フォトだけでもアップしておこう

8月ももうすぐ終わるので、今月中にアップできる容量にまだスペースがあるだろうから、ここ数日のフォトを貼り付けておこう。

 

すごく良いお天気の日もありましたし。

 

最高気温も20℃いくかいかないか、さわやかな風が吹き、とても気持ちよかった。

 

火曜日は注文していた本を取りに行ったのだけど、あまりに気持ちよかったんで、帰り道は少しだけ遠回りをしたのである。

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水曜日も良いお天気で、日本食品の買い出しに。

飛行機雲を見るといつも亡くなった母を思い出し、ついフォトを撮ってしまう。

初めてこちらに来た時、こんなにたくさんの飛行機雲を見るのは初めて、とはしゃいでましたからね。

かわいいおっかさまでしたわ。

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あ、飛行機雲と言えば、森岡正博さんが『無痛文明論』の英語ヴァージョンの表紙に、私の撮った飛行機雲のフォトを使ってくださいました。

光栄なことです。

www.lifestudies.org

 

 

昨日はお隣のコミューンであるウックルの展覧会のオープニングだったので徒歩で。

お金持ちの人が多く住むところで、

(フランスでオランドが大統領になった時、フランスの大金持ちが税金のがれのために住所を移したところ)

美しい立派な家々や、お城のような家のそばを通り抜けると公園です。

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公園を抜けると、誰でも使えるフィットネス器具が設置してありました。

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展覧会場は13世紀から存在した農場だったところ。

今残る建物自体は18世紀のものですが。

1950年代に本来の活動が終わり、その後20年くらい放置されていたものをコミューンが買い取り、修復して文化施設としたのだそうです。

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展示作品には、これは真似っこして自分でもやってみたい、と思った作品が2点ありましたわ。

 

 

id:cangaelさんのブログで赤川次郎さんの記事が紹介してあり、全く同感だなあ、と思いました。

そして、コロナ禍の中でのオリンピック開催、昔流行った映画のコピー、「読んでから観るか 観てから読むか」でしたっけ、それを思い出したりもしました。

 
「オリンピック開催か コロナ対策か」
どっちかを選ばないといけないと思い込まされてたんじゃないの?
 
それほどオリンピックをやりたいなら、
(私は最初から、他にやるべきことがあるだろ、と思い、反対だったが)
やりたい人はやれるようにまずきちんとした対策をする、
そういうことをやらなかったことこそが大問題だと思う。
 
ものすごく関連し合う事柄とはいえ、オリンピックとコロナは別々の問題なのになあ、と。
 
それにしても、言論の自由がある程度保証されているはずの国で、
しかもほとんどの人が文字を読めるというのに、
これだけ一部の者たちの利益のみしか考慮されない独裁的な状況になるなんて…、
 
誰かにストンと腑に落ちる理由を教えてもらいたい。
 
 
 
こちら、コロナ禍に関しては、ようやくRtが1を切りました。
でもバカンスから人が戻るんで、また増えるのかな?
 
 
アフガニスタンに関しては、昨日自爆テロの少し前までに、レッド・カイトと名付けられたベルギーのオペレーションがいったん終了。
カブールとイスラマバードの間を23往復して人を移動させ、今朝到着した便を入れて千数百人の方がベルギーに到着したようです。
 
まだたくさん死の危機にさらされている人が残っていて、昨夜のニュースでは、こちらに5年くらい前から難民として認められているアフガン人夫婦の妻の方、故郷の母親が病気というんで帰国していたのが戻れなくなった、と、ものすごく心配している様子が報道されていました。
 
 
 
今日は朝寝坊したばかりにあまり時間がないので、おおおっと思ったTweetを貼り付けて終わろう。
 
 
かわいい!と思ったので。 

 


 

 

貼り付けるのを忘れていたフォト など

前々回更新するとき貼り付けようと思っていたフォトがあったのに、すっかり忘れていたので今貼っちゃう。

 

