メモしておこうと思ったことがいくつかあったので、前回から二日しか経ってないけど更新。
寒くなりました。
最低気温は氷点下で、最高気温も0℃くらい。
(今午前8時過ぎ、真っ暗な外はマイナス4℃)
昨日の昼は外食だったので、シコンのグラタンを食べました。
ベルギーでは冬にはよく食べる家庭料理、私も主婦をやってた頃はよく作りましたが、一人暮らしを始めてからは1回しか作ってない。
(どんだけ料理嫌いなんだ 笑)
久々だったからか、ものすごくおいしかったです。
木曜日、王立アカデミーでの芸術史の講義も最終回。
この日はマグリット美術館も込まないだろうと、講義前に王立美術館に行ってきました。
予想通り、並んだりする必要もなくスイスイ入館できた。
小さな作品に見覚えがないのがいくつもあり、ああ、これらが改修後増えた作品だろうな、と思いました。
その全てが、プライベートなコレクションを貸してもらってるもののようです。
改修は時代に沿った節電などが目的だったので、内部の見た感じに特に変化なし、でした。
いつもこの美術館では、壁にしるしてあるマグリットが書いたテキストからの引用がおもしろい。
これは真似っこしようと思いました。
紙に色鉛筆、インク、アクリル、コラージュ。
ついでに、古典セクションに特設の「ウクライナのモデルニズム」展を観てきました。
国立美術館はじめ彼の地のいろんな美術館から借りてるものなどで、戦火を逃れる意味もあるなあ・・・と思いました。
王立美術館を出て、王宮の前を通りアカデミー宮へ徒歩数分。
ものすごい霧で、なんだか美しかった。
まだ16時30分ころですが、もう暗いです。
そして「芸術史における新しいパースペクティヴ」の講義最終回。
〈第2次大戦以前から続くものと戦後に更新されるもの〉について、また若い研究者ふたりによるものでした。
最初が、抽象画の分野における4人くらいしかいない女性作家のうち、アンヌ・ボネとベルト・デュバイを中心に、ふたり目は現代アートというプリズムを通してみたベルギーの植民地政策についての問い。
最初の子は王立美術館でも仕事をしており、彼女が働き始めたときには、王立美術館にあるベルギーの女性作家による作品は4点しかなかったことに衝撃を受けた、と言ってました。
今は7点に(! 笑)増えたそうです。
今は世紀末の作品に属さないこういった作品は、鑑賞することもできない。
ふたり目の子は、ブリュッセルのテルヴューレンにあるアフリカ・ミュージアムに今常設してある、コロニアル時代を批判的視点で見る現代アートを中心に、主にコンゴにオリジンを持つ若い作家たちの作品に焦点を当てていました。
この話を聴きながら、たとえば悪名高きレオポルド2世の像になされる落書き等も、考えてみれば一種のストリート・アートだよね、という考えにたどり着いた私でありました。
さて、相変わらずラジオを聞き流していても、オンライン新聞を読んでもよく耳や目にはいってくるリドリー・スコットの「ナポレオン」です。
この監督が大好きという友人がさっそく観にいってきた、そしてその感想は「歴史通には笑われるわ、って戦争恋愛娯楽映画だった」「でもジョセフィーヌに興味が出た」でした。
ラジオのニュースでの批評家も、「ナポレオンの年齢もジョゼフィーヌの年齢も、設定はむちゃくちゃだけど、ジョゼフィーヌは魅力的」だったんです。
で、FB上にアベル・ガンスのナポレオンで主役を演じた俳優、アルベール・ディユドネについてのヴィデオがあり、これがおもしろかったので貼っておく。
この方、亡くなった時はこの衣装で棺に収まるくらいナポレオンに心酔していたそうです。
この動画ではアベル・ガンスも話してる。1976年のインタビュー。
考えてみれば、彼らがこの作品を撮った頃って、まだナポレオンの失脚から100年ちょっとしか経ってないんですよね。
おもしろいなあ…と思わずにはいられない。
Avant Joaquin Phoenix, il y a eu Albert Dieudonné : un acteur qui a si bien incarné Bonaparte qu'il a fini par se prendre pour l'empereur.
SNS上で見かけて、かわいいな、と思ったフォトを貼ってオシマイ。
今日は特に ↑ の動画をメモしておきたかった。
This mirror portrait was taken 100 years ago in Japan.
さっきより気温はさらに低く、今外はマイナス5℃。
ちょっと空が晴れてきたからかな? 雲のショールを外しました、みたいな?