もう2月に入っちゃいました。
日曜日にお日さまが顔を出しましたが、まだまだ灰色の日々は続く…。泣
先週の金曜日は2か月ぶりに友人とランチでした。
往きのトラムの停留所の空です。
正午でこれです。
久々のランチだったんでおしゃべりに夢中になってしまい、食事のフォトは撮り忘れました。
先日、RTBFのサイトで見つけたジョン・レノンのドキュメンタリーを、他のことをしながら半分状態で視聴。
ポルナレフとくると中3の時の担任を思い出すと以前記しましたが、ジョン・レノンとくると高1の担任を思い出す私です。
顔が似てるというんでなく(この先生はレノンよりもっとずっとハンサムでした)、初めて高校の教室に入った日、担任の自己紹介を聞いて最初に思ったのが、「あ、ジョン・レノンと同じ歳だ」だったから。
国語の先生でした。
けっこう過激な人でしたが、フットワーク軽く、怒ると怖かったけど、どうでもいいめんどくさいことで怒るようなことはなく、高校時代の一番好きな先生をあげるならこの先生です。
私が中3のとき、カリキュラムに「必修クラブ」というのができて、課外活動ではなく、授業のひとつとしてクラブに入らないといけなくなりました。
中3のときは、あまり人が集まらないに違いない、という理由で「地図模型製作クラブ」というのに入りました。
(ボール紙をカッターで等高線どおりに切って重ねて立体地図を作るクラブで、予想通り人が集まらないクラブでしたが、作業はけっこうおもしろかった。笑)
高校で入った必修クラブは「映画・8ミリクラブ」です。
いったん教室に集まった後は、撮影のために校外に出る活動なので、これならサボるのがカンタン、という理由でした。笑
課外クラブは写真部と文学部に入っていたんですが、こういうクラブの部室は、本校舎の裏にある古い木造の建物の中にありました。
文学部部室はその古い建物の中の2.5階にある、窓から庭の木々が見える小さな正方形のスペースで、必修クラブをサボり籠って本を読むのに最適な場所でありました。
そうやって友人と3人でここで本を読んでいたとき、上述の先生がいきなり入ってきたことがあるんです。
きっと先生も、静かに本を読める場所を求めて、だったんでしょうね。
私たちを見ると驚き、「おっ、すまん。邪魔した。」といったん去ったんですが、すぐ戻ってきて、「おまえたち、サボりだろ」と。笑
ああ、懐かしい。
金沢の大学に受かった時は、お祝いに室生犀星の直筆原稿(のコピー)をいただきました。
仕事を辞めてメキシコに行く前に先生のうちを訪ねてその件を報告すると、「おもしろそうだなあ…」とおっしゃったことも思い出しました。
お元気かしら。
それでネット上で検索。
というのも、この先生の弟さん、もうずいぶん前に亡くなってしまったんですが、よく知られた福岡の葦書房の社長さんだったんで、そのつながりで何か見つけられるかもしれないと思ったんです。
先生のことは見つけられなかったけど、全然知らなかったことを知りました。
原爆投下の7~8か月後、東京から家族で祖父のいる長崎に移住、グラバー園にあるオルト邸に暮らしたのだそうです。
当時ここで多様な4家族が「スラムのように」暮らしていた、と。
ほんとに全然知りませんでした…。
さて、最近のニュースなどいくつか。
ベルギーのパスポート、去年だけで500件の不正パスポート摘発、だったそうで、これまでもセキュリティ上の配慮はしっかりやっていたのだが、その効力を更に倍にしたパスポートに変わるそうで、そのデザインがベルギーらしくBDになるという話。
早く新しいパスポートにしたくなってしまったミーハーな私です。
今持っているパスポートは、兄が亡くなったときに発行してもらったもので、2024年まで有効。
けっこう国外に出る機会があったのに、EU内だとIDカードのみで移動可能なので、パスポートの有効期限が切れていたことに気づいておらず、その時大慌てで発行してもらったのでした。
この日曜日にもアンチ・コロナ対策のマニフが行われましたが、今回は参加者はうんと少なく、1800人くらいだったそうです。
前回のマニフに過激な極右団体などが参加していた話は記しましたが、今回のマニフ後、ニュースでこのマニフの主催者に関するものがありました。
特に「主催者」というのがいるわけではなく、参加を呼び掛ける団体がいくつもあるそうで、そのうちのひとつのスポークスマンに関する話でした。
SNS上に、「メディアは病院のタイヘンな状況を報道しているが、自分が実際に病院をまわってみると、入院患者はいない」とか「英国のCovidによる死亡者の70%はワクチンを2度接種したひとたちだ」とか「政治家のほとんどが子供をレイプするサタニストだ」とか発信しています。
ニュースではジャーナリストがこの人物にインタビューしていて、それに対して「そんなこと発信していない」とか「自分は市民としてそういう噂があると言っただけ」などと返事。
こういうデマを発信することにも、それを信じることにも、呆れるばかりですが、呆れる、じゃすまない怖さがあります。
辛い内容のロミー・シュナイダーについてのドキュメンタリー。
彼女の両親がナチ礼讃者で、ヒットラーの家と谷を挟んで真向かいに彼女の家があり、家族で親しくしていたことや、彼女が母親とヒットラーの肉体関係をほぼ確信していたこと(おそらく彼女の思い込みにすぎない)や、彼女が義父から性的暴行を受けていたこと、などなど…。
彼女の母親はいわゆる「毒親」だったとは以前から思っていましたが、時代の大きな流れもあり、ここまで苦しい人生だったのだ、と知り驚きました。
彼女が出演した作品はいくつも見ましたが、一番記憶に残るのがLe vieux fusil (古いライフル という意味。日本語タイトルは何故か 追想 です)です。
日本で見たときは、「悲しく苛酷な戦争中を描いた作品」だったけど、こちらで再度観ると、日本で見たときは全く気づかなかったいろんなディテールに、我ながら「おおおおおっ、こんなに見えるものが違う!」と感じたので、よけい心に残っています。
燃料費の高騰問題。
電気代については、消費税が21%から6%に下げられ、富裕層以外の各家庭に燃料費として100ユーロの援助、と決まったそうです。
さて、今日はRCサクセションの 僕の好きな先生 を貼ってオシマイ。