仕事の帰り道、ほんとに久しぶりに夜のグランプラスを通ったのでフォトを撮らないではいられなかったのです。

何回見ても、美しいなあ、と…。

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ついでにニュースの記事など。

 

ジョセフィン・ベーカーが11月30日にパンテオン入り。

www.rtbf.be

 

これも。

speakupoverseas.com

 

ガンズブールによる曲とクラシックの関り。

www.facebook.com

 

全員かわいい。

www.youtube.com

 

 

アフガニスタン関係、その後のニュース。

今朝ラジオでは、すでに400人ほどイスラマバードに移動できたそう。

「あと1時間ほどすると到着する」という人たちも100人以上いるようなことを言ってました。

カブールの空港では、ダエッシュによるテロの心配もあるそうですね…。

 

 

あ、昨日記したマンガ Ivre du Japon  ですが、もう昨日の午後「取りに来て」メールが届きました。

日曜日だったのに! 驚いちゃった。

 

もっと忘れてたことありそうで気になるが、トム・ウェイツを貼って今朝のテンテンバラバラ記述はオシマイ。

 

www.youtube.com

 

今日のメモ

前回更新してから1週間以上経ったので、ここ数日間のことを忘れないようにメモしておこう。

 

 

金曜日に33回目のコロナ禍対策会議が開かれました。

 

連邦政府レベルでは、予定通り規制がさらに緩和されます。

でも地域政府のレベルでは、ワクチンを接種している人の割合が低いブリュッセルでは緩和されません。

うろ覚えなので少し数字が間違っているかもしれないけど、フランダースでは86%、ワロニアでは75%の人がワクチン接種を終えているのに、ブリュッセル首都圏では60%しかいない。

これでは十分ではない、ということで、9月1日からなくなるはずの制限(カフェ・レストランの営業時間午前1時まで、同じテーブルにつく人数は8人まで、といったこと)が、ブリュッセルでは9月30日までなくならない。

このままでは商売あがったり、というんで、この業種の人たちの間では、フランスみたいにサニタリィ・パス携帯を義務化してでも規制緩和してよ、という声が上がっているようです。

なぜブリュッセルでは接種率が低いのかについては、外国人が多いブリュッセルでは言葉の問題で情報の共有に問題があるのでは、という話も出ていました。

ブリュッセルの人口の3分の1は外国人、私のようにもうベルギー国籍を取った人は当然ながら外国人とは勘定されないので、ルーツは外国、という人も含めたらものすごく多くのガイジンがすんでいることになる。)

 

ワクチン接種率の低さを補うため、検査がさらに強化されます。

9月15日まで、カンタンな予約をすることで検査ができます。無料です。

 

数値で見ると、まだRtは1以上ですし、一時は80人台まで減少したICUの患者さんもまた倍くらいになっちゃった。

ICU患者の98%がワクチンを受けていない人だそうです。

 

 

 

さて、最近の一番の話題はアフガニスタン

平和的に政権の移譲ってことだったけど、ことはそう簡単にはいかないようですよね。

ベルギーでは早々におよそ600人の人たちをこちらに運んでくるはずだったんだけど、その対象になる方たちが空港に近づけなかったり、飛行機自体が空港に近づけなかったり、だそうです。

 

昨日からカブールとイスラマバードを何往復かして、およそ170人は運んだそうですし、今朝のニュースでは、第一陣の34人が昨夜到着した、と。

今もその活動が続いています。

 

思えば、私は生まれてこのかた、自身から生まれてくる小さな波に乗っかって生きてきただけで、こういう、激動にのまれるような、そういう体験なんてしたことないよね、などと、自分のことを考えたりしました。

 

私のモト夫が、暗殺される前からマスードのことをよく話していたんで、この方だけは印象深い。

今回は、その息子が反タリバン勢力を立ち上げ、活動の支援を呼びかけている様子もニュースで見ました。

 

