今日から少しずつ天気は良くなるそうですが、すさまじい被害です。
亡くなった方が今朝の時点で14人。
ベルギーってあまり天変地異のないところだったと思います。
ニッポンのように地震や台風もないし、たまに暴風雨ってのがあるくらいで、この前たて続けに竜巻が被害をもたらしましたが、竜巻もないことはないが珍しい、って感じだったんです。
昨日か一昨日かのニュースに、地球温暖化に関する研究者がスタジオに招かれていましたが、この方が開口一番「もうずいぶん前から我々は訴えてきたが、今回のような災害が起きた時だけこうやってちょっと意見を求められるだけ、そしてすぐにまた忘れられる」とおっしゃってました。
昨日次女くんが被害の甚大なところにいる、と記しましたが、今朝の長女クンのTELで、3女クンも、同じ場所ではないけど同様に被害の甚大なところあたりに出かけていることを知りました。
ったく…。
次女くんは、修道院で修道女さんたちのお手伝いをしていたのだと判明。
どこの修道院も修道士さんたちの高齢化と減少が悩みのタネですが、ここもそうで、事業として行っているキノコの栽培や、建物と庭の維持などがタイヘンだそうで、その手伝いをしていたのだそうです。
修道院って誰でも泊めてくれるものなんですが、ここの修道院もそうだったのに高齢化・減少でもってできなくなっていた、なんとか復活したい、ってのが目標みたい。
私たちは信心深いわけでは全くないのですが、来る者は拒まず、の修道院にはよく泊まってました。
一番喜んだのが私。
実家が遠すぎて、ちょっと子供を預けて…、みたいなことが不可能だったし、バカンスったって子連れのサバイバルツアーみたいな感じだったし、修道院にお泊りの時だけがホントの休息でした。
食事の心配もいらないし(3食オヤツつき)、1人の部屋をもらって静かに読みたい本も読めました。
神学生たちが泊っている時に開かれる、修道士さんの講義にも混ぜてもらえるんです。
どこの修道院にも必ずミュージシャンである修道士さんがいて、音楽をやる子供たちの相手もしてくれました。
子どもたちが大きくなってからは修道院お泊りもしなくなりましたが、私にとってはとてもよい思い出です。
うちのお嬢さんたちにもよい思い出なのね、きっと。
3女クンは森が大好きなので、自然いっぱいのところに泊りがけで出かけていた模様。
長女が言うには、すでに仲間たちが次女のいる被災地に手伝いに向かったそうです。
長女は、今日は仕事でブリュッセルを動けないんで明日にでも、と言ってましたが、鉄道も復旧してない、水もまだ退いていない、そんな状況で行くとかえって迷惑かも、少し様子を見てから行くのが賢明なのでは、と私の意見を言っておきました。
気温も低く、ニュースの映像では水の中を避難する人たちが震えていました。
7月だというのにね…。