああしろ・これはダメ、といったEUからの指令に応えなければいけない上に、アドミ上の書類の処理に追われる、インフレによるコストの増加、収入減、しかも一方でEUは、自由貿易と称して自分たちがクリアしなければならないあらゆる項目をクリアしていない南米の生産物を輸入している、と怒っている。

それらが安く売られるので、自分たちはコストや労働に見合った価格で販売できないわけです。

 

気候問題を理解しない悪者扱いされているのも彼らで、

悪天候に見舞われ、去年は本来は10月に行うべき種蒔きも11月までできなかった。暑すぎる夏や水不足にも苦しめられている。気候変動を最も感じているのは、我々農家の人間だ。」

と、インタビューに答えているのを聞いて、そりゃそうだよね、と思った私です。

 

義父が亡くなった時点で、義父母の家に引っ越すべく持っていた家を売りました。

義父母の家を私たちも暮らせるように改造する期間、農家の隅っこに暮らしていたことがあります。

このときは、牛の出産に立ち会ったり、けっこうおもしろい体験もしました。

ジャン=ポール・ベルモンドにそっくりな農家の主のおじさんが、「ああ、冬はいやだ、春になれば牛たちを外に出してあげられるのに…。暗いし、汚れるし、臭いし…。」と嘆いていたことを思い出したりもした。

生き物相手だから、休みも取れませんしね。

 

あと、今年のEU議会の選挙に向けての報道も多いです。

 

ドレスデンは極右化していることでよく知られている街のひとつですが、そこで反極右のデモもあり、「歴史を見てくれ。他を排斥したことで良いことがあった例はない。」と主催者が訴えていました。

 

 

 

さて、その他いろいろ。

 

いい声ですよねえ。

歌がうまい人、ホントにうらやましい。

www.youtube.com

 

 

Pourquoi les hommes ne portent plus de robes
La robe a aujourd'hui une connotation féminine, et pourtant... pendant longtemps, ce vêtement a aussi été porté par les hommes 
スカートってもともと女性だけのもじゃなかったのに、というはなし。

www.facebook.com

 

歴史に関心の深いブルターニュ出身のジャーナリストが、自身の祖父について調べていた時に見たレジスタントの女の子のフォト、強制連行されるときなのに微笑んでいる、それでこの少女に惹きつけられ調べた、という話。

ナチに対するレジスタント活動で、恋人とともに捕らえられ強制連行され亡くなった少女と、その事実をBDにすることでより多くの人に知ってもらおうと試みた話。

www.facebook.com

 

Tristan Tzara and Jean Cocteau, 1922
Photograph by Man Ray (1890-1976)
Oscar Niemeyer Museum

 

 

It looks like a carpet but it is a mosaic.
Orthodox cemetery of Sainte-Geneviève-des-Bois preserves a splendid and moving work. It is the tomb of the greatest dancer of the 20th century Rudolph Chametovič Nureev, Nureyev for the whole world.
Designed by set designer Ezio Frigerio and created by Studio Akomena of Ravenna, Nureyev's tomb is a mosaic depicting a kilim, a highly prized carpet woven like a tapestry between the Balkans and Pakistan, much loved by the dancer.

こういうフォトもあった。

 

 

Violinist Yehudi Menuhin plays for his new baby daughter. 1939. By Hansel Mieth

 

 

今日はジョヴァンニのパパがアランチーニ(イタリアのライスコロッケ)を作るから食べにおいで、というお誘いを受けてしまった。

揚げ物大好きなコロコロばーちゃんは喜んで行くことに。あはは。

 

明日は「怖いから観たくない」と言ってた是枝さんの「怪物」を観にいってくる。

友人がチケットをプレゼントしてくれたので。

 

世の中にはタイヘンなことがいっぱいだけど、そんな中、のどかに日々を過ごすバーサンである。

ありがたい。

 

久々の大雪

昨日の空です。

 

木曜日は天気予報の通り10数年ぶりの大雪、要注意と呼びかけられまくっていたので、ビビった私はうちに籠っていましたが、やはり雪が積もった風景は美しく、SNSやニュースは雪の風景だらけになりました。

 

この日は終日降り続けましたが、一夜明けると晴天で、となると、「すべって転んで骨折でもしたらイヤだ」と思っていた私も外に出たくなりました。

(ちょうど週末にかかったので、スキー場はどこも満員御礼だったらしい。)

