今日の哲学の講義も休講だった…。
ムダに出かけたくないと、今朝ちゃんとサイトでチェックしたのに、チェックした時間が早すぎたもよう。
天気がよくない上に冷たいので、しっかり重ね着して出かけたのであるが、無駄足になっちゃった。
まだまだ一番寒い時のコートを着るほどではありませんが、外とトラムの中と教室と、気温もいろいろなので、重ね着で調節する必要があるのです。
というわけで、急に時間ができたので、昨日から「バカらしくてやってられないと帰って来ればいいのに」と思っていることをメモしておく。
何の話かと言えば、サッカーのワールドカップの話。
もうずっと前から、カタールでの労働者の奴隷扱いが問題になっているので、大きなスクリーンを用意して中継する町もカフェも、今回はぐっと減っています。
RTBFでも、ディレクシオン(指針を決める)とレダクシオン(編集する)の両サイドで、今大会の放送について議論されたようですが、結局放送するという決定がなされた。
で、昨日になって、更なる話題。これ ↓ 。
赤い悪魔のトレーニング・ウェアが色とりどりっていうんでNGが出た。
それだけじゃなくて、彼らの ONE LOVE というロゴの入った腕バンドもNG、それを付けて試合に出たらイエローカードだそうで…。
アホくさすぎる…。
今朝のラジオのニュースでは、ベルギーの国として、人権・女性の権利・LGBTQ+の権利についての考え方を確認するために、外務省から交渉に行くようなことを言ってました。
赤い悪魔への期待が、前回の大会ほどではないということも少し関係あるのかもしれないけど、こんな状況じゃ盛り上がらないよね…、と思う。
いっぽう、これとは別に、シリアからの難民の子供たちの、キャンプ対抗サッカー大会が始まる、というニュースを見ました。
子供たちがはりきってました。
昨日の朝7時頃、久々に晴れた空に、三日月がとても可愛らしく、オッと思ってフォトを撮ったのだけど、うまく撮れませんでした。
なにより、三日月に見えない。笑
昨日の美術史の講義もおもしろかった。
前回は仕事でサボりましたから、ジャンルとしてのポートレートに関する講義は1回分聴き損ねましたが、昨日はヌードのジャンルに入りました。
多くの時間をダニエル書のスザンナについて割かれました。
多くの画家によるスザンナを鑑賞しましたが、その中では私の好みはレンブラント。
でも、講義の中で最も重要だったのは ↓ です。
アルテミジア・ジェンティレスキのスザンナ。
で、X線による同作品。
そして、講義の最後にヒッチコックのサイコの一部(ノーマンとマリオンが応接室で会話しているところ)を鑑賞しました。
先生が、あなたたちの世代でこの映画を観た人がどのくらいいるか知りたいので手を上げて、というと、4人挙手しました。
(私も大昔に観ましたが、世代が全然違うので答える意味ないし、当然ながら手などあげず。笑)
全く覚えていませんでしたが、この作品の上述の部分で、スザンナの絵が壁に飾られているんです。
この映画を観たという男子学生はしっかり把握してました。感心。
もうこのシーンだけで、この話の展開は全てわかる仕掛けになっているというヒッチコックの言葉も残っている。
ヒッチコックの最初のプランのデッサンも観ましたが、まだ1960年、米国のピューリタンの価値観の中、全て思い通りにはいかなかったようで、そのあたりはコマ数をグンと増やすことで補ったんだそうです。
そしてダグラス・ゴードンによる現代アート、サイコを24時間に伸ばした24H Psycho。
彼は友人宅かどこかで、録画したこの映画作品を鑑賞。
その際に、スローモーションにすると見えていなかったものが見えてくる、ということに気づき興味を持った、と。
おもしろすぎる。
ゲリラ・ガールズのアクションもおもしろい。
彼女たちのNYでのアクションの際のロゴ
Do women have to be naked to get into the Met. Museum ?
を見て、たしかウィーンの美術史美術館の近くで見た、「アートがボーイズ・クラブであり続ける限り闘い続ける」といった内容のでっかい横断幕を思い出した。
たしかフォトを撮ったのでどこかにあるはず、と探したけど見つけられず…。
またFB上で見たフォトなどを貼ってオシマイ。
Robert Doisneau (Français, 1912-1994), Les Enfants de la Place Hébert, Paris, 1957
エリュアールのリベルテ
ランボー、16歳の時のノートから マ・ボエム。