ソネングラスがもう届いた!

6月に入りましたね。

今日も雲ひとつないよい天気です。

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今朝ソネングラスを届けてくれる運送屋のサイトで私のオーダーのステイタスを見ると、なんともう今日中に届けられるということが判明、うわああ、速い!とびっくり。

そうか、今日は家を出るのを控えようかな、と思っていたらば、午前9時前にはもう到着。

 

パッケージは、壊れないように守るためのクッションも、箱に貼ってあるテープも、全て紙で、プラスティックは一切使ってありませんでした。

ミニを3つ注文したのは、誰かにプレゼントもできるしね、と思ったからですが(ちなみに送料は無料でした)、ちょうど今週は3女のところのレオくんのママ、マリーがブリュッセルにやってくるということなので、さっそく彼女に…、と思っています。

嬉しい。

中等学校の美術の先生だった彼女、一昨年から年金生活に突入、それを機にブリュッセルの家を売り、彼女の念願だった広い庭のある家をアルデンヌに購入、数か月前に引っ越したのでした。

 

お日さまでエネルギーをチャージ。

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暗がり(トイレです 苦笑)で照明実験。

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なんだか嬉しすぎる。笑

 

 

というわけで、今日ブログを更新する予定はなかったんだけど、喜びのあまり更新。

 

 

ついでに昨日お参りしたつまずきの石のフォトをアップしてしまう。

 

昨日の記事で触れた、メヘレンからアウシュヴィッツに向かった26の列車のうち、レジスタントが妨害に成功した20番目の列車に乗っていた3人家族の石。

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最初の列車でアウシュヴィッツに連行され殺された才能あるバイオリニスト。

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以前聞いた王立音楽院でのコンフェランスを思い出しちゃった…。

第2次大戦中のブリュッセル王立コンセルヴァトワール - ちびころおばさん備忘録 (hatenablog.com)

 

 

 

この石は17番目の列車で連行され殺された若い女性。

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そして、この方は最後の列車でアウシュヴィッツへ連行され殺されました。

妻と二人の娘は隠れて連行を免れたそうです。

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昨日お参りしたのは上の4か所ですが、わりと近くとはいえ絶対通らない道だったので、新しい発見もありました。

 

小さなビール醸造所。

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きれいに維持されてる19世紀後半に建てられたネオゴチック(だと思う)の家。

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王立図書館の写本コレクション

昨日は、よいお天気のときは歩きましょ、と思い、でも目的なく歩くってのができない私、「王立図書館のミュージアムへ行く」という理由を作りでかけてきました。

 

ウィークエンドはミュージアムに行く人も平日より多いのでいつもは避けるんですが、こんないいお天気だと(しかもずっと天気が良くない日が続いていたので)、ミュージアムより屋外へ、ってことになるに違いない、と思ったわけです。

ネットで予約状況をしらべると、案の定ガラガラスカスカ状態。

これはめでたいと「予約者ゼロ」の時間帯を選んで予約を入れ、徒歩で行ってきました。

 

王立図書館の写本コレクションは、世界で3番目の質と量を誇っています。

もともとは15世紀のブルゴーニュ公善良公フィリップのコレクション。

600年の歴史があります。

 

善良公フィリップ、豪胆公シャルル、ハプスブルグのマキシミリアンと結婚したシャルルの娘のマリーさんの時代、900冊ほど所有していたそうですが、時代とともに失われ、現存しているのは300冊ほどだそうです。

 

当時の写本の価値を考えたら、ほんとに考えられないくらいの力を持っていたのね、ということを思い知らされます。

 

写本を所有することは、経済力、知性と教養、趣味の良さ、そういったことを象徴していたのです。

これはタピストリーも同様で、カルロス5世なんて100枚以上所有していたそうですが、これも経済力・教養などの象徴、たとえば彼は、ライバルであるフランス王フランソワ1世を訪ねるときは、何メートルもあるタピストリーをクルクルと丸めてお土産として持参、ほら見てよ、私の力と知性、って感じだったらしいです。

 

このブルゴーニュ公爵のコレクションをベースにしたミュージアムができ、こうやって公開され始めたのは去年です。

コロナ禍突入で、ミュージアム側も、楽しみにしていた私の方も、なんだかんだと調子が狂い、ようやく訪ねる時がやってきた、という感じで、個人的にはとてもめでたい。

それまでは、年に一度のオープンドアの時や、特別な展覧会の時にしか拝めなかったコレクション、観たいときに観られることになったわけですから。

 

ミュージアムパスが使えるので、入場は無料。

(このパス、コロナでひどい目に遭ってるだろうとと思い、時期も来ないのに応援しようと更新を何回かしたので、私のは2023年まで有効です)