 

ずっと前に金沢に遊びに行ったとき、普通のブーツでは歩けないくらい雪が積もっていて、その時買った雪用ブーツを引っ張り出しました。

雪は止んでも気温が氷点下なので、あっちにもこっちにも雪が残ってましたから。

このブーツを引っ張り出すのは、ブリュッセルで暮らし始めて今回で2度目、たしかに10数年ぶりの大雪です。

 

そういうわけで、グランプラスにある王の家(ブリュッセル市に関するミュージアム)でやってる特別展を見てきました。

しばらく前から気になっていた Philippe Schott という人に関する特別展。

入り口の窓口の人も意識していなかった(笑)くらいの小さな特別展でありました。

ご本人の描いた作品数点と、彼の死後、美術品のコレクションや書簡類は全てミュージアムに寄贈されたのですが、その一部が展示してありました。

Philippe Schott

 

 

昨日土曜日も良い天気。

ヴァイオリンの工房に行ってきました。

ヴィオラをずっと続けるつもりの3女くん、しばらく前からずっと使うためのヴィオラを探していて、ついに2つに絞ったのを、しばらく試しに使わせてもらうために工房から貸してもらうことになった。

で、興味津々な私もお供した、というわけです。

最初に貼り付けたフォトは、その道中に撮ったもの。

 

工房の中。

この ↓ 中で、手前がヴァイオリンで奥がヴィオラ

ヴィオラってヴァイオリンのように大きさがきちっと決まっているわけでなく、ものすごく大きさが多様なんですね。知らなかった。

 

3女が絞り込んだふたつの、その値段の差は2000ユーロ以上、我々だと悩む差です。

(こういうときは貧乏なことが少しイヤになる。せめてこのくらい悩まなくていいくらいのお金があったら手伝えるのに…と、ちょっと悲しかったりする母であった。)

見た目は安い方が圧倒的に美しい。

使ってある木の模様がね、ほれぼれするくらい美しいんです。

弾いてみると、音はどちらも美しいんだけど、高い方がより美しい気がする。

気のせいかもしらんが…。

 

そういうわけで、試しに10日間くらい貸してくれるので、その後どちらかに決める予定。

 

工房の後は、ふたりで長女のうちに行きました。

次女もリエージュから来ていたし、何より、先週からジョヴァンニのパパがローマから来ているのでごあいさつ、です。

エコノミストで銀行勤めだったお父さん、定年後は悠々自適の暮らしぶり。

私たちが到着した時は、お昼ご飯にリゾットを作ると、キッチンでトントンキノコ類を切ってる真っ最中。

おごちそうになりました。

すごくおいしかった。

若い頃から音楽大好きなお父さん、ギターのコレクションもしているそうです。

ご本人、作詞作曲もする。そして、歌う。

何曲か自作の曲を弾き語りしてくれました。

5人でバンドを作っていて、コンサートもする。

何年か前に、映画の上映やバンドの演奏のために地下室を購入したんだそうですが、その建物がたまたまパゾリーニの«アッカトーネ»に登場する建物だったそうな。

去年のイタリア映画、C'è ancora domani にも登場する、と。

ミーハーな私は、へえええええっと思っちゃいました。

 

人生楽しんでますね、って感じの方でしたわ。

 

 

ということで、その他ニュースやSNS上で見かけたフォトなど。

 

この前紹介した「私が大臣だったら・・・」のシリーズ。

昨日まで毎日医療関係です。

最初がICUセクションに働く人たちだったんですが、その後、ガン病棟精神科医療、老人医療と続き、その後医療機器に関して、さらに医療に向けられた予算について、と続き、これで医療関係はおしまいだと思う。

各分野に携わる人たちを紹介し、それぞれが直面している問題を明らかにしていくというこのシリーズ、6月の選挙までの企画としておもしろいと思います。

 

へえええっと思った初めて知ったことのひとつが、医療機器の問題の回で紹介された話。

赤ちゃんがまだお母さんの子宮にいるとき、既に明らかになっている問題を手術で解決するお医者さんが登場しました。

子宮内の手術ができるのは、世界でこの方ただひとり、なんだそうです。

ブリュッセルのブルグマン病院のお医者さん。

(追記・生まれるまで待っていてはできない手術の話です ↑ 。紹介されたケースは、お腹にいるのは双子で、うちひとりは全く発達できていない、という問題。発達はできないんだけど、もうひとりの発達の妨害にはなっている、という、3万に1ケースという稀な例。)

