今日のメモ

東日本大震災から10年ですね。

 

ここ数日、こちらでも震災、とくにフクシマの原発事故に関する記事をあちこちで見かけますし、今朝のラジオのニュースでも、けっこうたくさんの時間を割いての話題となっていました。

原発については、地震国で台風も来るのに…、と。

 

昨日の夕方のTVのニュースでは、浪江町の吉沢さんが紹介されました。

www.rtbf.be

 

毎年ブリュッセルで行われる復興コンサートは、今年はコロナ禍ゆえに行われませんが、今朝それに代わってアップされた、復興コンサート10年を振り返るビデオをFBで拾ったので貼り付けます。

すごい顔ぶれだなあ…と再度感心しつつ…。

www.youtube.com

 

去年のコンサートはロックダウン直前だったんだ。

去年の備忘録 ↓ 

shohoji.hatenablog.com

WHOがパンデミー宣言をしてからまる1年ですねえ…。

人生の中でこんな経験をするとは、想像だにしていませんでした。

個人的には、なんの苦しみも経済的不安も味わうことなく、1年経過しました。

 

 

前回も記しましたが、今日はアストール・ピアソッラの誕生日でもある。

やはり今朝のラジオのニュースで、時間をしっかり割いて彼の話がされました。

FBで動画も拾いました。

www.facebook.com

フランス語を普通に話すので、へええ、と思っちゃった。

パリへの奨学金をゲット、音楽教育家としてものすごく有名なナディア・ブーランジェのところでも学んだ、と初めて知りました。

ラジオで彼のインタビューのアーカイヴを聴きましたが、

「ナディアから、あなたの音楽って何? ピアソッラの音楽って何? と訊ねられた。タンゴが好きなんだ、と、自分で作曲したタンゴ曲をピアノで弾いたら、ほら、これがあなたの、ピアソッラの音楽よ、って言われたんだ。」

と言ってました。

 

話は逸れちゃうんですが、スペイン語母語とする人、フランス語のqueを「ク」じゃなくてスペイン語みたいに「ケ」と発音する人がものすごく多くて、私にとっての???のひとつでもあるんですが、ピアソッラも「ケ」と発音してました。

 

なまじ近い言語だから、よけいに難しいんでしょうか?

「ク」(って、日本語のカタカナのクとも異なる音ではあるのだが…)って聞こえないのかな?

日本人にとってのRとLみたいなものなのかな?

興味深いなあ。

 

 

今朝のラジオのニュースでもうひとつ「へええ」と思ったことがあったので、ちょいとメモ。

NY在のフランス人小説家マルク・レヴィがインタビューされていました。

他のことをしながらなんとなく聞き流していたんで、なんでインタビューされていたかも曖昧、たぶん新作が出たか何かだと思うんですが、その中で「FBは有毒でしかない」と、けっこう強い調子で批判していました。

もうずっと前から米国在住だと思うんだけど、米国ではSNSの有毒性が欧州より大きいのかも、と思っちゃったんですが、どうなんでしょう。

 

 

というわけで、今日のメモでありました。

 

ここ数日のこといろいろ

日が長くなりました。

ちょっとくらい寒さが戻ってきても、そんなものなんのその、であります。

 

天気もいいし、朝の光で目覚めるってのが本当に嬉しい。

 

3月に入ってそろそろ1週間、そういえばコロナ禍対策の一つとして市民に支給された国鉄の無料チケット、12月にモンスのガン専門医のところを訪ねた際に往復1回使ったのみ。

10月から3月まで、月に往復1回ずつ使えるものでしたが、もうこれ以上使わないだろうな。

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昨日また政府のコロナ禍対策会議が開かれました。

今回は5月までの方針が知らされました。

段階的に、かつ慎重に、というもの。

パースペクティヴを示せ、と、ずいぶん言われてましたからね。

政府にとっても未体験の状況で、しかも目指す数値になかなか届かないところ、パースペクティヴを示すのは至難のわざだよね、と私は思っていましたが…。

 

最優先事項は学校の活動だ、と健康担当相が数日前に言ってましたが、やはりそういう内容でした。

とにかく子供たち・若者たちの精神的問題が深刻なので。

 

