早起きしたので… パリに行ってきたことなどメモ

うちにしばらく滞在していた若い友人が、今朝の便でニッポンに帰るので、お見送りで早起きしました。

今日は特に予定していることもないし、ウィークエンドなので仕事かかわりのメールも来ないし、こちらから送ることもないし、時間がたっぷりあるので、パリに行ってきたことなどメモしておくのである。

 

 

パリには大学時代の先輩が、パートナーさんと一緒に観光にやってきたので会いに行ってきたのです。

大学を卒業した後、仕事を辞めてメキシコに行く前に金沢を訪ねてみんなにサヨナラしたとき以来だから、その先輩に会うのは37年ぶりでした。

楽しかったです。

 

一緒にルイ・ヴィトン財団美術館に行ってきました。

www.fondationlouisvuitton.fr

 

企画展のみで常設展示をしているわけではないミュージアムなので、今回は10月中旬に始まるマーク・ロスコ展までの inter-exposition の時期。

建物自体がユニークなのでその見物と、ミュージアムのレストランでのランチを楽しみました。

 

12時、開館と同時に入館し、まずお昼ご飯。

 

 

レストランの天井。

 

あらかじめサイトでメニューをチェックし、ランチメニューを食べようと決めていた私である。笑

テンプラに柚子のソース、って書いてあったけど、出てきたのは天ぷらでなくフライだった。

ウッと思ったけど、これはテンプラじゃないよ、などと野暮なことは言わない優しい我々3人。

それにさっぱりした魚のスープと、ワカメやモヤシを使ったサラダにセビーチェです。

 

私だけデザートも注文、濃厚なチョコのタルト。

 

レストランの入り口。

ルイ・ヴィトンって旅行用のスーツケースから始まったんでしたよね。

 

ゆっくりお昼ご飯を食べた後、建物の見学です。

 

0階から見上げるインスタレーション、ドイツの女性作家の作品。

 

エレベーターで上がり、あとはグルグルと階段を下りました。

4階と3階にはテラスがある。

もっといいお天気の日だったらもっとよかったんでしょうけど、こればかりは仕方ない。

エッフェル塔も見える。

 

各階にはフランク・ゲリィのデッサンなど。

こうやって全体のイメージを作っていくんでしょうね。

 

建築材料がいろいろ展示されていましたが、これ ↓ はその木材部分。

いいな、と思ったのでフォト。

 

マケットとその説明

 

 

こういう建築デザインを実現できるのって、やっぱりコンピューターで資材の形やカットなどを、ホントに正確・精密に計算できるようになったからこそ、なんですよね。

(それを思うと、ブリュッセルのアトミウム、まだそういったテクノロジーのない時代にあんな形のものを作ったわけで、けっこうすごいことだったのね、と、いまさらのように思う。無知ゆえに、こんなもの・・・なんて思ったこともありましたが。)

ja.wikipedia.org

 

建物の外。

ニッポンでも人気が高いというコペンハーゲンの作家、オラファー・エリアソンインスタレーションが見たかったんですが、今回は地下へ行けなかったので見られませんでした。

外のカスカードの方へ回ると少し見えるはず、と、美術館の女の子が教えてくれたので、行ってみたけどよくわかりませんでした。

曇ってましたからね。

光がもうちょっとあればわかったかも。

というわけで、外のカスカード(日本訳語だと「滝」になるかな・・・)。

 

 

うちに泊まってたのは美術史の研究者、21日はパリに行くというと、彼女もいっしょのタリスでパリ往復する、ということになり別行動でルーヴルに行きました。

 

ブリュッセルに到着してから、グランプラスの夜景を見に行くことにして

(先輩に美しい夜景のフォトを見せて、今度はブリュッセルに来てくださいアピールをしようと思った。パリは案内できるほど知らないけど、ベルギーに来てもらえれば、いろいろ案内できますから。)

ふたりで小便小僧のそばのカフェレストランで夕食。

 

このカフェ、ずっと以前から存在するのだけど、観光客相手の場所だろうと思い、一度も入ったことがなかったんです。

でも最近新聞で読んだ記事に褒めてあり、一度行ってみようとちょうど思っていたので、いい機会だった。

建物は1700年ころのものです。

店で働いているのは、皆感じのいい若者。

ここもコロナ禍を通って代替わり・若返りしたんでしょう。

おいしかったし、一緒に来た人とシェアして食べよう、という、こちらでは珍しいコンセプトでやってました。

店で働く若者が言うにはやはり、オーナーが代わった、とのことでした。

 

桃とマグロ(アンチョビも入ってた)、牛のホッペタのビール煮込み。

シェアして食べられるように、取り皿も出してくれる。

おばあちゃんちにありました、みたいなレトロなお皿。

 

 

 

この前日、ボザール宮にアント二・タピエス展を観にいってきました。

ミュージアムパス所有者にはチョコを一箱プレゼント、ってこともあった。

イヤシイ私はそういうのに弱い。苦笑

 

 

 

うわあああ、と思った記事。

It's bread.

A two-thousand-year-old loaf that someone baked in Pompeii, and which still bears the baker's seal. The bread was charred by the tragedy of the volcano Vesuvius and, like the bodies of the inhabitants, it has been immortalised in its exact form. Before the eruption of 79 AD, Pompeii was home to around 10,000 inhabitants. There were 34 bakeries equipped with ovens (i pistrina) and lava stone mills, some of which also had sales counters. Around 5 of them were considered to be large bakers (with up to 3 millstones), while others were smaller and had just one. The millstones were made to turn "by hand", by slaves or donkeys.

From literary and iconographic sources and archaeological finds (charred bread), we know that there were 10 different types of bread (and that biscuits were also produced for dogs).

The most popular bread was panis siligineus, a white loaf made from superior flours and intended for wealthy consumers. It was a circular loaf, on which the lines were already drawn to divide it into eight parts. The Romans did not use knives to cut the bread, and as soon as it came out of the oven, they were able to divide it up between customers.

 

 

メモ、終わり。