ベルリンに行ってきました



ベルリンから今さっき帰宅しました。

easyJetという、日本のみなさんが聞いたらうらやましくてしょうがないであろう格安航空会社を使って、往復56ユーロでありました。

ベルリンのボーデ美術館で行われている「イタリア・ルネッサンス期の肖像画展」を観るというのが主目的。
長女はもう数回ベルリンを訪ねていて、絶対ママの気に入る所だよ、と言われていて、この夏は3女もでかけ、「よかったよ」と言うし、「行きたいなあ」とは思っていたので、上述の展覧会を観るという理由で、思い切ってでかけた、というわけ。

4日の朝の飛行機で発ち、こちらへ戻ってくる便は今日の朝6時発だったんで、正味2日の滞在でした。

若い頃は、旅に出るとなると、いろんなことを下調べしていたものですが、なんだか最近はそういうことにあまり力が沸いてこない、「行ったらどうにかなるさ」って感じであります。
ま、たしかにどうにかなるんだけど、現地の言葉がわからないと、無駄な動きが多くなりますね。

死ぬほど歩き回りましたよ。

空港に着いても、右も左もわからないし、とにかく、戻りの便が早朝だということもあって予約していた、空港から500メートルに位置するホテルにひとまず行き、荷物を預かってもらって、それから電車でアレクサンデルプラーツへ向かいました。
ボーデ美術館に近いので、とにかくそこまで行って歩こう、と。
そのあたりって、旧東ベルリンの中心だったところなのかな、たぶん。

それほど並ぶこともなく、ルネッサンス肖像画展のチケットを入手、チケットの番号ごとに入れる時間が決まっているんで、その時間になるまでカフェでコーヒーとケーキなどを食べたり、常設展示を眺めたりして過ごしました。

話題のレオナルドの作品がイメージにくっつけたやつ。

ボッティッチェリやフィリッポ・リッピの作品もたーくさんありました。

嬉しかったです。


今回は入る時間がありませんでしたが、ペルガモン博物館は大人気のようですね、ものすごい数の人たちが並んでいました。

ボーデ美術館を出てから、ブランデブルグ門まで行き、そこから歩いてホロコーストのモニュメントを見て、アンナ・ハーレント通りを横目にさらに歩き、ポツダム広場からさらに進み、マルティン=グロピウス・バウ美術館へ。
北斎展をやっていました。
入ろうか、と一瞬思ったけどやめて、すぐ隣にあるベルリンの壁の一部とテロールのトポグラフィー(日本語でなんというのかわかりません)を見てきました。


二日目の昨日は、ブレヒトの家を見てきました。
あちらこちらへ亡命生活をしていたブレヒトが、ドイツへ戻ってきてから住んだ家、ガイドと一緒でないと中は見られません。
30分毎の見学ツアーで、私のときは客は私だけだったんで、ガイドの若いとても感じのいい女の子が、英語で説明してくれました。
非常に興味深かったですよ。もし機会があるなら、お勧めです。

この家を見学した後、その隣にあるフランス人墓地を見て、
(ナントの勅令で禁止されたプロテスタントを信仰するフランス人が、フランスを出てここにも住んだ)
次はコンテンポラリー・アートのハンブルガールバーンホフ美術館へ。
なかなかユニークでおもしろい特設展示をやっていました。
ミクロの決死圏みたいな気分に・・・。

今までみたこともないでっかいアンディ・ウォーホールの作品がたくさん置いてありました。
2年前モンスで展示会をやっていたのに見損なっていたキース・ハリングスの作品もいっぱい置いてありました。


その後電車に乗って、ガイドブックにおしゃれな場所と記してあった、ハーケシェール・マーケットへ。
そこで感じのいいところがあれば、座って食事して一休み、と思ったんだけど、特に気に入るところもなかったんで、再び電車に乗り込み、あのヴィム・ヴェンダースベルリン・天使の詩」の戦勝記念塔へ。
前日の歩きすぎで足が痛かったにもかかわらず、てっぺんまで上ってきました。


とまあ、だいたいこんな感じでした。
備忘も兼ねて、記しておきます。