今週末にちょっと難しそうな仕事が入っていたので、ほんとは勉強のため忙しいはずだったのだけど、この月曜日にその仕事がキャンセルになっていたことが判明。
ホッとしたけど、予定していた収入がマルマルゴッソリなくなってしまった。
フリーランスは「働いてナンボ」ですからね…。
でもこういう時は、そうなる方がいいからそうなった、と考えることにしているのである。
小心者のくせにオプティミスト。
もう10年くらい前になるかな、霊感があるという方に「大きな力に守られています」と言われてからはますますその傾向が強くなり、「大きな力」がきっと悪いようにはしないと本気で信じているである(笑)。めでたい。
今日は国の規模でストです。
目的は「マニフを禁止する法律反対」。
私が最も利用するトラムはストの際でも動くラインなので、おそらく私にはあまり影響ないのだけど、こういう日はうちでおとなしくダラダラと過ごそうと思う。
だからブログ更新。
火曜日、グランプラスの王の家(ブリュッセル市ミュージアム)で、この王の家とカルロス5世のかかわりに関する無料ガイディングがあったので聴いてきた。
ミュージアムへの入場料は必要なんだけど、これはミュージアムパスでOKなので、とても興味深い話が今回も無料で聴けたのだった。ほんとにありがたい。
15人くらいの参加者のうち、3分の1くらいは文化・歴史・観光のガイドの仕事をしている人たちだと、見覚えがあるのでわかった。
ARAUの人もいた。
「自分の知識の確認と補充のために・・・」と言うのが聞こえてきて、私も同様の目的だったので、みんな同じことを考えるんだなあ・・・とちょっと嬉しくなってしまった。
ということで、既に知っていたこともあったけど、新しく知る興味深い事柄もあり、参加してよかったと思う。
王の家の「王」とはカルロス5世のこと。
向かい合って建つ市庁舎(15世紀のもの)とはライバルとして16世紀に建てられた(今の建物は19世紀に建て直されたもの)、というのは考えたことなかったので、ああ、そうか、と思った。おもしろい。
市庁舎は自治の象徴、王の家は中央権力の象徴、なのね。
鐘楼と教会の塔みたいな関係だったんだ。
今まで見過ごしていた、建物に残るカルロス5世関わりのいろんな「印」を教えてもらい、おお、へええ、なるほど、の数々でありました。
1時間30分くらいの案内の後、久々に入館したので、いくつかの展示物をゆっくり鑑賞したのである。
とてもかわいい受胎告知。
15世紀。
ブリュッセルのアトリエで作られたもの。
祭壇両翼の油絵のパネル以外の真ん中部分。
Heritage Daysの際にIRPAで鑑賞した祭壇と同じ ジャン・ボルマン2世による祭壇のうち受胎告知部分。
15世紀。
宗教画やこういう祭壇のテーマの中で、私は受胎告知が一番美しいと思う。
100メートル近くある市庁舎の塔の、てっぺんに立っている大天使ミカエル(ブリュッセル市を守護してる)のオリジナル。
1400年代中頃のもの。
(十数年前にコピーが作られたので、今塔の上に立っているのはコピー。)
おもしろい顔してるんですよね。笑
遠くに立つ見えにくいものだから顔の詳細にこだわらなかったのでは・・・という説があるけど、そのわりには踏みつけている魔物は細かく描写されているだろ、という反論もあると、ずっと前に聞いた記憶あり。
世界一強いといろんな紋章にも登場するライオンであるが、この像のライオンくん、ちょっと気弱な感じがしておかしい。
聖ミカエルだけでなく、この聖女グドゥルもブリュッセルを守護している。
何世紀に作られたのか見忘れた。
風雨で傷んでいるんで、ここで保存。
ヴィデオ・マッピング。
www.brusselscitymuseum.brussels
FBで見かけた、昔のJALのファーストクラスのスチュワーデスさん。
なんとまあ動きにくそうな…。
First class cabin of Japan Airlines Boeing 747-100 (1970s)
かっこいいなあ、ジェレミー・アイアン。
“It doesn’t matter what people call you unless they call you pigeon pie and eat you up.”
-Evelyn Waugh, Brideshead Revisited
Photo of Aloysius as the Bear, Jeremy Irons as Charles Ryder and Anthony Andrews as Lord Sebastian Flyte in the TV series Brideshead Revisited.