寒いです。
以前はこういう風に寒い日は珍しくもなかったけど、ここ数年はめったになかったのですっかり忘れてましたが、皮の手袋をしていても、手がジンジンと痛いくらい冷たいです。
こんなに寒いと路上生活者の人たちが凍死する危険がある。
すでにある施設では間に合わないということで、使われていない建物を臨時施設にしたり、いろいろ工夫してる様子をニュースで見ました。
前回ちょいと記したEU議会の賄賂事件、その時点でイタリアの4人という記事を読みましたが、その後すぐにギリシャ人の副議長が捕まり、ベルギー人の社会党のひとりにも容疑がかかっています。
後者は、カタールのワールドカップの準備における人権問題を議会で追及していたくせに、ある時を境に手のひらを返したかのようにカタールをかばい始めた様子をヴィデオで見ました。
この人は今のところ自分の無罪を主張してますが、もう議会からも政党からも干されました。
前者の副議長もほぼ全会一致、反対ただ一人(誰だろ…)で辞めさせられた。
「あなたは恥です」と、激しい言葉で非難されてましたよ。
当然ですよね。
議員たちはありとあらゆるロビーストから、なんとか都合の良い方に持っていってもらおうと、なんだかんだと誘惑されるそうで、そういうのを相手にも屈してはいけない立場にあるわけだから。
このスキャンダルはEUにとって大きな痛手ですから、厳しく対処しないと示しがつきません。
文字通り、事件が報道されてから3日で首がとびました。
もう1件、ワロニア政府の議会でも、議長(社会党)の首がやっぱり3日でとびました。
これは、公的なお金をいっぱい使って3日間ドバイに旅行してたというスキャンダル。
おまけにこの旅行には、もう数か月前からパワハラ問題が明るみに出て干されている書記官が同行してる。
議会の役員は、こういったことが透明性に欠け、今回明るみになるまで許されていたということの責任を取って、政党に関係なく全員辞任、またゼロからスタートするそうです。
EU議会の賄賂問題もワロニア議会の正当性に欠ける支出も、両方社会党。
政党としてこれは「干しました」じゃすまないでしょうね。
お金にまつわるニュースでは、こんなこともありました。
フランダースの小さな街の、雑誌や新聞などを売ってる本屋(キオスクみたいなところ)の常連客165人で、15€ずつ出し合って定期的に宝くじを買ってたそうなんだけど、先週それが大当たり、142ミリオン当たったという話。
みんなで平等に分けてひとり860000ユーロ(¥で言うと1億円以上)ずつ、だそうです。
こんなこともあるんですねえ。
それにしても、165人で分けてもこの額、ひとりで当たったら、良くも悪くも人生がかわっちゃうでしょうね。
今年ももうすぐオシマイ、年の瀬は何かと忙しくモノイリですよね。
きちんと締めくくりめでたく新年を迎えたいものです。
今日はこのフォトを貼ってオシマイにする。
初めてベルリンに行った時、この塔に上ったことでした。
(ミーハーなので。)
今この備忘録 ↓ 読んだら、11年前の話だった。
まあ、よく歩いたものだ。
もうムリ。