 

ダボス会議が閉幕されたばかりですが、その中で話題になったニュース。

www.rtbf.be

BASFの相続人であるMarlene Engelhornさん、私に税金かけてよ、という活動家です。

受け継ぐはずの遺産のうち25ミリオンユーロを辞退する、と。

そしたらその数日後に、ベルギーの経団連みたいなところのトップの人が、「ベルギーにおいでよ。いっぱい税金とるよ。」と言ったようです。笑

www.rtbf.be

こういう ↑ 話になったのには、ベルギーの極左政党が、スーパーのチェーンであるColruytという大きな会社について、「彼らは税金を払っていない」と批判したことも背景にある。

これってウソなんです。

極右の連中も嘘つきだけど、極左も同様。

ああ、やだ。

こんな風に誤った情報でかき回すと、ちゃんとした議論ができなくなるだろ、とむかついてしまう。

 

 

フォトなど。

 

Isamu Noguchi with Undine (Nadja) in studio, 1926
Photographer unknown. Courtesy The Noguchi Museum

 

Man Ray, Portrait of Dora Maar, 1936.

 

A young Roman woman gazes out at the viewer from an ancient fresco as she prepares her hair, perhaps on the morning of her wedding. From the spectacular wall paintings of Pompeii's Villa of the Mysteries, expertly cleaned from 2013-2015. 1st century BC.

 

 

明日から気温は10℃くらいまで上がるらしいけど、100km/hの風が吹くらしい。

 

と、そうこうしているうちに1月も終わりますね。

速い速い…。

 

 

5分くらいで終わることなのではあるが・・・

毎年1月、暖房をどのくらい使ったのか、ラジエーターに取り付けてある小さな目盛りがチェックされます。

毎月家賃とともに共益費として暖房代も支払っているんだけど、1年まとめた使用量に対して、もし払いすぎていたらその差額分払い戻してくれるし、足りなかったら差額を「払ってね」ということになる。

住んでいるアパート毎のチェックするのは業者さんで、それが今日。

それ自体は5分かかるかかからないか、いたって簡単なのであるが、立ち寄る時間が8時15分から13時までとやたら幅広い…。

 

早く来てくれたらいいんだけど、終わるまで何となく落ち着かないので、ブログでも更新しようかな、と思った次第。

ここ数日うちに籠っていたんで、特にメモしておくことはないのであるが。

 

今夜から雪が降り始め、ブリュッセルも明日は10cmくらいの積雪だそうで、上述の懸案事項を終えたら、出かけないとできない用事も今日のうちに済ませておこうと思う。

 

 

今月21日、能登地震チャリティコンサートがゲントで行われるそうです。

ゲントと金沢は姉妹都市

ebravo.jp

 

 

可愛いな、と思った。

Bob Dylan & Joan Baez in 1963.
“Dylan broke my heart, I was just stoned on that talent.
All that resentment completely washed away and all I was left with was gratitude that I’d met him, gratitude for all those songs, gratitude for the time period that we merged in. I might still make wisecracks about him, but all the unhappy, gritty (bulls---) is done.”
Joan Baez

 

 
 
このフォトを見て、おおお…と思った。
というのも、私も小さいとき、父親が飲む焼酎を近所の酒屋に買いに行ってたので。
アーケード街に住んでいたから、雨が降っても傘をさす必要はなかったけどね。
酒屋にはおっさんたちが飲んでいるカウンターがあって、そこで「焼酎〇合ください」と頼み、持ってきた瓶に入れてもらうのである。
貧乏なのでいっぺんにたくさんは買えないから。
いわゆる「その日暮らし」ってやつ?
カウンターには駄菓子屋みたいなガラスの容器がいくつか並べてあって、そこに入ってるツマミ類(スルメとか)が、ものすごくおいしそうだったのよねえ。
(甘いお菓子よりツマミ系のものに惹かれる子供であった 笑)
 
サルデーニャといえば、まず映画パードレパドローネを思い出す私。

Little boy going to the tavern for his father's wine, Sardinia

 

 