タダで入館するんで、せめてショップで買い物を…、と考えていました。

オリジナルマスクがあるのを知っていたので、それを買おうか、と思って出かけたんですが、なんと、まあまあ気に入ったのが35ユーロもする。

手作りで一つ一つ異なる刺繍がしてあるし、それだけの値打ちはあるかもしれないけど、さすがにマスクにそれだけ投資する気にはなれず、コレクションのうちの1冊についての解説本を買ってきました。

 

それと、屋上にあるカフェ!(笑)天気がいいのでテラスがオープン(6月9日までは、まだテラスでしか営業できない)してましたから、鑑賞後に、えびコロッケとビールをいただいちゃいました。

ミュージアムはガラガラでしたが、カフェには人がいっぱいいました。

 

 

ミュージアムのサイトです。

www.kbr.be

 

 

善良公フィリップ。

ジャンヌダルクの時代の人です。

そういえば、昨日5月30日はジャンヌダルクの命日。

フランス王に父親を殺された善良公フィリップにとって、フランス王は敵ですから、彼女から見たらフィリップは敵ですね。

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もともと宮殿のあった場所の一部、今でも図書館には1300年代に作られたナソー家のチャペルが残っています。

そのチャペルには、以前はなかった聖ヴィルジフォルトの磔刑像がありました。

おおおっ、と思ったのでフォトを撮らずにはいられなかった。

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以前友人とプラハに行ったとき、プラハ城からそれほど遠くないところにあった、たしか聖ロレッタ教会だったと思うけど、そこで磔刑像を観て友人ともども衝撃を受けた髭の聖女です。

Wikiっても、日本語記事はありませんでした。

en.wikipedia.org

この聖女、以前にボッシュが描いたものをこのブログで紹介しました。

ボッシュ展を観たこと、その他いろいろ - ちびころおばさん備忘録 (hatenablog.com)

 

 

ミュージアムで観た写本のうち、おもしろいなあ、と思ったものをいくつか。

 

 

人魚みたいだけど、半身女性、半身孔雀、というファンタジー

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1330年の世界地図。

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そして、なにげに残酷だけど興味深く思ったのがこれ。

カメラマンの腕が悪すぎて、何が何やらわかりませんね。泣

プルデンティウスという4世紀の詩人による、キリスト教でいうところの7つの徳と悪の対比、その文章が書かれた9世紀の写本です。

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Psychomachia - Wikipedia

 

ミュージアムの入り口で、1時間半から2時間かかるよ、と係りの人に言われましたが、2時間じゃとても足りない内容でした。

また訪ねよう、と思ったことでした。

 

 

 

さて、今日も良いお天気です。

また歩こうと思いますが、今日はまたつまずきの石のお参りをするつもりです。

前回メヘレン発の20番目の列車の襲撃について触れましたが、歩いて行ける距離に、この列車に乗っていたファミリーの石があることを発見したので。

お父さんはその時逃走、お母さんと娘はアウシュヴィッツに連行されますがそこで生きのびた、という3人家族の石です。

 

そういえば、石参りを始めてその都度解説を読むようになったことで、処刑されたレジスタントの人たちの墓地が、その処刑が行われた場所にあることを知りましたが、昨日のニュースでたまたまそこの話が紹介されました。

この墓地がナショナル墓地となったそうで、昨日セレモニーが行われた、というニュースでした。

bx1.be

 

 

コロナ関係のニュースでは、ICUの患者数が450を切りました。

Rtが0.82。

 

いつも思うんだけど、ニッポンの数値って「感染者数」ばかりじゃないですか?

これってあまり意味ない気がするのだけど。

ただでさえ検査数が少ないって批判されているところで、感染者数の増減って…。

 

 

 

 

ようやくお天気が良くなってきた

降ったり晴れたり曇ったり、不安定で、しかも最高気温も15℃は超えないくらいの、ちっとも5月らしくない日々でしたが、もう6月になろうとする時になってようやく、「美しき5月」って感じになってきました。

 

美しき5月といえば、68年の5月革命の歌を思い出してしまい、Youtubeで検索して聴いてしまった。

www.youtube.com

 

 

革命の歌って、やはり心を熱くしますね。

イタリアのベッラ・チャオもそう。

 

で、クストリッツァ風のベッラ・チャオを貼り付けちゃう。

www.youtube.com

 

 

でも、別にこういう革命の気分ではありません。

よいお天気で気持ちよく穏やかな気分。

コロナはICUの患者数が500を切りましたしね。

昨日のニュースによると、Rtが0.84です。

 

 

天気がいいので、また近所の「つまずきの石」参りしてきました。

 

ついでにうちの裏のでっかいカエデの樹のフォトなんかも撮っちゃった。

鳥がさえずり、街中にいるのがウソみたい。

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最初に足を運んだのがモリエール通りのつまずきの石。

レジスタント活動ゆえに捕らえられ処刑された方ですが、この方のおかげで、捕らえられていた何人ものレジスタント活動家が逃亡に成功したそうです。

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モリエール通りってこんな感じ。

プラタナスとカエデの並木道。

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こちらの街並み、どこも通りに面してペタっとくっついた家々が並んでますが、その裏にはちゃんと庭があります。

