もうずいぶん日が短くなって、朝は8時くらいにならないと明るくならない、ということに気づいてしまった。
目覚まし時計はセットせず、目が覚めるときに起きているんだけど、ここんとこ8時すぎないと目覚めなかったのは、夜更かしのせいだけじゃなくて暗いからだったんだ、と、珍しく早起きして思い知りました。
ああ、暗いのはイヤだ…。今朝なんて外は雨だし。
毎年ソワソワの9月も半分過ぎ、ついに私の「バカンス」も今日で終わり、明日から毎日ようになんらかの予定が入っています。
あいかわらず仕事はゼロなので、フツーの感覚なら、まだ「お休み」みたいなものですが…。
大学の講義もいよいよ来週からスタート。全部教室で、です。
今年度も4つ受講することが認められ、前期に3つ、後期に1つ、となりました。
月曜日に音楽学、火曜日が美術史、金曜日が仏語史、です。
どの講義も20人以上は受講者がいることを祈ってます。
私は講義を聴きたいだけで発言したいわけではなく、絶対に目立ちたくないので。
前年度の後期、学生数が私を入れても10人に満たないマスター対象の文学の講義は、オンラインだったので何とか潜んでられましたが、教室でこの状態だったらとてもじゃないけど堪えられなかったと思います。
何も発言しないちっこい老婆が何故かいつもそこにいたら、まるで座敷童(座敷婆?)じゃありませんか。なにげにブキミ、気持ち悪がられそう。
私はその行動様式から「社交的」「積極的」とよく勘違いされるんだけど、実際は人並に「内気」で「人見知り」なのである。
積極的に見えるとしたら、思いついたらあまり考えずにすぐ動くという、単なる「思慮の浅さ」の現れにすぎない、つまりミーハー。
(それなのに今まで無事に生きてこられたのは、単に運がよかったから、です)
自分の浅薄さを自覚しているので、もう絶対に目立ちたくないのである。
若い頃はこれでも「自分の未来」みたいな、大きなスパンでいろいろ考えたりもしていましたが、還暦を過ぎた今、これは自分の人生のボーナス部分だと思っているので、一日一日を心穏やかにクリアしていく、というのが最大の願望です。
思い起こせば、日本を出る頃、まだ20代だった私は、毎日同じようなことを繰り返す日々、「今死んでも、私のいるこの空間は、私がいないというだけで何も変わらない」という事実に、恐怖や虚しさを感じて怯えましたが、今はそういうのは全くなく、逆に喜びすら感じてるかも。
歳を取ることも悪くないですね。
体の方は自然の定めでどんどん衰えていきますが…。
あ、今EU委員会のトップのウルスラさんのディスクール(英・仏・独語)が、ストラスブールのEU議会で始まりました。
聞きながら記事を書くとしよう。
そういえば数日前、ベルギーに対するコロナ禍におけるEUの援助金が少し減額されるような記事を読みました。
経済状況が推定されたより好調であるから、というのが理由だったと思う。
もうここに記したと思うけど、この援助金の大部分が環境問題に使われます。
というか、まずどのような経済活動を行うか、それを表明して初めて援助額が決められたので。
例えばうちの子供たちは、「コロナより気候問題の方がよほど大きい脅威」とはっきり言います。
コロナといえば、極端ではないけど少しずつ増加していた入院患者数がここんとこ減少に向かってます。
Rtもしばらく前から1を切り、昨日は0.89、今日0.9です。
9月5日~9月11日の間の検査数は、1日平均42220件。
(ベルギーって、面積も人口も日本の首都圏くらい)
去年9月、大学に講義を聴きに行った初日、雨で濡れた石の階段ですべって転んで膝をケガ、動けなくなりましたが、Covidの第2波に突入で全てオンラインになったんでした。(もう1年経った!)
同じ時期、減少、というのが本当にめでたいです。
連邦政府からずっともらっていた毎月の援助金は、今月末でオシマイになります。
私の業種は、コロナによる影響が甚大ということで、去年の10月からこの6月までは倍額でした。
フィナーレを飾る、みたいな感じなのかな、この倍額の対象になった者は、オマケとして今月末に500ユーロもらえます。
連邦政府の援助は課税対象。
それとは別に、各地域政府の援助(非課税)があり、私の暮らすブリュッセル首都圏のそれを、私は、去年2回、今年に入って既に2回受け取りました。
10月中旬に、これもフィナーレか、また出してくれそうです。
おかげで何の不安もなく暮らせています。
これからもしばらくは仕事は期待できないけど、なんとかなりそうです。
ちょっとしたアドミ上の違いで、タイヘンな状況は同じなのに対象になれないケースもありますし、援助金では不足、という人たちもいると思いますから、私についていえば、ということですが。
全部で1時間。
(議会での話は続いていますが。)
コロナ禍で思い知った最前線で働く人々の重要性、ゆえに彼らの労働に価値を付加していくこと、それには時間を必要とするが、それだけではない、お金の再配分のためには税金逃れと徹底的に戦う、とのこと。
あと、コロナ禍で最も犠牲になった若者たち、若者は欧州の未来そのもの、彼らに投資していく、と。
更に、気候変動問題、アフガニスタンの話、外交の話、経済の話、Féminicide (日本語で何というのか知らないけど、女性という理由で殺されること)の問題などなどに及んでいました。
FBで勝手にアップされた2019年の今日のフォト。
前日から泊ってのブルージュでの仕事だったんだ、と思い出しました。
ブルージュと言えば、今日21時よりブルージュとパリサンジェルマンのサッカーの試合があるんで、昨日からメッシが来ていて、ちょっと話題になってましたわ。
長くなったので、少し気になった記事など貼ってオシマイにしよう。
女性戦士はジャンヌダルクだけではなく、他にもいっぱい存在したのに、ルイ14世の時代以降歴史から姿を消した、という話。
若き日のマリー・ラフォレ、ギター弾きながら歌ってます。