昨日から始まったのが、6月の選挙まで続く「もし私が大臣だったら…」というニュースのシリーズ。

いろんな現場の人々に取材して、そこが抱える問題を明らかにして、その人々に「もし大臣だったら」どういう政策をとるか発言してもらう、というもの。

第1回目は医療現場だった。

Covid騒ぎで一番注目を集めたセクションですしね。

ものすごく重要なのに報酬その他労働環境が厳しい、ゆえに従事者が少ない、などなど。

イタリアがものすごく悲惨な状況に陥ったのは、この分野に対する予算を削っていたことが大きな原因のひとつでした。

イタリア人であるジョヴァンニくんは、今回ここでパパになった経験から、イタリアに比べたらベルギーの医療システムはすごくいい、と驚いたそうです。

でも、よそと比べてマシだから・・・と安心していてはいけませんし、ね。

www.rtbf.be

 

 

今朝起きてオンラインのニュースを見ると、最初に現れた話題がアメリカの大統領選がらみのもの。

昨日の夕方のニュースもアイオワの話でしたし、これからあの不快なTの顔をかなりの頻度で見ることになるかと思うとゾッとします。

もうラジオのニュースのみにしようかな。

 

 

2日前に見て驚いたニュース。

コロンビアで撮影された半分メスで半分オスの小鳥。

(アシュラ男爵をちょっと思い出した)

こういうケースは鳥と限らず昆虫などでも稀に例があるらしい。

同種の他を避けるので、いつもひとりぼっちだそう…。

www.rtbf.be

 

 

いいなと思ったフォト2枚。

 

 Mario Giacomelli - Io non ho mani che mi accarezzino il volto - 1963

 

 Robert Capa - Tour de France 1939



 

明日は積雪だから要注意、と3人娘にメッセージを送ったら、次女くんがいるリエージュの方、もうすでにこういう景色だと返信が届いた。

雪嵐の予報も出ているそうな。

 

モーリシャスレユニオン島の嵐を思えば、このくらいの雪で騒いではいけないのかもしれないが、すでに春が待ちどおしいわ。

 

あ、目盛りチェックの業者さん、今到着!

 

寒いけど青空が嬉しかった

前回の記事を書いた日は、曇っていて雪も降って風もあって、ただめちゃくちゃ寒いだけだったけど、その翌日からは雲ひとつない青空。

青空を見たらエネルギーがアップ、予定していたいくつかのことをクリアでき、光のパワーってすごい、と再確認。
 
水曜日にローマから、チビ太のパパ、ジョヴァンニの伯母さんが到着。
長女たちのうちにいるんで、昨日はご挨拶に行ってきた。
今日はもうパリに向かうそうだ。
そういえば半分フランス人なので、パリにも親戚がいるのよね。
第2次大戦が終わった時に、ジョヴァンニのイギリス人お祖母ちゃんのお腹にいた方。
戦争が終わってからの年数と同じお歳ということ。
元気ピンピンで非常に親しみやすい方でした。
こういう感じ、好きだな、と思った。
仏語・英語・伊語の同時通訳をしていたので、仕事の関係で世界中いろいろと訪ねた経験があるそう。
それにしても、同時通訳をやる方たち、たいしたものです、いったい脳みそはどうなってるんだろうと思わないではいられません。
 
これまでジョヴァンニの家族で会ったことがあるのは、お母さんのラウラさんだけでしたが、伯母さんがジョヴァンニの弟くんの話をいろいろしてくれました。
彼はベルリンに住んでいるんだけど、パートナーはロシア系ユダヤ人。ん?ユダヤ系ロシア人?どういう風に言えばニッポン語として正しいのか???
彼女の家族がドイツ国籍を持っているのは、ドイツ政府が大戦中の蛮行のお詫びとして、戦後ドイツにやってきたユダヤ人には、ドイツ国籍を積極的に取らせてくれたからなんだそう。
東ドイツ側にいた家族なので、西ドイツのことは知りませんが、へええ、そういうことがあったんだ、初めて知った、と思いました。
 