大学の講義は、3月15日から週に1回は教室で行われることになりましたし、中等学校はイースター休暇後、4月19日から100%教室で。

養護学校は3月15日から100%教室です。

小学生はミュージアムを訪ねたり、という活動も可能になります。

学校外の活動も、許される人数が拡大。

 

屋外で集まっていい数が、3月8日より4人から10人になりました。

 

カフェ・レストランの営業や、文化イヴェントの開催などは、5月1日から、を目標にされます。

 

以上の対策で重要なのが、更なる検査の強化、そして最も重要なのがワクチン接種だと強調されていました。

 

前回、ワクチン接種に足を運ぶ人が少ない、と記しましたが、これは人が行こうとしないだけではなく、案内の通知がなかなか行き渡らない、というのもあったらしい。

2回接種しないといけないからには、2回目のワクチンを絶対確保しないといけない、というんで、政府の方が万が一に備え非常に慎重になっていたようです。

結局、1回の接種で既にかなり予防効果があること、2回の接種のインターヴァルも、当初言われていたより少し長引いても問題ないこと、さらにアストラゼネカのワクチンが55歳以下の人にしか使えないということはない、といったことがわかり始めたことで、接種センターに人が集まり始めています。

オンラインや電話での予約がなかなかうまくいかない、という問題もあったんですが、そういう場合は予約しなくとも大丈夫にもなったようです。

 

5月1日からカフェ・レストランをオープンするため、4月中に65歳以上の人全てが、少なくとも1回の接種を済ませておけるようにする、とのこと。

 

会見で印象的だったのは、

「リスクの少ない若者たちが、規制のためにタイヘンな我慢を強いられています。高齢者の皆さん、ワクチン接種はリスクの高いあなた方を優先的に進めています。若者たちのためにも、積極的に接種に行ってください」

という言葉でした。

 

www.rtbf.be

 

 

 

篠田桃紅さんが亡くなりましたね…。

ホントにかっこよくて、あこがれでありました。

芸術ムーヴメントCOBRAに参加したベルギー人で、唯一まだ生きているピエール・アレシンスキーが彼女のドキュメンタリー作ったり、かなり影響を受けたりもしている。

edition.cnn.com

 

 

共感したカズオ・イシグロの記事。

toyokeizai.net

 

 

3月に入って、ネット上のあちこちでガンズブールのヴィデオを見かけるんで、どうしてかな?と思ってたらば、亡くなって30年でありました。

ガンズブールが亡くなった時、義母が悲しんでいたのを思い出したりしました。

 

前にアップしたカリカチュアを描いた戯画家さんのKrollのもの。

FB上で拾いました。

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ビデオも貼っておこう。

フランス・ガルがちょっとだけ日本語で歌ってます。

www.facebook.com

 

 

311というと東日本大震災、あと5日でもう10年ですか…。

 

先日読んだオンライン記事で、アストール・ピアソッラの誕生日が3月11日だと知りました。

これはもう忘れなさそう。

生きていたら今年で100歳。

私には、生でコンサートを聴く夢がかなわなかったアーティストのひとりであります。

www.rtbf.be

 

 

春らしいよい日差しなので、お雛さまを飾ってみた

春らしい、とてもよい日差しで気分がいいので、思いついてお雛さまを飾ってみました。

うちの3人娘のために姉が作ってくれた木目込み人形のお雛さま。

他にも3人官女や小道具もいっぱいなのだけど、最小限で。

可愛いですよね、お雛さまって。

姉の思いもこもってるし。

 

私はお雛さまを持っていませんでした。

姉は母方の祖父母が贈ったてくれたものを持っていましたが、1957年の諫早大水害でほとんど流され、私のかすかな記憶では、牛車のみ残っていたような…。

 

小学生の時、「お雛さまを買ってあげられなかったから」と、母が毎年ひな祭りの頃は小さなお人形を買ってくれていた記憶もあります。

 

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先日まではてなでスターがつけられない状態が続き、しかもその後ログイン状態も維持できなくなり、これはもうはてなブログをオシマイにするしかないか、と思ったのですが、もしかしたらブラウザとして使っているFirefoxの問題かも、と思いつき、MSEdgeで試してみたら、案の定うまくいきました。

 

こういうテクノロジー、わけもわからず使っているので、根本の原因は???なのでありますが…。

うまくいくときも、わからないままうまくいっているだけだし。

 

