今日と明日の間に時計の針を1時間戻して、サマータイムも終わります。
ちょっとの間は夜明けが少しは早まりますけどね、それもつかの間、夕暮れはあっという間にやってくるし、いよいよ本格的に暗い冬となります。
今朝読んだニュース記事によると、電話で時間を調べる、あのピッピッピッ〇時〇分ってサーヴィス、あれがベルギーで始まって80年だそう。
今どきはPCやスマホが教えてくれるとはいえ、まだ350人/日ほどの人が利用してるけど、サマータイムに変えるとき、あるいはそれを戻すときは、利用者がどっと増えるのだそうです。
「戻すんだっけ、進めるんだっけ」ってわからなくなる人がけっこういる、ってことらしい。
間違ったら他の人たちと2時間違っちゃいますからね。笑
木曜日、8時の講義に出席するために大学に到着する頃だってこの暗さ…。
朝だけど夜です。
来週は死者の日のヴァカンス、
(昨日からヴァカンスで出かける人がいっぱいいます)
でも木曜日の講義は、翌週も第1次大戦終戦記念日でお休みなので、2回もお休みにはできないということで、水曜日に時間と場所を変更して授業が行われます。
その準備で読まないといけないテキストがある。
PC上で読めるんだけど、書き込んだりしたいし、私はやっぱり紙上で読みたい。
それで昨夜プリントアウトしようと思ったんだけど、プリンターの調子がヘンテコリンですごく苦労しました。
これについてはなんとかクリアしたものの、今朝、今度は美術史概論の最後の講義のシラバスをプリントしようとしたけど、全然うまくいかない。
実はしばらく前からちょっとヘンではあったのだけど、訳も分からないまま思いつくことをあれこれやったらなんとかなっていたんです。
今回も、USBを引っこ抜いてははめ直してリセットを試みたり、その他いろいろやって見たけど全然ダメで、これはもう買い替えるしかないかも。
カートリッジにはインクがまだたっぷりなのに、悔しい…。
COP26がグラスゴーで始まりますね。
しばらく前に、日本語で「イギリスのグラスゴー」って書いてある記事を読んで、なんだか抵抗を感じると記しました。
「イギリス」と日本語でいう時、それがUKを指すことを思えば間違ってはいないんでしょうが、こっちではグラスゴーというとき、「スコットランドのグラスゴー」とは言っても、「UKのグラスゴー」とは絶対に言わないんで、それに慣れているゆえの反応だったんだろうと思います。
こういうほんとに些細なことにも、認識の差が生まれてくるもんだなあ、と。
言葉って、ものすごく重要だと思います。
なんでもかんでも「あたりまえ」にしてはいけないと、「どうしてそう言うのだろう・感じるのだろう」と問わないといけない、そう考えます。
仏語史の講義を取ったのもそれが理由、先週・今週と、842年のストラスブールの宣誓で仏語というものが誕生してから現在まで、世紀ごとに仏語圏での言葉の歴史を見ましたが、ほんとにおもしろい。
その時代の統治者の価値観や思惑、吟遊詩人が果たした役割、などなど、おもしろすぎます。
この講義、来週以降は学生たちが自分たちで発表の準備をすることになり、教室での授業は後期までお休みです。
私は試験は受けてはいけないので、自分の発表もなく(やりたければやってもいいけど、自分自身に対する要求水準が低いのでそこまではやるつもりなし)、金曜日はお休みになります。
もったいないので、シラバスをちゃんと読みなおし、聴いたことの復習だけはしようと思ってはいます。
数日前読んで、オッと思ったニュース。
EUがポーランドに対して、百万ユーロ/日の罰金を科してます。
Polexitってのはないだろう、という専門家の見方で、連中の目的はEUを出ることではなく分断を図ること、だって。
ほんとにほんとにほんとにイヤな感じ。
先日、朝のラジオでポルナレフの Qui a tué grand-maman を、初めてちゃんと歌詞を意識しながら聞いてちょっと感動してしまいました。
ポルナレフ、私のモト夫も彼が好きだったし、モンスにいた頃の歯医者もポルナレフの大ファンで、ブリュッセルでコンサートがあると喜んで出かけてたのよねえ。
私にとっては、ポルナレフというと中学校時代の思い出とつながってます。
中3のときの担任が、すらっと背が高くて顔が四角くて、四角い眼鏡(サングラスじゃなかったけど)をかけて、彫りの深いちょっと日本人離れした顔立ちで、ポルナレフによく似てたんです。
社会の先生で、「民主主義って〈多数決〉じゃない、少数のことを考慮する仕組みなんだ」とか、「100円で何かを買ったとする。その原価が実は80円だったとして、君たちは20円損をしたと思うかい?思わないだろう。その20円は売った人の仕事への対価として払ってるんだから。」とか、教えてもらったそういったことは今でも忘れないし、「僕の妻は、もし僕が死んだらどうする?って聞くと、あなたが死んだら私も死ぬわ、って言うんだ」みたいなのろけ話までしてました。
当時30代後半くらいだったのかな、中学時代、私が一番、いい先生だ、と思ってた人。
久々にポルナレフを聴いちゃったんで思い出してしまった。お元気かしら…。
私は、授業中おしゃべりしてても耳はちゃんと授業を聴いていたし(でも、他人の邪魔をしてたのよね。反省。)、特に勉強しなくとも試験もそれなりに点数が取れていたんで、いつもチャランポラン、遊んでばかりでした。
卒業するときその先生から、「高校生になったら、今までみたいに遊んでばかりでなく、ちゃんと勉強しないとダメよ」って言われ、あら、ちゃんと見てるのね、と思ったことも覚えています。
その言葉に従ったのは高3になってからでしたが…。
(でも、ちゃんと勉強したらおもしろいくらい成績がアップするんで、受験勉強がとても楽しかった、という、遊んでばかりいたことのメリットがあったのである。これ重要。楽しいことはいいことだ!)
というわけで、ポルナレフ。
Des fleurs qui poussaient dans son jardin
Le temps a passé, seules restent les pensées
Et dans tes mains, il ne reste plus rien
Du silence à écouter
Des branches sur les arbres, des feuilles sur les branches
Des oiseaux sur les feuilles, et qui chantaient
Et change ses fleurs en marteaux-piqueurs
Les oiseaux pour chanter, ne trouvent que des chantiers
Est-ce pour cela, que l'on te pleure?