昨日、長女のうちの庭で撮った青空。



今日から「氷点下」を脱するそうですが、雲が出てきそう。
寒くてもいいから青空がいいなあ…。
 
 
昨日は2女くんと Perfect Days を観に行こうという話になり、長女んちを出てから映画館へ。
 
私はもとがニッポン人だったんで、ニッポンに(私から見たらちょっと的はずれっぽい)思い入れのあるヨーロッパ人のようにはニッポンを観ることができない灰色ゾーンに生きるミュータント、この映画、ヨーロッパ人(ものすごく評価が高い)のようには味わえないだろうな、とおもっていたし、同時に、ニッポン人のようにニッポンのことを知らないから、そういう意味でも味わえないだろうと思っていたのである。
 
結論から言うと、すごくよかった! ものすごくよかった!
ちょっと心が震えた。
 
淡々と繰り返される日常、正直言うと途中で何回か睡魔に襲われたのであった…が、しかし、最後にはそういうものがすべて回収され、もう感動のみ、でありました。
なんの説明もなく、余分なセリフもなく、でもすべてを表情が語ってくれる。
 
以前にFB上で見かけたヴィム・ヴェンダースのインタビューの動画を、さっき再視聴。
彼の語ることが全てストンと入ってくるのであった…。
(それにしても、仏語、完璧ね…)
私の間違いかもしれないけど、作品の中にちょっとだけ彼が登場しますよね。
 
その他、最近の記事。
 
フランスの新しい首相は、34歳、めちゃ若い。
脳みその方、天才らしい。まだ10代の頃から政治家として活躍。
DSK(ドミニク・ストロース=カーン)が育てた、とニュースで言ってたと思う。
2018年にゲイを表明してます。

www.rtbf.be

新しい内閣がどうなるか、話題です。

 

 

美しいフォト。

 Polychrome female face from Vulci (Tuscany), now in the National Etruscan Museum of Villa Giulia in Rome.
The find dates back to the 1st century. B.C.
@Maria Enrica Ceccarelli

 
 
おもしろーいと思った動画。
1955: Salvador Dali talked to Malcolm Muggeridge about his marvellous moustache, mainly.
死ぬ前に1回くらいはニッポンに行こうかな、と思っていたんだけど、もしかしたら今年の秋、9月の終わりころから10月初めころ、行くかも。
毎年こちらに遊びに来てくれた大学時代からの仲良しが、東京でエコール・デ・シモンの同窓会展に出品するそうなので、その頃を目指して行こうかな、と検討中。
こうやって検討し始めた、ということは、よっぽどのことがない限りたぶんそういうことになる。
 
ニッポンに出没したら、友人たちよ、ぜひかまってね。笑
 
 

寒波

今日からしばらく最高気温も氷点下。

マイナス10℃まではいかないんだけど、風があるんで、場合によっては体感気温マイナス20℃とか…。

もううちから出る気持ちになれない。

今月はバーゲンの月、必需品をいくつかこの機会にゲットつもりなんだけど、先週までは学校がヴァカンスだったんで店も混むだろうと避け、今週行くつもりだった。

でも、パスする。

 

うちにいるぶんには暖房も効いていて寒くないけど、野宿している人は死んじゃいますからね、今朝新聞をみたら、そういう死者を出さないためのプランが出てた。

www.rtbf.be

専門家の説明では、こういう寒波がやってくる回数は、ここ30年でものすごく減っており、やはり温暖化の影響だ、とのこと。

私の経験で一番寒かったのは、氷点下15℃ってのが2週間くらい続いたとき。

25年位前かな。

その寒さが緩むと雨が降り、降った雨が凍りついた石畳の上でつるつるの氷になるんで、あのときは外に一歩も出られない状態だったのよねえ...。

昔の人は、そういうときは木靴のうえにウールの靴下をかぶせて滑り止めにしたそうです。

木靴なんて貧乏人しかはかないから、金持ちたちはどうしたのかな?

寒いときは籠ってたのか?

ということは、わたしは昔の金持ちと同じ状態ね。笑

 

スウェーデンノルウェーあたり、今氷点下40℃とか…。

fr.euronews.com

それゆえか、こんなフォトをSNS上で見かけた。

Postman in winter uniform. Sweden. 1900

 

 

 

先月末にジャック・ドロールが亡くなりました。

www.rtbf.be

先週フランスで行われたセレモニーをニュースでちょびっとだけ見たんですが、そのときのマクロンディスクールはけっこう格調高く、ハンナ・アーレントの言葉を引用したりで、マクロンのことが好きか嫌いは別問題として、やはり「教養のある人」なんだよなあ、と思いました。

今の時代、いろんな分断があり難しい問題だらけだけど、それでも上に立つ人間は、なんだかんだ言っても言語能力が高くある程度の教養がある(ハンガリーのオルバンみたいのは別)。

というか、そうじゃないトップしかいない国って、リセットしないことにはどうにもならない、ってことよね、トップのレベルが市民のレベルだから...、と思ったことでした。

 

 

 

FB上で見かけた、めちゃ可愛いフォト。

Actor Robert Redford, (Charles Robert Redford Jr.), as a toddler, in 1936, with his father Charles Robert Redford Sr., in Santa Monica, California.

