1年の中で最も日の長い日々。
午後10時過ぎても明るいです。
そんな中、いろんな行事もいっぱいで、私自身今月末までいくつか参加する予定なんで、申し込んだのに忘れちゃった、なんてことがないようにメモ。
そして、いろいろ考えたことなんかも忘れないようにメモ。
昨夜雨が降ってまた少し気温が下がりましたが、雲一つない晴天が数日続きました。
飛行機雲のみの空。
飛行機雲を見るたびに母を思い出します。
次女が生まれるときに手伝いに来てくれて3ヵ月滞在したんですが、そのとき、こんなにたくさんの飛行機雲を見るのは初めて、と驚いていたので。
↑ のフォトではひとつですが、ホントに多いんです。
飛行機が多いのか、それとも、日本より低く飛んでる、みたいな理由があるんでしょうかね?
コロナ禍の方、数値はずっと良い方向へと向かい続けていて、今日の午後も政府の会議が開かれます。
さらに規制緩和について話し合われると思いますが、中でも夏の音楽フェスティバルと、結婚式といった個人のイヴェントについて、どのように緩和されるかが注目点らしい。
規制は大雑把なものではなく、セクターごとに細かく定めてありますから。
ブリュッセルでは今日から18歳以上であればワクチン接種の予約ができるそうです。
すでにしばらく前から、65歳以上の人は予約なしで受けられます。
数日前のニュースでは、経済的な面でも予想されていたより早く、今年中にはコロナ禍以前の96%まで回復する見込みらしいです。
もちろん大きく飛躍したセクターや、沈没しそうなセクターなど、分野によってコロナ禍以前とは異なるものになるでしょうけどね。
油断大敵だと思うけど、しばらく前までは誰も具体的な見込みなど口にしていませんでしたが、この9月か10月にはかなり「普通の生活」に戻れるだろう、といったことを語る感染症の専門家も現れています。
ちなみに今朝のニュースでは、ICUの患者数247人、Rtが0.7です。
そんな中、昨日はブリュッセルとワロニアの看護士さんたちが、労働条件の改善を求めてストしました。
これから数日間の私のアジェンダ。
ダラダラと緊張感ゼロの日々を送る私には過酷かも…と思ったけど申し込んだので。
忘れちゃったらタイヘンですからね、記しておかないと。
・19日 ブリュッセルの考古学デーの催しのひとつ、Rouge-Cloitreルージュクロワトゥルの修道院修復工事現場見学。
丈夫な靴で来てね、というメッセージをもらいました。
・20日 ↑ と同じ企画で、旧魚市場の港めぐりと旧種子市場の発掘の見学
・22日 フェミニズムの活動の一環、マロール地区めぐり。
通りにつけられた人名って圧倒的に男性のもの。それを歴史的に重要な活動をした女性たちの名前に変えるという動きがあるんですが、そういった中で通りにつけられた名前を見ながら、彼女たちについて学ぶ、というもの。
このイヴェント、長女に教えてもらって、おもしろそうだな、と思ったので。
・23日 王立アカデミーから案内をもらったWebiner « La vague délibérative en Belgique »にZoom参加(って、例によって密かに視聴するのみなのだけど 笑)
国民投票ってのは実はちっともよい方法ではない、無差別に選ばれた市民がテーマについてしっかり学んで、そして決める、という方法にするべき、という話は、ポピュリズムに悩まされている今の世界の状況を脱するための方法として私は支持してるんですが、そういった話のはずなんで、聴いてみたいなあ、と思いました。
このWebiner、世界のどこにいても参加できると思うので、申し込みフォームを貼り付けますね。
参加者の中に個人的にとても期待しているDavid Van Reybrouckさんの名を見つけ、迷わず速攻で申し込みました。
そういえば2週間くらい前だったか、ニュースで知りましたが、ブリュッセルの議会で行われている5G導入に関する委員会に、無作為に選ばれた市民が4月以来加わってました。
世界初、だそう。
こういう無作為抽選には当たりたいなあ…。どうせ当分ヒマだし。
次の市民参加委員会のテーマは、野宿者さんたちについて、だそう。
23日は、普通のゴミとして出せないものを捨てることができる日なんで、それも忘れないようにしないと…。
ちなみに、上述したイヴェントは全部参加無料です。
文化的な生活を送るのにお金がかからない、っての、それだけでも、この土地を離れたくない、という大きな理由なのである。
ワタシ、お金持ちじゃないので。
最近考えたことなど、箇条書きで。
・私が生まれた国では、あらゆることが感情的で論理的ではないのは何故だろうと、もうずっと前から考えているんですが、そこで用いられる言語の特質も一つの理由なのかも…。
オノマトペとか関係ないのかなあ。
他の言語でも擬音語は使われるにしても、擬態語ってほとんど存在しないもの。
主語と述語と目的語と形容詞などを駆使して、ちゃんと説明しないといけないですもんね。
・私が生まれた国が、いろんな意味でどんどん貧しくなっていくのは、島国ってのもあるけど、なまじそれなりの規模をもっていたもんだから、外の事情に疎くとも豊かになれたからかな、と思う。
戦後は世界の冷戦地図なんかもうまく作用しましたしね。
3年位前かな、日本からいらっしゃった製造業の社長さんの通訳を務め、こちらの同業社を訪ねた時、国外向けもありますか?という日本の社長さんに、こちらの社長さん、「ベルギーだけでは市場規模として小さすぎますよ」と笑って答えられました。
自国の外を見る・知る・そして売る、ってことが、あまりにも当たり前すぎることなので笑ったんです。
でもその答えを、私がお手伝いした社長さんは想像もされていなかったです。
・「夢と希望」なんて、個人的なレベルの話。こういうことは国の政策を話す際には出てこなくていい。
出てきていいのは例えばお金の話。
それ以外の個人の夢なんて、国に決められたらたまったもんじゃない、そんなの自分で決めるから、政府は生きるためのできるだけ多くのツールを提示してよね。
人間なんてどうせ弱いしバカだし自己チュー。それでも誰でも、聖人君子でなくとも、健康で文化的な生活を送る権利があるのよ、などと思う。
満点とはいかなくとも、そういう観点でいうと、私が暮らしている国は、今のところ及第点をあげてもいいのではないか、と思ったりする。
他にもいろいろ小さな脳みそで考えたことはあるけれど、忘れたり箇条書きにすらできないか、だわ…。
ところでソネングラス、中に入れるものをいろいろ考え実験してみたんだけど、これ ↓ が一番気に入っちゃったんで、しばらくこれで。
ずっと前にリビアに行った友人からお土産にもらったサハラ砂漠の砂(そのときは国外持ち出しできないはずの、今はなきカダフィが描かれたお札までもらっちゃった)と、ローマ時代の焼き物の破片を入れて、砂ときたらこれしかあるまいと、アニメ好きな義母にレオくんがくれたフィギュアのうちガアラを入れてみたのである。
かわいい。(自己満足の世界 笑)