どうなっちゃうんでしょうね…。

最初っから大国がちょっかいだしていなければ、こういう展開にはならなかったんじゃないのか、と思うんですが、無知なのでそれ以上は考えられないです。

 

www.lesoir.be

 

www.rtbf.be

 

 

 

2~3日前の朝のラジオのニュースで、日本で活動されているジャーナリストの西村カリンさんがお話されました。

パートナー氏のじゃん・ぽ~る西さんのマンガ Ivre du Japon が紹介されたのです。

以前は技術大国として知られていたニッポン、ご自身もそれが一つの大きな理由でこの国に興味を持たれたわけだけど、今ではすっかり世界に後れを取ってしまったのは何故か、彼女なりの分析がおもしろかった。

ほほおと興味がわいたので、さっそくこのマンガ、注文しました。

2~3日中には、本屋さんから「取りに来て」メールが届くはずです。

3女とレオくんが、コロナ禍が落ち着いたら(いつになるのだろう?)日本を旅したいといろいろ準備しているので、このマンガも参考文献としてプレゼントするつもり。

 

 

天気イマイチ状態がずっと続いていて、セーターを羽織らないと寒いときもあります。

昨日土曜日は天気が良く最高気温も25℃超えの夏日、なんて言ってましたが、夕方には雷雨だし、喜ぶほどの天気ではなかったです。

今日も曇り空。

家に籠っていることのよい言い訳にはなるのだが…。

 

もう後10日足らずで9月。

ひきこもり生活に慣れすぎて、今度はオンラインじゃなくて教室で行われるだろうからどうしようか、と迷っていた大学の講義ですが、結局「やはり参加しよう!」と申し込み、先週は自分が受けたい講義を選んで登録の申請もしました。

そのうち一つは音楽学で、先生は長女の仲のいい友人。

ロックダウンのおかげか、ドクター論文終了したうちの子供たちの友人がたくさんいましたが、そのひとりです。

 

さて、今度の木曜日と金曜日はめずらしく夕方に予定が入ってます。

 

木曜日は、先日仕事をした際に知り合ったアーチストのグループの展覧会オープニングに招待いただいたので、ありがたく出席。

このグループ、100年以上の歴史があります。

 

金曜日は甥っ子が制作したドキュメンタリー映画上映なので、観に行きます。

彼の作品としては2本目。

今回はサンダルについてのドキュメンタリー。

www.youtube.com

 
彼はアフリカによく行ってたんだけど、なんでも一昔前に流行ったあのビニールのサンダル、そのスタチューまで立ってるところがあって、そこにおけるサンダルの意味に関心を持ち、いろいろ調べて作ったのがこのフィルムなんです。

フランスではもう既に何か月も前から劇場で上映されたり、TVで放映されたりしていたんだけど、ベルギーでは最初にモンスで、そして今度初めてブリュッセルで上映です。

 

正確には甥っ子じゃないんですけどね。モト夫の従弟の長男くん。

私がベルギーで暮らし始めた頃はまだ6歳か7歳だったのです。

中等学校の頃は何回も落第しそうになって、というか、実際に落第もして、彼の父親は嘆いていましたが、ちゃんとこうして自分のやりたいことをやって生きているのを見ると、嬉しくてたまりません。

 

 

最後に、今朝見たこの記事。

www.rtbf.be

 

千葉真一ソニー・チバと呼ばれていたなんて、全然知りませんでした。

中学生のとき、なぜかは忘れたけどキーハンターのメンバーが我が街にやってきたのです。

当時とても仲良くしていた同級生のナッチャンが、握手してもらった、と、うっとり自分の右手を眺めていたことがあって、千葉真一といえば、いつもそのナッチャンの思い出とつながっています。

 

また懐かしい人がひとり…。

 

そういえば15日、故郷の友人から、精霊流しの爆竹の音が聞こえるよ、とメールが来たんだった。

 