 

 

美しいフォト。

Man Ray - Porträt de Lee Miller, Paris 1929

 

"Un ange jouant du luth" fresque de 1480 par Melozzo degli Ambrosi, dit Melozzo da Forlì - 1438-1494.

 

 

PS

www.rtbf.be

 

PSその2: 雪まで降り始めた…。@10時30分AM

 

 

 

2024年最初のメモ

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

年賀状代わりに、今年最初に見かけて、美しいなあ、と思った大天使ガブリエルのフォトを貼り付けておこう。

ほぼ万国共通と思われる「天使」あるいは「天界からの使い」のイメージ。

美しいので大好きです。

Ivan Mestrovic
Archangel Gabriel from a Brooklyn Museum Catalogue published in 1924.

 

晦日は花火の音も聞かないで早々に就寝、元旦も普通に目が覚めた時に起き、いつものようにPCオン、コーヒーを飲みながらラジオを聞き・・・。

こうやっていつものように暮らせるということは、もしかしたら何よりもめでたいんでしょうね。

 

今年最初にラジオから聞えてきた曲はこれでした。

www.youtube.com

 

 

昨日は久しぶりにブルージュに行ってきました。

一緒に出かけることを約束していた友人を中央駅で待っていると、いきなり駅の人から「スペイン語わかる?」と訊ねられた。

スペイン人5人を伴っていて、彼らがスペイン語しかわからないらしく、何を手伝ってほしいのかさっぱりわからなかったようなのです。

それで、スペイン語が分かるならあなたに託す、ってことだった。笑

スペイン語が分かるベルギー人は山ほどいるんだけど、たまたまこの方は理解できなかったみたい。

 

聞けばこの5人、ゲントに行きたい、どの列車に乗ればいいのか、どうやってチケットを買えばいいのか、全然わからないとのこと。

(今は窓口が全部閉まっていて、すべて自販機を使わないといけないので、ベルギーに暮らす人でも慣れてないとわからない)

というわけでお手伝い。

今年最初の善行であった。笑

 

それにしても、他にも駅構内には人がいっぱいいるのに、なんで私に聞く?

可笑しい。

たぶんラテン・アメリカ出身の人に見えたんだと思う。

ずいぶん前の話ですが、モンスに住んでいた頃、まだ子供だった長女とブリュッセル行きの電車に乗っていた時、チケットをチェックする車掌さんからスペイン語で話しかけられたことがありました。

他の乗客とはフランス語で話していたのに、私たちのところに来たらスペイン語

聞けばスペイン人で、「スペイン語話者は見ればわかるのよ」とドヤ顔。

「私はたまたまスペイン語が分かるけどニッポン出身で・・・」と言ってるのに聞いちゃいないし。笑

その時も後で長女と「可笑しいね」と笑ったことでした。

 

 

ブルージュに出かけたのは、聖ヨハネ病院ミュージアムを訪ねるため。

長いこと工事で閉まっていたのが、12月中旬にようやく再オープンしたので、どういう風に変わったのか見たかったんです。

このミュージアムメムリンクの作品をいくつも置いているので、ニッポンのガイドブックには「メムリンク美術館」と記されていると思います。

ここもミュージアムパスでフリーです。

www.museabrugge.be

ja.wikipedia.org

 

12世紀から存在する病院だったところなので、医療関係の展示物もいっぱいあるんですが、今回訪ねたら、古い展示物の中に現代アートの作品も展示してありました。

古いものと新しいものを混ぜて展示するっての、最近の傾向ですかね。

改修後再オープンって美術館では、ほぼ例外なくこういう展示の仕方がしてある気がするなあ…。

 

