今見たら、広河隆一さんのDAYSから視る日々にも、エルサレム賞について記されていました。
http://daysjapanblog.seesaa.net/article/113693515.html
そこからリンクしてある、パレスチナの平和を考える会による公開書簡
http://palestine-forum.org/doc/2009/0129.html
から、賛同の署名ができます。
私もしました。
499番目でした。
仏語でもこういう手紙を書いたらどうかという話があり、うちのクマに頼んでみたらば、最初はふにゃふにゃしていたものの、昨日くらいからようやく気合が入ってきたようなので、もしかしたら実現しそうです。
はげしくのろいので、そこんとこはお許しを・・・・。
そう思うなら自分ですればいいようなものだけど、フランス語圏のひとは、フランス語についての要求水準がすごく高く厳しいので、もしフランス語で書いたもので何らかの効果を期待するなら、とてもよく書けたものでないと、逆の結果になっちゃうのです。
ハルキ・ファンである長女も、この週末に帰宅したら、わたしと一緒に手紙形式の文を書いてみる、と言ってくれてます。
さらに、フランス語圏のなんらかのサイトにその文が載った方がよかろうというんで、そのようなサイトがあるか、昨日ブリュッセルの友人に電話して尋ねてみました。
その彼女はパレスチナの女性たちを支援する活動をやっている人で、この前からコンタクトをとりたかったんだけど、しばらくの間ニジェールに出かけていたので、連絡がとれず、昨夜ようやく話ができたのでした。
彼女の意見も我々と同様で、この作家が受賞を拒否するか、あるいは、受け入れるとしたら授賞式でのディスクールにおいて、何らかの意思表示をするべきであろう、と言っていました。
体制側のメディアは、「正論」しか言わないから、と、プロ・パレスチナのサイトをいくつか教えてくれましたので、そこんとこ調べてまたお知らせします。
彼女から教えてもらったんだけど、ブリュッセルで予定されていた、テルアヴィヴの建築に関するエクスポジションが、開催されないことになったそうです。
新聞を見てみると、その記事がありました。
(ちゃんと新聞くらい目をとおしなさい>自分)
テルアヴィヴというのは、20世紀初頭、モデルニストたちが夢中になった都市なんですね。
バウハウスの中心人物たちが、この街の建築を手がけたのだそうです。
オンラインで探してみると・・・、
ありました。これです。
これまでこういう催しが、政治的な理由で中止になるようなことは、ベルギーではものすごくめずらしいことだそうです。
このエクスポジションも、「完全にとりやめ」というんじゃなくて、ちょっと止めてある状態、企画自体はまだ生きています。
このような事態について、はたして正しい判断か、偽善的じゃないのか、というような見方もあるようですが、この処置の言いだしっぺと思われる人物が、「イスラエルの外務省および大使館の後援」といった文字を見ることすら耐えられないと思ったと、そう語っています。
昨日は街に出る用事があったので、アンドレ・レト書店に立ち寄り、レトさんにもエルサレム賞の話をしてきました。
受賞の話は知らなかったのですが、ハルキの作品で仏語翻訳が出た一番新しいのはこれ、と見せてもらったりしてきました。
「めくらやなぎと、眠る女」です。
カヴァーのデザインがよくない、と言ってましたが、本当にそのとおり。
これです。趣味よくないわ。
仏語でもよく読まれている、と確認してきました。
羊をめぐる冒険が訳されたときはまだまだだったけど、それからしばらくして、かなり売れ始め、今はとてもよく知られた作家だ、と。