この本、おもしろそう


宮台真司さんと飯田哲也さんとの共著
原発社会からの離脱――自然エネルギーと共同体自治にむけて』

まえがき

http://www.miyadai.com/index.php?itemid=943


最初のパラグラフの

>なぜならこの日本社会は、技術的に合理的だと分かっていることを社会的に採用できないことで知られるからだ。その意味で「(今でも)原発をやめられない日本社会」にこそ問題がある。


この中の「日本」を「ベルギー」に変えても、この文章は成り立つと思う。



>欧州では共同体が〈市場〉や〈国家〉などの〈システム〉に過剰依存する危険を共通認識とする。


共通認識とかという知的な反応というより、体で覚え受け継がれてきた感覚だと思うんだけど・・・。
国家を利用はするけど信用はしない、自分を国家というものにアイデンティファイしない、という感じかなあ。

第1次大戦で「国家」というものに懲りた、という、以前に鶴見俊介氏の講演で聞いた話がストンとお腹に落ちたけど、それでも第2次大戦を経たわけで、人間ってなかなか進化できないものなのね。


いろいろ感じてしまうことのいっぱいある前書きであります。
ぜひ読んでみたい。