最近のこと、いろいろ

先週と今週は珍しく忙しかった(って、何もない日々の中では、ってくらいの意味で)のであります。

 

まず先週の木・金曜日、ほんとに久しぶりに仕事でした。

もう仕事のない日々にあまりにも慣れすぎて、脳みそが「仕事」となると拒絶反応を示すほどになっていて、依頼されたときはいったん「どうぞ他の人に…」と断ったくらい。

でも「ぜひ」と強く頼まれ、それに時間も早朝じゃなかったし、ブリュッセルでの仕事で遠くに行かなくてもいいし、で、「それなら」と結局引き受けたのでした。

 

資料もできるだけたくさん揃え、できうる範囲での準備はちゃんとやったものの、ずうずうしい私でも前日はちゃんと眠れないくらい緊張しちゃいましたよ。

久々にたくさんの人と知り合い話もして、けっこう楽しく終了できましたが。

いやあ、こんなことを言うとバチがあたりそうですが、もう仕事はあまりしたくないなあ…。

終了後はドッと疲れを感じてしまいました。

仕事となるとほとんど廃人と化してしまった気がする。

フリーランスの私は、社長・秘書・会計・掃除係り、全部兼ねてますから、仕事が入ると事務処理の仕事もついてくるし…。

 

 

 

で、今週は月曜日は必需品の買い出し。

火曜日はモンスの友人が、ブリュッセルに来る用事があるから、とついでに訪ねてきて、そして水曜日は、友人といつものレストランで月1回のランチでした。

 

約束の時間にはまだ少し早かったので、いつも通り過ぎるだけだったレストラン近くの公園の中をちょいと散歩。

 

ブナと、

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プラタナス

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池があります。

池には、「シアノバクテリアが存在するので、絶対に水に触れないこと、犬に飲ませたりしないこと」という看板がありました。

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シアノバクテリアって日本語だと藍藻細菌というんですね。

今ここに記そうと思って調べて初めて知りました。

ja.wikipedia.org

 

 

散歩してもまだ時間があったんで、例によって泡を頼み、マンガを読みながら友人を待ちました。

マンガは日本人の友人にもらった吉田秋生の「詩歌川百景」。

吉田秋生のマンガも「バナナフィッシュ」の頃とは全く異なりますが、でも、この作家さんの中心にある核のようなもの、大切に思うもの、そういうのを価値観って言うのかな、それは変わらないよねえ、ブレないよねえ、などと思うのであった。

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ランチのスターターとメイン。

リエット・ド・ヴォライユと、やっぱりトリをソーセージみたいにまとめたやつに温野菜とサルデーニャのパスタ、フレーグラが添えてあった。

今月も先月に続きランチタイムがちゃんと持つことができて、めでたいねえ、と語り合ったことでした。

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再び満ち足りた気持ちで帰宅。

途中で、アッそうだ、と思いつき、うちの近所のレストランの場所を確認。

このレストラン、上述した仕事の1日目終了後、やはりそこで仕事をした男の子と一緒にビールを飲んだ時、彼に教えてもらったところ。

スペインのバルのタパスと同じシステムで、でもそのタパスは今どきのオーガニック食材を使った、味付けも盛り付けもいわゆるヌーヴェル・キュイジンヌってものらしく、とてもいいよ、ってことでした。

ウィークエンドはブランチをやってますが、平日は夜のみ。

近いうちに誰かを誘って行きたいな、と思っているのである。

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帰路の空はもう秋の気配でした。

夏らしい夏も来ないまま秋に突入かな?

