ヴァン・ビューレン邸

毎回言っても仕方ないことをしつこく嘆いてしまうのだけど…、日がドンドン短くなっている。

今朝は晴天だというのに、明るくなり始めたのは7時近くなってからです。

言ってもしょうがないけど、また暗い冬がやってくるのよねえ・・・。

暗いの、いやだなあ。ああ、いやだ。

 

 

昨日、うちの近くにある(徒歩15分足らず) ヴァン・ビューレン邸 に行ってきたので、今日はそれをメモ。

アールデコ建築とアートのコレクション、そして庭で有名なお屋敷です。

来週早々このミュージアムに行く仕事があり、近いとはいえCovid騒ぎ以降行ってなかったので、仕事に備えてちゃんと思い出すため行ってきた。

このブログにメモすることで記憶も強化されるはず。(と、思いたい。)

 

久々に行こうと思っていたところ、数日前のニュースでこのお屋敷のことが取り上げられていました。

ヴァン・ビューレン邸の庭がベルギーで初めて European Route of Historic Garden に選ばれました、というニュース。

www.rtbf.be

 

European Route of Historic Garden というのを知らなかったので調べた。

www.europeanhistoricgardens.eu

 

ヴァン・ビューレン邸のサイト。

www.museumvanbuuren.be

 

↑ のサイトにも記してある、今その庭でやってるエクスポジション【ダイダロスの庭のエコー】っての、申し訳ないけど、私にはあの庭でやるのは失敗じゃないの?と思えてしまった。

あの庭の良さが損なわれるし、(私にはわからない)作品の良さが、あの庭では感じられないのではなかろうか…。

この庭には迷路が作られているし、ピーター・ブリューゲル父の「イカロスの墜落」のコピー(16世紀のもの)もコレクションのひとつなので、それでダイダロスが登場するところまでは理解可能なのだけど、なぜそれら立体作品がダイダロスのエコーなのかよく理解できないし(いろいろ組み立てて作りましたってことか?)、コンテンポラリー・アートって美しいとは限らないので、どういう展示をしたらよいのか、難しいところですよねえ…。

 

この邸宅はダヴィッド&アリス・ヴァン・ビューレン夫妻が作ったもの。

外から見るとシンプルなオランダ風の建物なのだけど、内部はアールデコの立派なものです。

銀行家でメセナだった夫婦のコレクションも有名。

ユダヤ人だったので第2次大戦のときは米国へ逃れた。

彼らが留守の間、女中さんやドライバーが彼らのコレクションを守ったので、ナチから没収されることがなかったのだと、以前どこかで読んだ記憶あり。

 

フォトを撮るのは自由なんで、いっぱい撮りまくっちゃった。

そのうちいくつか貼っておこう。

 

入り口。

食堂の天井。

食堂のタピ。

サロンのイカロスの墜落。

サティのものだったピアノと、壁にかかるヴァン・デ・ウースティンの受胎告知と貧しい農民と金持ちの農民。

ピアノの上にあるフォトは、3代目国王アルベール1世の妃であるエリザベート王妃。

この方もお友達。

フジタのアムール。フジタはダヴィッドの友人だったそう。

ベン・グリオンとも仲良しだった。

階段にジョルジュ・ミンヌの作品。

マックス・エルンスト

ヴァン・デ・ウースティンの子供たちの食卓。

この作家の作品が一番多い。夫婦と親交が深かったんでしょう。

ダヴィッドの仕事部屋。

カラヴァッジョのジュディットのコピーがあったが、あまりうまくなかったわ。

ダヴィッドさんご本人によるものかな?と思ったり。

アトリエにあった彼の油にタッチが似てる気がしたし、額もないし。

アンソール。

ヤン・ブリューゲル

ダヴィッドのアトリエ(ご本人も絵をかくのが好きだった)とその壁にかかるコレクション。

 

お庭。

 

 

 

 

うちへの帰り道、うちの通りの並木の根元に、カボチャ発見



 

今日はこのフォトを貼ってオシマイ。

 

River Phoenix and Keanu Reeves on the set of My Own Private Idaho - 1991.

 

たとえ好きでも、辛くなるので再視聴・再読できないマンガやアニメがあるのだけど、バナナフィッシュもそのひとつ。

アッシュはリヴァー・フェニックスがモデルなのだと耳にしました。

 

 

さ、今日もやるべきことをやりましょう。