4月13日 コロナ危機@ブリュッセル

昨日は朝起きてPCを起こし、メールチェックしたあとツィッターを開いたら、
某国の首相の不愉快なビデオの話でもちきりで、
あの無神経ぶりにほんとに気分が悪くなり、
私の1日が汚された気持ちになりました。
ついに悪知恵すら働かなくなったかと思われる無知・無恥・無神経ぶり…。
多くのコメントに、ルイ16世とマリーアントワネットに喩えるものがあったけど、
それは違うだろ!と言いたい。
ルイ16世は人が苦しむのを見たくない優しい性格をしてたし、
市民の行動に寛容だったし(だからこそ革命の基礎がつくられた)
王妃の方も、幼稚だったかもしれないが、
フランスの貴族界にあって新しいことをしようとしていたし、
あの時代の情報の伝わり方は今と違うし。
だから私は仏革命時の王家と比べたりなんか絶対したくない。
 
王様だっていろんな世界の情報が得られる今日、
あれだけ無神経でいられるのは、単なるバカだと思う。
共感能力ゼロだってことだと思う。
シンタローは自分の息子について、
「政治家は向いてない。情がないから。」
と言ったそうだけど、まさしく、だわ。
ありとあらゆること以前の問題だ! と思います。
そして、そのありとあらゆること以前のところでエネルギーを失いまくっている某国の皆さん、同情しないではいられません。
世界中どこも「これでOK」とは言えない問題を抱えていますから、ベルギーが最高とも欧州ばっちりとも、それは絶対言えないし、言いたいとも思いませんが、でも少なくとも未来のための普遍的なヴィジョンを探そうとしている、と感じます。
 
ま、そういうわけで、昨日は一日のエネルギーをずいぶん奪われてしまったけど、この件については、今日とても良い記事を読みました。

note.com

 

 

さて、いろんなことがいっぺんに頭の中にあり、それをまとめてここに記すのは、自分自身のためにとてもよいのだけど、どうもそれは今の段階では難しいので、後でちゃんとまた考えられるように、その手がかりになるようビデオを貼り付けるのみにしておきます。

www.arte.tv

これは、また例によって尊敬する竹下節子さんのブログで知りました。

spinou.exblog.jp

 

前回貼り付けたイタリアのパオロ・ジョルダーノさんのエッセイや、このドイツの若い哲学者や、こういう方たちの言説をよく知ることで、コロナ危機後の社会について、自分なりにちゃんと考えてみようと思います。