最初に目を引いたのがこれ。

オーストラリアのコンテンポラリィアート作家 Patricia Piccinini の The Bridge という作品。

ハイパーリアリズムってやつですよね。

ホンモノかと思っちゃうくらいリアル。

女性の髪はほんとに人の髪の毛。それ以外はシリコンとグラスファイバーが使ってある。

 

昔の医療器具を見ると、しみじみ今の時代に生まれてよかった…と思う。

これ ↓ はそこまで怖くないんでフォトを撮ることができた。笑

 

手前が不気味な現代アート、奥に見えるのがメムリンクの三連祭壇画「聖カタリナの神秘の結婚」。

この祭壇画と聖ウルスラの聖遺物箱が、たぶん一番の目玉だと思う。

ウルスラの聖遺物箱

 

この作品 ↓ は以前なかったもの。初めて見た。

寄付されたとのこと。

たぶん3連祭壇画の左側の扉ね。

この人物がこの絵の依頼主でしょう。

 

可愛いミニミニ祭壇。

 

建物の屋根裏。

ものすごいヴォリュームの屋根です。

 

2時間半もこのミュージアムを楽しみ、遅いランチをビールの醸造所で味わった後帰宅。

楽しかった。

 

 

FB上で見かけたフォトを貼り付けてオシマイにする。

 

Henri Cartier-Bresson

 

Le baigneur en vitrine 1959. Photo par Robert Doisneau

 

フリーダカーロの青い家。

このうちの近くに住んでいたので、何回も足を運んだもんね。

Frida Kahlo photographiée par Gisèle Freund dans son Jardin de la Casa Azul, Mexique, 1951

 

 

2024年、今年も楽しく生きてやるぞ、と、超自己チューな誓いを立てた年の初めでありました。

 

2024年 少しでもいい年になるといいですね

晦日です。

2023年が通り過ぎていいったスピードに驚きます。

今年はばーちゃんになったし。笑

実は、今年早々に、なんだか孫が生まれそうな予感がしたんです。

それで名前をすでに考えたりしていました。←けっこうヒマ人なので。

いろんな言葉を話す人がそれぞれ同じように発音でき、男の子でも女の子でもどっちでもよさそうな名前を、です。

たとえば、Rが含まれるとニッポン語話者には難しいし、Hはロマンス語話者は発音しないし、みたいな、そういうことを考慮しつつ…。

(私の名前Hirokoは、ここではカタカナで絶対標記できない音に発音されるからね…。ま、うちの親も、私が将来仏語圏に暮らすことになるとは夢にも思っていなかったわけだけど。)

そういうわけで、長女が「赤ちゃんが生まれるよ」と報告に来た時(判明した2時間後)に速攻で提案。

それが皆に受け入れられ採用に至ったのである。(笑)

予定日が1月だったので、「今年」という予感は外れたなあ・・・と思っていたけど、結局「今年」で正解だった。

そういうわけで、すごいわ、私の予感!と自画自賛しながら2023年を締めくくることになりました。

 

 

毎年恒例で、クリスマス・イヴには王様のディスクールが行われるのだけど、今年のは特によかったと思う。

auvio.rtbf.be

「人々の不安が煽るヴァイオレンスに対抗できるのは希望だ。希望というのはけっしてパッシヴなものではない。希望はエネルギーであり、そこには力がある。」と。

 

オプティミズムは意志の問題、ペシミズムは気分の問題」という言葉を思い出した。

 

今の王様は家族の不和に幼いころから苦しみ、王家から普通の学校に通う最初の人になったことで新たな経験をした人でもある。

王位につくまでは「器じゃない」みたいなことをいろいろ言われたりもしたんだけど、実際に王位についてからは、すごくいい仕事をしていると思う。

テンテンバラバラなこの国で、共通した社会の価値観を体現してる、みたいな感じ。

 

 

とても明るい気持ちにはなれないニュースがいっぱいですが、少しでもよい2024年にしたいですね。

みなさま、よいお年をお迎えください。

 

 

いつものようにフォトやヴィデオなど。

 

Truman Capote et Andy Warhol photo prise par Mick Rock en 1979.

 

"Le Roi et l'oiseau" : à l'origine d'un dessin animé aux antipodes de Disney

www.facebook.com

 

しばらく前の天気予報で大晦日は嵐みたいな天気と言ってたので、今日はうちでおとなしくしておこうと思ってたけど、それほどひどくない天気っぽいなあ…。