IDカードをカードリーダーに読ませて行わないといけない手続き、Firefoxだとうまくいかないのに、Edgeを使ったらうまくいく、という経験もしました。

 

そういえば、以前問題なかったWebカムのマイクロフォンもここんとこ使えなかったんですが、これもEdgeだと大丈夫かも。

近日中に実験してみよう、っと。

 

 

 

金曜日に行われた政府のコロナ禍対策会議、いつもと異なりあっという間に終了、規制は全く緩められないこととなりました。

というのも、感染者はわずかに増加傾向にあり、新規入院患者数も120人くらいで横ばいだったのがここんとこ増加、今200人くらい。

新しい感染者については、英国の変異株によるものが70%を占めるらしく、今対策を緩めたら、本格的な第3波に突入ということになるから、ということです。

 

一週間以内にまた会議が開かれるそうです。

 

ワクチンの方、接種センターが機能しているのに接種に来る人がものすごく少ないってのがニュースになってます。

 

私は案内が来たら行くつもり。

うちの3人娘にアンケートを取ったところ、上ふたりは「受ける」末っ子は「受けない」でありました。

 

 

今日は20年前に亡くなった母の誕生日

今日は、20年まえに亡くなった母の誕生日。

生きていたら95歳だわ。

長女と私の歳の差が、母と私の歳の差と同じだと気づいてから、長女を見ながら「自分があの歳だった頃」を思い出すときは、その時の母の思いなども想像するようになったのである。

いつもは、ただ「誕生日だなあ」と思うだけなんだけど、ひきこもり生活でたっぷり時間もあるんで、思い出した記念にブログ更新することにした。

天気がいいのに籠っている自分への言い訳でもある。

 

帽子大好きニンゲンだった母の形見の帽子。

愛用してます。

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って、母の話はこれでオシマイ。

 

 

コロナ禍対策のひとつとして、一緒に住んでいない人の場合、11月以来訪問はひとりしか許されていません。

昨日朝のラジオにゲストとして呼ばれていたエコロ党のトップの人が、そこで「最初の頃はそのキマリを守っていたが、今はカップルで訪ねてくることを許している」と言っちゃったのが、かなり大きな話題になってます。

うっかり口走ったというのではなく、かなり確信犯的発言だったようです。

明日また政府の対策会議が開かれますが、その中でも大きく取り上げられるでしょうね。

なんといってもエコロは連立与党のメンバーですから、自分たちが決めたことを自分から破ってることになる。

罰金250ユーロの対象でもあります。

 

www.rtbf.be

実際にこのキマリを守ってない市民はいっぱいいると思うし、批判もされている事柄だとは思うけど、明日の議題にする、というのならわかるけど…。

野党ならわかるけど、政権内部のひとだし、なんだか人気取りのポピュリズム的発言だと感じてしまった。

 

 

 

 

最近ますますバカになってる感があるんだけど、これってやはりここんとこ本を読むのが億劫になっているせいだと思う。

これはいかん、と思って、冷蔵庫に貼ったマグリットの黒板に「本を読もう」と書いてから、すでに3年くらい経ったのではないか…。

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けっこう本好きだったんだけど…。

 

天気良すぎて反射してますが、大学時代の友人が「Shoさんに似てる」と額装してプレゼントしてくれた、フジタのこどもシリーズ、本好き子供。
今は昔、な私の姿ですな…。

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2日か3日前の朝のラジオのニュースで、ニッポンのアニメが大好きな若者が Japanime という本を紹介していました。

鉄腕アトムから現在までの、ニッポンのアニメの歴史について記された本。

 

www.allocine.fr

こちらでは、アニメって子供用、という先入観で、中身も確かめずに、ただ安いっていうんで「ひとやまいくら」みたいな感覚で買って放送してたらしい。
そしたら、当時子供に対してはタブーだった「死」とか、暴力シーンとかあったんで、へんてこなカットなんかしながら放送していたそうです。
ムリヤリ死ぬシーンをカットしたりで、話がヘンテコリンになっちゃったり。
日本の文化では悪者は残虐な目に遭っても当然なんだと紹介されてました。
死刑がいまだにあることを思えば、そうなのかも…、と思ったり…。
そういえば、オーム事件で死刑判決受けた6人の死刑執行が一気に行われたときも、その様子を記事で読む限り、ほとんど見世物的なヨーロッパの中世の死刑みたいな印象でした。
そういうわけで、ちょっとアニメファンとしては考えさせられました。
って、アニメオタクの人が話をしてたんで、けっして批判していたわけではなく、文化の差、って感じで紹介していたんですが。
 