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そして昨日、木曜日は友人宅に自転車をもらいに行ってきました。

もう絶対に乗ることはないから、有効活用してくれる人に譲りたい、とのことだったのです。

これがもらった自転車。

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私は人生の中で自分の自転車を所有したことがありません。

小さい時はただ単に貧乏だったので買ってもらえなかったし。

小学生のとき、クラスの男の子たちが、彼らが持ってるセミドロップの自転車で訓練してくれたので乗れるようにはなりました。

 

自転車を所有したことはないくせに、けっこう自転車で出かけた記憶があるのは何故なんだろう。

いつも誰かのを貸してもらってたんでしょうね。

あ、でもメキシコにいた頃は乗った記憶がいっさいない。

 

 

一番キョーレツな自転車にまつわる思い出は、金沢で暮らした大学生のころ。

同じ下宿には、私以外に美大の彫刻科の子が一人(今でも仲良しでコロナ禍以前は毎年こちらに遊びに来てくれていた)と、日本画科の子が一人住んでいて、私はいつも前者の子の自転車を借りては大学に通ったりしていたのですが、夏休みだったか、故郷の従妹が遊びに来て、街を案内するのに自転車が2台必要になったんです。

で、乗りやすい前者の子の自転車を従妹のために借り、後者の子の自転車を私が借りたのであります。

兼六園横をひゅーんと広坂の方に降りる際、前方に人だかりを確認してそれを避けようとした私は、やはり前方にあった電信柱を支えるためにうんと自分の近くまで伸びたワイヤーに気づかず、そこにひっかかっちゃった。

ウォーンとゆっくり(決してゆっくりではなかったと思うが、ここから脳内ではスローモーション)側溝の方に自分だけ(自転車はワイヤーに引っかかってるので安定)落っこちそうになった。

側溝には水はなく、底は石。私の背の高さ(150cm)より深かったと思う。

頭を打ったら危ないと、側溝の向こう側の塀にエイッと摑まったのはいいんだけど、なんとそのとき、ジーパンの裾が自転車の荷台にひっかかり、側溝のこっちの塀とあっちの塀をつなぐ橋状態に…。

(側溝の幅が、私の身長+腕を伸ばした長さとほぼ同じだったと思われる。)

あの頃はブカブカの大きいサイズのジーパンをベルトで締め、裾を曲げてはいてたんです。

それがかっこいいと思ってた。苦笑

その曲げた裾が引っ掛かったんです。カッコ悪すぎ。

ああ、今これを書きながら思い出したけど、あのときは映画「アニー・ホール」のダイアン・キートンがかっこよかったんで真似してた頃で、白いTシャツの上にサーモン・ピンクのチョッキを着てたんだった。笑笑笑 

通りがかりのガイジンさんが、「ダイジョーブデスカ、ケガアリマセンカ」とズボンのすそを荷台から外してくれたので、側溝にスタっと降り立てた私、そのガイジンさんが貸してくれた手をとり、無傷で生還したのである。

 

従妹はその全ての間、キョーフで真っ青になってたそうです。

トータルして2分か3分くらいの出来事だったと思うけど、もっと長ーい印象(なんといっても脳内はスローモーション・モードですから)でした。

 

彼女は後で、「ひろこねえちゃんといいると、毎回マンガの中でしかありえないようなことが起こるね」と笑いこけていましたが。

 

 

ま、そういうわけで私はドンクサイので、自転車は次女くんにあげることにします。

その方が有効活用、自転車も喜ぶし、譲ってくれた友人も喜ぶ。

  

オシマイ。

8月に入っちゃった

早いもので、もう8月に入っちゃいましたね。

ちっとも暑くない夏です。

朝・晩は窓を開けてなくとも暖房が入っちゃうくらい。

天気も今一で、お日さまが顔を出したり隠れたり、雨が降ったり。

農家も、大雨や気温が低いことやらで作物への被害が大きいそうです。

 

日も少しずつ短くなっていくし…。

 

先日ブリュッセルの旧市街まで行く用事があり、そのときプチサブロン公園の横を通った際に撮ったフォト。

その時点ではよいお天気でしたが、その日も後で雨が降りました。

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先週末にうちに来た次女くんは食材をいっぱい抱えていて、うちからまっすぐリエージュ方面の例の修道院に向かいました。

