今日も特に出かける用がない(金曜日は講義に行かないことに決めたからね。心スッキリオダヤカ 笑)ので、昨日記し忘れたことなどをメモしておこう。
火曜日と水曜日と、二日続けて旧市街に出かけたのであります。
火曜日は、ときどき私のメモに登場するARAUからのご招待で、WTC A LOVE STORY という、フィクションの技法で作られたカッコつきのドキュメンタリーが、王立美術アカデミーで上映されたのを観に行ったのであります。
作品鑑賞後はディベートもあり、でした。
北駅近くの今後の開発に関するもので、作品の最後には実際に周辺に暮らす人や難民援助をしている人たちが出演、全てフィクションというわけではない、ちょっと変わった作品でした。
北駅の近くにWTCって双子ビルがあります。
以前田舎に住んでいた頃、子どもたちの同級生のお母さんがこのビルの会社で働いていて、米国のWTCのテロ事件の時はビルで働く全員が早退したと言ってたのを覚えています。
だからその頃はこのビルは機能していたはずなんですが、このドキュメンタリーを見る限り、どうもほぼカラッポ状態みたい。
私がベルギーで暮らし始めた頃、この辺りはキケンだから近寄るな、と、モト夫から注意を受けたりしてました。
その後開発されたので、今は新しくビルがいっぱい立っていて、フランダースの政府機関などが入っていて一見キレイなんだけど、駅裏には飾り窓地区があり(アントワープから国鉄で戻るときは、北駅に着く直前に、殆どはだかのきれいなお姉さんたちがポーズをとっている窓がずらっと並んでいます)、難民の人たちが手続きをするために列をなしている建物や、行くところのない人たちが野宿しているマキシミリアン公園があったり、確かにシュールではある。
どうもそのカラッポなWTCビルの開発計画があるらしく、その周りの問題を放っておいて何言ってるの?といった問題提起だと、私は理解しました。
この日はヴァレンタイン・デーだったんで、カップルはレストランでお食事etc.で忙しかろうし、それほど観に来る人はいないのでは…と思っていたんだけど、なんのなんの、会場はほぼ満員。
ディベートでは、以前の開発に携わったという老人が長々と思い出話をするのがちょっとウンザリでありましたが…。
翌日の水曜日は、昼過ぎに大学から帰宅(この講義は、難しくともなんとかなりそうなので、つまり宿題として膨大なテキストを読まなくともよいので、こっそりがんばってくっついていくつもり)したところに、日ごろ仕事で世話になっているアムステルダム在の方から、出張でブリュッセルに夕方着くんだけど夕食でも一緒に、との連絡が入りました。
めったに会う機会がないので、喜んで出かけました。
食べて飲んで5時間くらい一緒しました。
その方も最近日本国籍を捨てオランダ人になったそうです。
オランダ人がケチという噂はけっこうホントだし(合理的とも言えるのかな 笑)、ベルギーとは異なる点もいっぱいなんだけど、私たちにとってオランダやベルギーあたりが一番暮らしやすいかもね、という話になったことでした。
さて、ちょっとおバカな話なのだけど、しばらく前に、私ってもしもっと後に生まれていたら腐女子と呼ばれる人だったかも、みたいなことを記したと思います。
昔から萩尾望都・竹宮恵子・大島弓子といったマンガが大好きだし、ヘッセの 知と愛 や デミアン など全部大好きだし、デヴィッドボウイや、今頃で言うならグザヴィエドランやリーカスドンツの作品も監督本人も大好きだし、そういう好みの傾向があると思うんです。
最近アニメで見てものすごく好きで、紙で欲しいとマンガ本まで買ったのもBLもの。
もっとこういうのを読みたいと思ったのであるが、以前よしながふみの 1限目はやるきの民法 を読んだ時、その中の性描写にちょっと驚いた経験から、なるべくそういうのは避けようと思ったのであります。
で、BLものの評価サイトで検索、
「繊細で透明感のある絵柄と読む人をグイグイと引き込むストーリー展開で、多くの人から支持された作品です。不安定で歪んだ部分を持った2人が出会うことで生まれた「ギリギリのライン」の巧みな描写で、多くのBLファンを増やしました。これまでのBLの常識を変えた1冊、ぜひとも読んでおきたいところ。」
という解説のものをオンライン書籍で購入し読んだのである…。
ストーリーは悪くないし絵もきれいなのだが、1限目・・・どころではないすごい描写で、なにが「ギリギリのライン」だあああ!と驚いてしまった。
ま、いろいろと勉強にはなりましたが…。苦笑
そういうわけで、腐女子を名のるには100年早いと思い知ったオバサンでした。
そんな話をニッポンの友人と今朝メッセンジャーでやり取りしたら、メタモルフォーゼの縁側 という映画がよい評価らしいと教えてもらった。
ほおお、と思って調べたらこれもモトはマンガ。
ただ私がBLものが好きなのは、その登場人物が魅力的だから。
だから、いくらBLが一つの要素とはいえ、出てくるのが老婆と女子店員ってのがややひっかかったのであるが…。笑
ちょいと試し読みしたら、75歳の老婆があまりにも老婆すぎる気がするのである。
BL好き婆さんとしては、見た目をステレオタイプな老婆イメージに閉じ込めないでほしいなあ、と思っちゃった。
お話の内容は心温まりそうではある。
実写映画になったっていうのは、たぶん原作の絵がそれほど美しくないからじゃないか、と思いました。
以前いつもブログを読ませていただいている方が紹介されていた 自転車屋さんの高橋くん という実写ドラマもモトはマンガ、これはよさそうだと思ってマンガで読んだのだけど、お話もいいし登場人物もいいけど、絵があまりにも雑すぎる、これは実写しかなかったんだろな、と思ったことを思い出しました。
とまあ、今日はヒマなんで、こういったことをメモしておくことにしました。
2024年には選挙があります。
最近のアンケートで、北では極右がものすごく伸び、南では極左がものすごく伸びている。
特に北の極右。
何かイヤーな感じ…。
好きだったヴィデオ。
ついでにもう一つジェーン・バーキンを貼ってオシマイ。
Serge Gainsbourg, Jane Birkin, Michel Piccoli et Juliette Gréco au Cirque d'Hiver à Paris en 1969
Photo © Keystone-France/Gamma-Rapho via Getty Images
あ、ひとつメモし忘れた。
昨日はカミーユクローデルに関するコンフェランスを聴いたのだった。
ロダンと何故出会うことになったかという話は初めて知ったので、へえええ、と思ったのであった。
メモ