 
そしたら今朝Twitterで見かけて下に貼りつけている記事を読んだんですが、上の話と合わせて考えると、死や暴力がタブーだ、というそのモトが欧州のものとはもしかしたら異なるのかな、なんて考えちゃった。
 

 

ところで、昨日からはてなのスターがつけられない。

なぜかは不明であります。

 

 

最後に仕事してから、ついにまる1年経った

私個人としては、コロナ禍で仕事がなくなってまる1年となりました。

最後に仕事をしたのが2月21日でしたから、今日は1周年記念(笑)としてブログ更新。

 

シベリアからやってきた寒波で、最高気温も氷点下という寒い日が1週間続いたかと思ったら、今度はサハラ砂漠からやってきた暖かい風で、最低気温も10℃くらい。

最高気温は20℃近くになるというウィークエンドであります。

木曜日まで続くらしい。

金曜日から気温は少し下がるけど、それでもこれまでの平均気温よりは暖かい、とのことです。

 

今朝7時30分頃の空。

日もどんどん長くなってきています。今は毎日4分ずつという勢い。

空が少し黄色がかっているのは、サハラ砂漠から砂が運ばれているから。

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しばらく前にイタリアの首相が新しくドラギ氏になりました。

この方、欧州中央銀行のトップだった人、欧州のいろんな経済危機において手腕を発揮した人だそうで、ユーロのお札のサインがこの方のもの、とニュースで言ってたので、ほおっと思ったミーハーおばさん、さっそく見てみると、ほんとにMDraghiって書いてありました。

コロナ禍の困難の中、イタリアではポピュリズム政党が分裂し始めていて、「ポピュリズムの時代の終わり」だと、その日のニュースで言っていたのが印象的でした。

これもコロナ禍の影響ですよね。

コロナ禍の中、ヘンな政府のところほど、よりタイヘンな目に遭っているような印象があります。

市民も痛い目に遭って懲りたのかも。

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今週の金曜日に政府の対策会議が開かれますが、今回最も注目なのは、カフェ・レストランと文化セクターの扱いがどうなるか、だと思います。

 

先日の新聞に、この引きこもりの日々、デプレッションに陥る人の原因のひとつが、生活が正常化することへの不安、と書いてありました。

あ、これってわかる、私もこのグループだ、と思っちゃった…。

 

補助金で不安なく暮らせてますからねえ…。

(この援助は6月まで延長と決まりました。その後はどうなるかな。)

 

経済的にタイヘンなのが学生たち。

ベルギーは授業料は無料で、毎年ミネルバルと呼ばれる登録料(たぶん現在は800~900ユーロくらい)を払います。

これも経済状況により、半額になったり、免除されたり。

払い戻し不要の奨学金も出ます。

とはいえ、やはりちょっとしたバイトで生活費を補わないといけない子は、飲食店が閉じているゆえに仕事ナシ状態。

政府は援助を決めていますが、なんだかまだちゃんと機能してないみたい。

 

私が登録している自由大学の年寄り枠、コンフェランスについては、もう今年度は全てオンラインと決まったそうで、そのお知らせのメールに、困っている学生への援助を呼びかけていました。

40ユーロ以上だと、今年の税金申告の際に控除もされるのよ、と、メールには強調されていました。

不安なく暮らせているお礼として、私も寄付します。

 

あ、そういえば、前回「難しすぎる」とショックを受けていた講義、発言ナシで受講できることに…(笑)。

そういうことで3回目の講義を聴いたんだけど、「黙ってて」と言われると何か言いたくなるものですね。(笑)

 

 

さて、今日は仕事ナシ1周年記念、ということでこの辺で。

 

いくつか気に入った記事のリンクなどを貼ってオシマイにします。

 

 

とても美しいサイト。

窓研究所って初めて知った。

madoken.jp

 

読後に脳内スッキリ感味わった記事。

www.nikkei.com

 