被災した家族の7歳の男の子を修道院で預かっているそうで、その子のためにケーキを焼いてあげるのだ、と。

お母さんがお病気で車イス生活、お父さんはお母さんの介護で手いっぱい、ということであずかっているんだそうです。

 

水害で被災したところは、電気についてはほとんどが復旧しましたが、ガスについては数か月かかるそうで、暖房が必要な時期になってもガスによるものは不可ってこと、まだまだ問題山積みですね。

 

町の復興は、今回の被害の状況を把握し今後同じことが起こらないように設計し直さないといけないので、1年かそれ以上はかかるそうです。

全てを失った学校もたくさんあり、はたして9月にスタートできるか心配されていて、本・筆記用具・PCその他、学校で必要なものを市民が寄付していますが、もう8月ですしねえ…。

 

 

 

コロナ禍については、ICUの患者さんが今日は97人でした。

Rtがずっと1を超えています。

でも規制は強まっていません。

ワクチンの接種が進んだからか、重症化は避けられているんでしょう。

 

18歳以上の市民の8割近くが2度の接種を済ませており、12歳から18歳までの層もワクチン接種に関しては積極的。

一番消極的なのが18歳から34歳までの層だとニュースで言ってました。

 

 

 

今朝ウクライナに亡命しているベラルーシの反体制活動家が、ジョギングに出た後失踪、今日キエフで首をつって亡くなっているのが発見された、と。

すでに、何ものかにつけられているようだ、と言ってたらしく、自殺に見せかけて殺されたという話でした。

怖いですねえ…。

亡命先でも安心できない。

www.rtbf.be

昨日のニュースでは、Tokyo2020に出場したベラルーシのアスリートが帰国を拒否、亡命先としてはポーランドが受け入れを表明した、と言ってました。

彼女のパートナー氏は既にウクライナに逃れたそうですが…。

同じ東欧の方が言葉の面でカンタンなのかしら。

 

一言で東欧って括ってはいけないんでしょうけど、うちの次女と3女の4/4のバイオリンを作ってくれた職人さんはブルガリア人で、ある日彼を工房に訪ねたら電話中でした。

電話が終わってから、「今のブルガリアの言葉?」と訊ねたら、「そう。だけど電話の相手はフランダースに住むチェコ人の職人で、向こうはチェコ語で話してたのよ。彼は仏語を話さないし、自分は蘭語わからないし。チェコ語で話してもらえばこちらはわかる、向こうもブルガリア語で話せばわかるからね。」と言ってました。

へえええっと思ったことでした。

 

話すのはうまくできなくとも、聞く分には全部わかるものですもんね。

再認は再生よりカンタン。

 

そういや大昔に見たグレゴリー・ペック主演の西部劇で、メキシコからやってきた労働者との会話の場面があり、メキシコ人の話すスペイン語に英語で、「話せないけど聞く分にはわかる」と言ってたなあ。

 

 

他にもいろいろとメモしたいことがあったような気もするけど、このへんでオシマイ。

 

 

あ、ずっと自分で書きながら気になっていたことがひとつ。

ベギン会のところにある教会でハンガーストライキをしていた「難民」の方たちの件、いつもちゃんとした言葉がみつからず「難民」と書きつつずっと気になっていて、この方たち、ベルギーに住みながらちゃんとしたステイタスがなく、IDカードを持てない人たちです。

仏語だと、Sans papier サン・パピエ(ああ…、いつもカタカナ表記に困難を感じる)。

直訳すると、紙がない、ってことです。

紙(IDカード)が持てれば全ての道が開けるわけです。

「何もお金や住まいをくれと言っているわけじゃない。正しい形で仕事がしたいだけなのだ」ということでした。

IDカードを携帯するのは市民の義務ですが、市民としての権利を表してもいるんですねえ。

 

金曜日までよいお天気で土曜日は雨だった

天気予報で土曜日は雨だと言っていたので、今のうちに、と、金曜日に徒歩で20分くらいの日本食材店へ買い物に出かけました。

 

