パリの惨事の2日後です。


パリのテロはたいへんな衝撃でした。
今日はロンドンから来るお客さんのアテンドの仕事が入っていたのですが、この事件ゆえにキャンセル。
昨日は午前中に仕事が入っていただけで、午後は今日の仕事の準備に充てるつもりだったのですが、そういうわけで時間ができてしまったので、ずっとネットでニュースを追っていました。

余りの身近さに、涙が止まらなくて困ってしまった…。

まだまだわからないことがいっぱいなので、ニュースを読んでも聞いても、いわゆる識者といわれる人たちのコメントはほとんどありません。

ものすごく難しいことだらけの時代ですし、今回のようなことは、いつどこで起こってもおかしくないといつも思っています。
たまたま自分がそこに居合わせ巻き込まれても、その時は仕方あるまい、と、ある程度の覚悟もしています。

でも、子供たちが巻き込まれるかもしれないことを、仕方あるまいと覚悟することなど、とてもじゃないけどできないので、やはり恐怖を感じます。

ツィッターやFBを見ると、「日本食レストランが襲撃された」といった事実と反する書き込みがいくつかありました。
襲われたのはカンボジアン・レストランで、近くの日本食レストランが、避難所として場所を提供したというニュースがありましたから、そこらへんから間違った情報が出てきたのかもしれません。

パリの事件の前日には、ベイルートで2件の自爆テロがあり、40人以上の人が亡くなり、250人近い人が負傷しています。

この事件に関する報道と、パリの事件の報道の非対称を批判するコメントもあちこちで見かけます…。



追記・難民問題で、国境を封鎖するべきだ、と以前から主張していた人たちの声が、今回の事件で、ますます大きくなるでしょうね。
昨日のニュースで、マリーヌ・ル・ペンがさっそく、だから言ったでしょ、的な発言をしていました。
シェンゲン協定で実現していた欧州の「移動の自由」という価値観が壊れつつあります。
難民の人たちが、ますます困難を強いられますね…。



追記 2・ フランスの知り合いによると、日本食レストランというのは、こちらにいっぱいある日本人じゃない人とがやっている店で、カンボジアン・レストランのお隣にあるのだそうです。犯人は銃を乱射したので、そこにいた人も被害をうけたらしい。
いずれにしろ「日本食レストランが狙われた」といった事実はないようです。