へえっと思った。

book.asahi.com

 

他にもあったかもしれないが、思い出せない。

 

追記・さっき昼のニュースで、サハラの砂が届くのは今夜だと言ってました。上のフォトが黄色っぽいのは単なる朝焼けね。笑

 

 

急げ、急げと言われても…、という感じ⁈

今日は気温は少し上がるらしいけれどまだ氷点下。

しかも時速50kmの風が吹くので、体感気温は日中-10℃~-12℃らしい。

(こちら、風速は時速で表されます)

今日はちょいと買い物にでないといけない。

昨日までのうちに行っておけばよかった…。

 

 

後期の大学の講義、水曜日が美術史で木曜日が文学なんですが、この木曜日の講義がものすごく難しい。

私の基礎知識とフランス語能力ではとてもついていけない。

あまりのショックに、昨日は聴講後ずっと頭真っ白状態でありました。

(一晩寝たらちょいと回復。苦笑)

しかも聴講している学生が、私も含めて10名くらいしかおらず、先生は学生に発言をガンガン求めてくるので、もう私は「何も訊ねられませんませんように…」ハラハラビクビクする始末です。

悲しい。

それでもやっぱり、へええっと学ぶことはあるので、「何も発言しませんが聴講させてください」と、年寄りであることを盾にディスカッションへの参加は勘弁してもらうメールを、今日先生に送るつもりです。

情けない。

でも私が年寄り枠で聴講していることはご存じのはずなんで、もしかしたら、初めから問題なし、なのかもしれませんよね。

って、開き直りか…。

一晩寝ただけで急にオプティミスティックになれる自分を褒めてあげたい。笑

 

 

さて、二日前に更新したばかりなのにまた更新。

前回更新した日の夜、首相が直接コロナ禍対策に関する質問に答える、というコーナーがTVで設けられ、22時から23時過ぎまで放送されました。

スタジオには、人権問題の専門家、精神科医、貧困問題の活動家といった人も、首相とともに呼ばれていて、さらに視聴者からの意見・質問も受け付けます、ってことでした。

 

ちゃんと視聴したわけじゃないんだけど、それぞれの立場の人たちが言いたいことを言ってました。

こういう危機の中で国のトップをやっていくのもタイヘンですよね。

私は、自分が政府の補償のおかげで経済的不安がないこと、それと、ひきこもり生活がそれほど苦にならない、というのがあるんでお気楽なことが言えるのかもしれないけど、政府はけっこう頑張っているんじゃないかな、と思っています。

ただ、そこからこぼれてしまう問題があるのも確か…。

 

こういう番組では、いつもマンガ家がスタジオに呼ばれて、話を聴きながらカリカチュアにしていきます。

最後のしか見てないんだけど、まさしく、と思ってしまった。

 

コロナの十字架を背負った首相を、もっと速く、と急かす人たち。

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ただ、対策を評価するか、というアンケートの数値を見ると、よい・とてもよい合わせると70%。

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番組では責められまくった首相を励ますためか、上の二つが最後に紹介されていました。

 

子どもの権利についてのスペシャリストと首相 ↓ 。

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今日は、うまいこと描くのね、と思ったカリカチュアを紹介したくなり、ビデオでその部分を見直してフォトにしたわけです。

 

 

ベーシックインカムの話が本格化したっぽい

寒いです。

前回の記事に、最高気温が0℃前後、なんて書きましたが、それどころじゃない寒さ。

終末に降った雪が解けずに残ってますが、天気は良いので日中にはお日さまが現れいい感じ。

今回はシベリアからやってきた寒波だそうです。

寒波と呼ぶには条件があって、5日以上最高気温も氷点下になること、あるいは3日以上-10℃が続くこと、だそう。

ホントにこんな寒さは久しぶり。

学校のカーニヴァル休暇は来週から、暖房が壊れちゃったある小学校の子供たちが、ヴァカンス前の1週間はルーヴァン大学のオーディトリウムを使わせてもらって授業をやることになり、子どもたちがいっつもの教室とは違うんではしゃいでいる様子をニュースで見ました。

 

私は滑って転ぶのが怖いので籠ってます。9月に膝をケガしたトラウマであります。

うちにいるんで寒さを体感しているわけではないのです。

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こういう寒さのときは野宿者さんたちに凍死の危険があるので、いつもそれを避けるための活動をする人や、公共のスペースの提供があります。