晴天の日に樹を見上げるのは、緑がきれいなので大好き。

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ハイビスカスをあっちこっちで見かけました。

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ハイビスカスって強くて育てやすいという印象。

昔まだ子供たちが小さかった頃、ど田舎の広い(広すぎる)庭のある家に住んでいたことがあって、長女がどこかで拾ったという枝を挿したらいつの間にかそれが成長し花をいっぱいつけたんです。

その枝が生きていたことも知らなかったのに。

それがこの花。色も同じ。

家族みんなで「緑の指だ!」と長女を礼讃しました。

だからハイビスカスを見るたびに、長女の≪緑の指≫(笑)を思い出してしまいます。

 

 

よく歩く道なのに、アルメニアの教会があることに初めて気づいてしまった。

というか、小さな教会があるのは知っていたけど、それがアルメニアの教会だということを初めて確認しました。

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そして予報通り土曜日は雨でした。

私の住んでいるあたりはたいした雨ではありませんでしたが、ワロニアのナミュール州はまたもや被害に見舞われました。

www.rtbf.be

 

亡くなった方はいない、そうです。
雷雨は予想されていたんで、前日までに各地区のトップが、前回の水害で詰まっていたところを取り除いて水の道を確保させたり、大雨になりそうなところの住人は前もって避難してもらったりしていましたから。
 
しかし、雨が降るたびにこうなるなんて…。
こっちの夏、よい天気が続くと少しずつ気温が上がっていき、そして雷雨がきてまたヒューンと気温が10℃か15℃くらい下がって…、というのを繰り返すのが夏。
そのたびにこういう被害となると、たまったもんじゃないですよね...。
 
被災者に水を届けたり片づけの手伝いをしたりした長女が、昨日うちに来た時に言ってましたが、重油の臭いがすごかったそうです。
うちもそうですが、暖房に重油を使っているところはまだ多く、その重油のタンクは普通地下にあります。
今回はその重油が流れ出したので、それが浸み込んで土を汚染、今後長いこと影響があるはずです。
もう息が苦しくなるほどの臭いだった、と。
自分にとっては1日だけのことだから大した問題じゃないけど、あそこにとどまっている人たちの健康被害は深刻だ、と言ってました。
 
 
 
 
 
一昨日Twitter上で見かけたもの。

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あまり驚きませんでした。とても悲しいことだなあ…、とは思いましたが。
この件、充分想像できたのです。
もう10年くらい経ったかな、仕事で日本のTV番組のブリュッセルでの撮影の手伝いをしたとき、黒人の人が映像に入ると日本におけるベルギーのイメージと異なるから避けるように、と言われものすごく驚いたことがあるんです。
もうそのとき驚いたので、今回は悲しいだけ。
 自身の貧困な「イメージ」とやらで世界像を決める人々と、そうやって発信されることを信じる人々。
どちらもお気の毒なことです。
 
 
 
 
さて、今年も恒例、王宮が市民に公開されます。
毎年この間、テーマを定めて2つ、王家の所有するお宝を使って特設展が行われるんで、それが興味深くて毎年足を運んでいますが、今年は初めて裏庭が公開されるそうだけど特設展はないそうで、私は王宮の中だけならもう何回も見たし、個人的にはそそられないので行かないと思う。
 

www.rtbf.be

 

 

その他、メモいくつか。

 

ハンガリーがこのままの状態が続くなら、ドイツかオランダかベルギーに移り住むつもりと語る若者たちや、自分たちの収賄罪などから目をそらさせるためにこういう法律を作って騒ぎを起こしているんだ、と語る人など。

www.rtbf.be

 

ブルゴーニュ公爵の話。

この本を書いた歴史家さんのパッションがビンビン伝わってきておもしろかった。

www.rtbf.be

 

あと、これ。

lithub.com

 

 

今朝は、今のところよいお天気です。

 

 

ここ数日のこと、いろいろ

 すさまじい水害から1週間経ちました。

 

