7月21日


7月21日は、ベルギーの国のお祭り日です。
建国記念日、と言った方がわかりやすいかな。
なんでこの日かというと、1831年のこの日、オランダから独立して最初の王位に着いたレオポルド1世が、国民と憲法に忠誠を誓う宣誓を行った日だから、ということらしい。

そういうわけで今日、恒例の王様のディスクールがありました。
なかなかいいこと言うじゃん、と思って聞いたのだけど、
(王様のスピーチ、ちゃんと聞いたの実は初めて。テロのせいで仕事が少なくてヒマな日々なのですよ。)
7分間ほどのディスクール、テロ事件、難民の話、ポピュリズムのはなしからBrexitにまで話は及び、ベルギーの、そしてヨーロッパの、「理想」の再確認だったと思う。

で、初めて知ったけど、後で学者やジャーナリストが、話の内容を分析して批評するのね。
10点満点の7.5点から8点と点数つけてました。


ニースでは、革命記念日に、ひどい事件が起こりました。
秋葉原事件を思い出しました。
日本でも大きく報道されたと思うので、いろいろ書き記す必要もないと思いますが…。

一昨日の夜はドイツで、17歳のアフガニスタンから難民としてやってきてた若者が、電車の中で斧とナイフで乗客を襲うという事件も起こりました。

こういう耐えがたいような事件がずっと続くので、なんだかすっかり涙もろくなっちゃって・・・。


もう何回も書きましたが、次女クンの「決心」の言葉が、そのたびによみがえり、そしてまた泣きたい気持ちになります。
目の前にいる人に、思想信条、見た目や好き嫌いに一切関係なく、よくしてあげること、それしかないという次女クンの結論と決心は、とても正しいと思う。
言うのは簡単だけど、という反論はあるかもしれないけど、たぶんほとんど絶望状態だった次女クンの思いはホンモノだと感じるし、私はそれを見習うしかないと思っています。


あと数日したら、毎年遊びに来る大学時代の下宿友達がやってきます。

一緒にベルリンを訪ね、いったんブリュッセルに戻ってから、次にまたすぐニースに行くことにしてます。

海岸には、追悼の花やろうそくがいっぱいでしょうね・・・。
エルネスト・ピニョン・エルネストの展覧会を観たくて決めた旅だったんだけど・・・。


今日ニースに暮らすFBの知り合いがアップしていた映像が美しかったので、ここに貼りつけます。

と思ったけど、うまくいかないので、その映像のある記事のリンクを貼りつけます…。
オバサンは何が問題でうまくいかないのか、???であるので。

http://www.nicematin.com/faits-de-societe/cette-video-rend-un-hommage-magnifique-aux-nicois-66065