でもどうしてもそういう場所に行こうとしない人がいる。

そういうケースでは、少なくとも毛布や温かい食べ物が供給されます。

野宿している人を見かけたら、連絡するようにと連絡先も広報されます。

ブリュッセルだけで野宿者さんは4400人いるそうです。

 

先日ニュースで、高齢の受刑者に対応したプリズンの話をしていました。

高齢受刑者は若い受刑者と一緒にいるのが難しいのと、部屋も2段ベッドだったりと動きの面からも困難がでてくるのだそう。
そんな中、サンチュベールにある刑務所は、高齢の受刑者のために最適化したものとなっていて、すごく快適そうでした。
(全てのプリズンでこういう対応をしているわけではない、という注釈付きでしたが)
↓ に貼り付けたニュース、日本では見ることができないと想像しますが、このリンクのフォトに見える70代の受刑者さん、クロスワードパズルを自分でつくるのが趣味。
80代の受刑者さんもインタビューされてましたが、満足そうでした。
「閉じ込められてる」という事実以外、コロナ禍の中の私のひきこもり生活と何もかわらないなあ、と思ったのであります。

www.rtbf.be

しばらく前にFB上で見つけた4軸テスト、おもしろそうなのでやってみました。

その結果が ↓ なんですが、政治軸で見ると超左翼なんでビックリ。

ベルギー社会で共有している価値観だとこうなる、ってことなんでしょうが、その分析が米国的だなあ、と思っちゃいました。

やはり大昔観たアメリカ映画で、たしかスパイものか何か、他のことは何も覚えていないんだけど、唯一記憶にあるのが、

「米国から見たらヨーロッパの国は全部社会主義国家だ」

というセリフ、それを思い出しちゃった。

この価値観はコミュニズムとかじゃなくて「人権という発想」から来てるんだけどね。

www.idrlabs.com

 

 

さて、ようやくベーシックインカムに関する話し合いが本格化しそうです。

19時半のニュースの後に、Questions en prime というコーナーがあり、これまでずっとコロナ関係の話を専門家を招いてやってたんですが、一昨日は、コロナの話ばかりじゃなんだから、というんで、ベーシックインカムのお話でした。
興味深かったです。
 
人の活動は、1.お金を稼ぐためのジョブ 2.身近なものへのもの(子供の教育など)3.自分が自分のためにやりたいこと の3つ。
最低限の生活が保障されれば、誰でも自身がやりたいと思うことを怖がらずにできる、
それが最も重要なベーシックインカムの意味、特に若い人にとって意味がある、と 
向かって左のバーニーサンダースみたいな方が強調されていました。
 
右にいる若い経済学者さんはニュートラルな立場っぽい。
以前から盛んに反対しているのが労組なんだけど、労組の人が反対意見の代表としてオンライン参加。
 
コロナ禍の中、政府は補償金という形でよく似たことが実現できたじゃないか、と、
バーニーサンダース曰く。
 
実は私もずっとそう思っていて、そういえば、夏だったか、ピケティのインタビューを視聴したんだけど、彼もそこで、
「これ以上の公共の援助はムリだムリだとずっと言ってたけど、コロナ禍に突入したらパッとそれができたじゃないか」
と言ってました。
 
若い方の学者さんはこのシステムが近いうちに実現できるかについては懐疑的。
バーニーの方はオプティミスト
今はコロナ禍抜きで考えても、高等教育を受けてもプレカリテに苦しむ若者が多い、
その解決法としてベーシックインカムがとても有効だと信じている感じが伝わってきました。
 
この番組では視聴者の質問にオンタイムで答えるようになっているんですが、年金そのままで上乗せされるの?という年金生活の方の答えにも、そのとおり、と。
このバーニーが「もし実現したら、自分が既にもらっている年金で年寄りの私は十分だから、過剰な分は全て若者のために還元する」と強く言ってました。
心から「未来のため」と考えておられるんだと思う。
 
ここでは金額として750ユーロという前提でした。

www.rtbf.beこれはメモしておかねば、と思ったので、今日は他にもするべきことがあって気が急くのだけど更新したのであります。

 

 

それと、後でこれ ↓ を読む。

maga9.jp