今朝もいろいろ

先週の土曜日の夜中に停電したんですが、そのせいか、モデムがネットにつないでくれなくなり、家事がはかどりました。(笑)
うちはテレビもデジタルなんですが、それも入らなくなり、テレビっ子のクマは退屈していたようです。

ま、ベルギーですからね、ウィークエンドにはこういうことはどうにもなりません。
電話局からは、水曜日には復旧できるでしょう、というのんきな返事でしたが、電話をとおしてのやりとりで昨日月曜日の朝にはなんとかつながりました。
でもつながり方がヘンで、けっきょく普通にネットできるようになったのは、昨夕。

電話局の話によると、シャルルロワの方では技術的なトラブルで、ここ数日デジタル・テレビが一切受信できていないそうで、一昨日からサッカーのヨーロッパ・カップがスイス・オーストリアで始まっているだけに、腹を立てている人が多いことでしょう。
ヨーロッパ・カップといえば、昨日はイタリアがオランダに3−0で負け、フランスもルーマニア相手に0−0の引き分けという意外な結果だったらしいです。

と、こういうノーテンキな週末を我々が送っている頃、ニッポンでは通り魔殺人が起こったということ。
突然の惨事に、被害者の家族の方たちや身近な方たちは、どんな思いだろうかと想像しています。
こちらのニュースでも取り上げられていましたが、Yahooフランスの「犯人はマンガ・ファンで・・・」という記事に、ああ、またステレオ・タイプ・・・と思ってしまいましたわ。
一昔前ならニッポン=ゲイシャで、今ならニッポン=マンガってことかな。

この事件に関わっての記事

http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY200806100107.html

>舛添厚生労働相は派遣労働制度について触れ、「大きく政策を転換しないといけない時期にきている。働き方の柔軟性があっていいという意見もあるが、なんでも競争社会でやるのがいいのかどうか。安心して希望を持って働ける社会にかじを切る必要がある」と語った。

というのを信じたいですが、でも、亡くなった方たちのご家族にしてみれば、だからといって何故彼らが死ななければならないのか、と、思われることでしょうね。



id:kuriyamakoujiさんのブログで、たかじんという人のテレビ番組の話を知り、そこで紹介されていた浅尾さんという方のブログの記事を拝読。

http://blog.livedoor.jp/asaodai/

タクシーの運転手さんのお話に胸がつまりました。



それから、昨夜読んだid:karposさんの記事が興味深かったです。

http://d.hatena.ne.jp/karpos/20080607



さて、私のがん治療ですが、明日水曜日に放射線治療を始めるためのマルカージュ(放射線を当てる部分に印をつける)です。
赤いクレヨン(?)でグリルを描かれるらしく、そのグリルを使ってオセロ・ゲームができるという話も・・・(笑)。
治療が始まるのは来週の月曜日から、全部で25回、月曜日から金曜日まで毎日ですから、機械の故障というようなトラブルがなければ、5週間でオシマイ。

放射線治療が終わったら、ホルモン治療のスタート、ということで、その日から5年間、毎日薬を飲み続けることになります。

その薬の購入の際に健保がある金額を負担してくれるわけですが、放射線治療終了翌日にはもう薬を飲み始めないといけないそうで、スムーズに運ぶように、負担を申請する書類はもう提出しました。

普通、薬品を購入する際、医者の処方箋を持って薬局に行くと、その場で健保負担の額を差し引いた金額を払うわけですが、このホルモン治療薬のようにずっと飲み続けることがわかっているような場合は、健保が薬品を認める書類を発行してくれるので、それだけをもっていけばよく、そのたびに医者に処方箋を出してもらう必要がないわけです。

放射線治療の効果については、昨日たまたま読み始めた「死はなぜ進化したか―人の死と生命科学」(ウィリアム・R・クラーク著)という本にわかりやすく記されていて、とてもおもしろく思いました。

細胞には、外界の環境により事故死するものと、最初から自殺するようにプログラムされているものがある、放射線治療は、がん細胞を自殺する細胞へと変質させる働きをする、といった説明だったと思います。

生命科学というのも、本当にはてしなくおもしろい研究域ですねえ。