今のところの数字は、亡くなった方が32名、行方不明18人です。

行方不明者が160人以上と言ってた時があったんだけど、少しずつ減って、昨日の時点で18人。

無事だと連絡したくともできなかった方たちがたくさんいらっしゃったんでしょうね。

インフラが破壊されましたから。

 

一昨日の7月20日は追悼のセレモニーが行われ、12時に1分間の黙とう。

そして昨日7月21日は、ベルギーの建国記念日でした。

通常は軍のパレードや花火打ち上げなどがあるんですが、軍も救援活動に忙しいし、コロナ禍の最中でもあるしで、ミニマム規模の小さな式典となりました。

内容も被災者と援助活動者へのオマージュ、加えてコロナ禍の中で亡くなった方や医療従事者たちへのオマージュ、というものでした。

ニュースで見た映像では、王さまも王妃さまも涙を抑えられない様子でした。

 

毎年前日20日に王さまのディスクールがあるんですが、今年の内容は上述の式典と同様のものでした。

 

コロナ禍の方の数字は、ICUの患者数が87でRtが1.24です。

上昇傾向。

 

今年の末には、2019年のGDPの90%まで回復、来年度は通常に戻る、と見込まれてましたが、追い討ちをかけるかのような水の害で、そうはいかないかもしれませんねえ…。

このバカンスで追い上げムードだったワロニアの街や町が大打撃で、絶望している人たちもいっぱいです。

 

でも、いつものことなんだけど、テンテンバラバラなこの国、こういうタイヘンな事態になると「連帯」の気運がワッと盛り上がります。

今回もそう。

ですから、全体の雰囲気はそれほど絶望的ではないです。

いったんブリュッセルに戻っていた3女クンも、昨日は友だちと被災者の方の手伝いに出かけたみたい。

土曜日には長女と次女がうちに来るそうなんで、詳しく様子を教えてくれるでしょう。

 

 

 

もう2か月ほど続いてきた、難民申請を受け入れてください、というハンガーストライキがいったんストップされることになりました。

ここんとこ毎日15人のペースで入院者が出ていたんです。

連立政府を作っている社会党とエコロの大臣が、もし死者が一人でも出るなら辞任する、と言い出したり。

水害の被災者への対応にも追われるし、政治的コンフリクトにエネルギーをそぐ時ではない、と首相。

いずれにしろ、ストを決行している人の健康の面を考慮し、かつ、この件についてちゃんと話し合いがなされることになった、というんでストがストップされたというわけです。

 

 

 

先日記した日本のアニメがいっぱい視聴できるサイトで、「86 エイティシックス」というのを昨日観終え、号泣してしまった。

今も思い出すだけで泣けてくる。

歳のせいか、もう重いテーマのドラマもドキュメンタリーも、特に子供たちがひどい目に遭うのは耐えられないので避けるんだけど、このアニメ、油断してつい観ちゃった。

設定はアニメが得意とするデストピア、選択の余地のない場所に追いやられた子供たちが、自分たちの尊厳を守るために、そんな中でも自分たちの行動を自ら「選ぶ」という話。

いかん…、また涙が止まらなくなった。

 

 

 

今朝はTwitterでこんな記事 ↓ を読んで驚きました。

ほんとにビックリ。

www.asahi.com

 

 

こちらのジャーナリストがTokyo入りしたからですかね、ようやくこういう記事も出てきた。

 

どんどん貧しくなっている国での「金持ちたちの大会」だ、と。

www.rtbf.be

 

気温34℃湿度70%という極端な条件の中での競技に、選手たちがいかに準備をしてきたか、という話。

www.rtbf.be

 

オリンピック史上、もっともあり得ない大会って ↓ 。

www.rtbf.be

 

今朝のラジオでは、ニッポンではデルタ株によるものが感染者の90%、ワクチンの接種率がとても低い、みたいな話もしていました。

 

 

ということで、メモでした。