寒いけど青空が嬉しかった

前回の記事を書いた日は、曇っていて雪も降って風もあって、ただめちゃくちゃ寒いだけだったけど、その翌日からは雲ひとつない青空。

青空を見たらエネルギーがアップ、予定していたいくつかのことをクリアでき、光のパワーってすごい、と再確認。
 
水曜日にローマから、チビ太のパパ、ジョヴァンニの伯母さんが到着。
長女たちのうちにいるんで、昨日はご挨拶に行ってきた。
今日はもうパリに向かうそうだ。
そういえば半分フランス人なので、パリにも親戚がいるのよね。
第2次大戦が終わった時に、ジョヴァンニのイギリス人お祖母ちゃんのお腹にいた方。
戦争が終わってからの年数と同じお歳ということ。
元気ピンピンで非常に親しみやすい方でした。
こういう感じ、好きだな、と思った。
仏語・英語・伊語の同時通訳をしていたので、仕事の関係で世界中いろいろと訪ねた経験があるそう。
それにしても、同時通訳をやる方たち、たいしたものです、いったい脳みそはどうなってるんだろうと思わないではいられません。
 
これまでジョヴァンニの家族で会ったことがあるのは、お母さんのラウラさんだけでしたが、伯母さんがジョヴァンニの弟くんの話をいろいろしてくれました。
彼はベルリンに住んでいるんだけど、パートナーはロシア系ユダヤ人。ん?ユダヤ系ロシア人?どういう風に言えばニッポン語として正しいのか???
彼女の家族がドイツ国籍を持っているのは、ドイツ政府が大戦中の蛮行のお詫びとして、戦後ドイツにやってきたユダヤ人には、ドイツ国籍を積極的に取らせてくれたからなんだそう。
東ドイツ側にいた家族なので、西ドイツのことは知りませんが、へええ、そういうことがあったんだ、初めて知った、と思いました。
 
昨日、長女のうちの庭で撮った青空。



今日から「氷点下」を脱するそうですが、雲が出てきそう。
寒くてもいいから青空がいいなあ…。
 
 
昨日は2女くんと Perfect Days を観に行こうという話になり、長女んちを出てから映画館へ。
 
私はもとがニッポン人だったんで、ニッポンに(私から見たらちょっと的はずれっぽい)思い入れのあるヨーロッパ人のようにはニッポンを観ることができない灰色ゾーンに生きるミュータント、この映画、ヨーロッパ人(ものすごく評価が高い)のようには味わえないだろうな、とおもっていたし、同時に、ニッポン人のようにニッポンのことを知らないから、そういう意味でも味わえないだろうと思っていたのである。
 
結論から言うと、すごくよかった! ものすごくよかった!
ちょっと心が震えた。
 
淡々と繰り返される日常、正直言うと途中で何回か睡魔に襲われたのであった…が、しかし、最後にはそういうものがすべて回収され、もう感動のみ、でありました。
なんの説明もなく、余分なセリフもなく、でもすべてを表情が語ってくれる。
 
以前にFB上で見かけたヴィム・ヴェンダースのインタビューの動画を、さっき再視聴。
彼の語ることが全てストンと入ってくるのであった…。
(それにしても、仏語、完璧ね…)
私の間違いかもしれないけど、作品の中にちょっとだけ彼が登場しますよね。
 
その他、最近の記事。
 
フランスの新しい首相は、34歳、めちゃ若い。
脳みその方、天才らしい。まだ10代の頃から政治家として活躍。
DSK(ドミニク・ストロース=カーン)が育てた、とニュースで言ってたと思う。
2018年にゲイを表明してます。

www.rtbf.be

新しい内閣がどうなるか、話題です。

 

 

美しいフォト。

 Polychrome female face from Vulci (Tuscany), now in the National Etruscan Museum of Villa Giulia in Rome.
The find dates back to the 1st century. B.C.
@Maria Enrica Ceccarelli

 
 
おもしろーいと思った動画。
1955: Salvador Dali talked to Malcolm Muggeridge about his marvellous moustache, mainly.
死ぬ前に1回くらいはニッポンに行こうかな、と思っていたんだけど、もしかしたら今年の秋、9月の終わりころから10月初めころ、行くかも。
毎年こちらに遊びに来てくれた大学時代からの仲良しが、東京でエコール・デ・シモンの同窓会展に出品するそうなので、その頃を目指して行こうかな、と検討中。
こうやって検討し始めた、ということは、よっぽどのことがない限りたぶんそういうことになる。
 
ニッポンに出没したら、友人たちよ、ぜひかまってね。笑