うちの裏のでっかいカエデの樹も、そういう庭の樹なわけです。

くっついた家々は壁を共有してます。

 

 

 

次がブリュッグマン通りのもの。

兄弟です。

ふたりともレジスタント活動ゆえに処刑されてます。

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弟のユラさんは、二人の仲間と一緒に、メヘレンから東へ連行されるユダヤ人たちを、列車の動きを妨害することで救おうとした人です。

stolpersteine-guide.de

彼らが妨害したのは、メヘレンから28回出た列車のうち20番目のもの。

1943年4月19日のことです。

一応参考まで以前書いた記事 ↓ を貼っておきます。

大戦時の強制収容所跡2か所 - ちびころおばさん備忘録 (hatenablog.com)

 

欧州のあちこちからアウシュヴィッツへ向かった約100の列車のうち、妨害に成功したのはこれだけだったのだそうです。

このとき車両には1631人の人たちがいて、彼らが解放できたのが17人。

逃げようとして殺された人もいますが、ほとんどの人が、彼らが解放したにもかかわらず車両に残ったのだそうです。

これは考察に値する出来事・テーマだと思う。

まだちゃんと視聴していませんが、その時の証言とユラさんに関する話のビデオです。

ユラさんはこの後捕らえられ、ルイーズ通りにあったゲシュタポのオフィスに連れていかれ拷問されますが、それでも脱出にいったん成功、しかしその後再度、今度はお兄さんと一緒に捕らえられ処刑されてしまいます。

www.youtube.com

 

 

 

 

昨日の朝のニュースで初めて、Tokyoオリンピックについて少し長めに話されましたよ。

ほおっと思って聞きましたが、その後、昼のニュースでも夕方のニュースでもちょいと取り上げられていました。

コロナ禍の中、「非常事態」が延長されたこと、中止するか延期するかして欲しいという人が国民の大多数であること、ワクチン接種率がものすごく低いこと、メジャーな新聞の社説で中止すべきだとの意見が出たがその新聞社自体がスポンサーであること、など。

お金の問題について、こんなはずじゃなかった、という損失の大きさについても話は及び、具体的な数字をあげて、サッカーの欧州リーグカップの損失の話もしていました。

実は、去年行われるはずだったけどコロナで今年に延期になった2020欧州リーグカップ、開催地としてブリュッセルも意欲的だったんですが、試合会場のパーキングがフランダースとまたがっていて、両地域政府が意見の一致に至らず開催地になれなかったんです。

で、上述のニュースは、ブリュッセル、今となっては開催地になれなくてラッキーだったね、と締めくくられました。

 

 

そういうわけで、コロナ禍の中、延期になった欧州リーグカップが始まります。

RTBFのサイトのアーカイヴで、1985年のヘイゼルの悲劇のビデオを見つけて視聴しました。

まさしく今日、5月29日のできごとだったと気づきました。

貼り付けますが、日本では視聴できないかも…。

www.rtbf.be

Wikiにもけっこう詳しい日本語の記事があったので貼り付けておきます。

ja.wikipedia.org

 

事件について後でダルグリッシュが語った言葉っていうのが、紹介されています。
「私は1人のイタリア人男性を覚えている。宿泊先のホテルからバスで移動する際に窓越しに彼と向き合ったのだが、彼は泣き叫んでいた。観客は試合を観戦するために外出することはあっても、死という結末を期待して外出することはない。サッカーにそこまでの価値はない。他の全ては色あせる。」
って…。
この「サッカー」を「オリンピック」に入れ替えてもいいよね、と思いました。
 
それと、これを読んで初めて知ったんだけど、サッチャーってサッカーを毛嫌いしてたんですね。
興味深い。
しかも彼女の政策ゆえにフーリガンのような人々が増えたっていうのも興味深い。
 
イギリスを知っている友人が、我々くらいの世代の英国人、サッチャーの時代を生きたから、社会で成功している層の人たちは、いわゆる「自己責任」って発想で弱者を切り捨てる傾向の人が多い、と、いつだったか言ってました。
 
それと、ゆるゆるの警備についての言及が、やはりベルギーだなあ、そういや2016年3月のテロの時も同じように批判されてたよね、なんて思い出しました。
 
この「ゆるゆる」が、良くも悪くもベルギーなんだよなあ…、と。
 
 
 
 
id:yonnbabaさんのブログでソネングラスというのを知りました。
かわいいんで私も欲しくなり注文しちゃいました。
サイトでは6月8日の配達になる、と記されていたんですが、届けてくれる運送屋からのメールによるとすでに運送屋での登録も終了、土・日を考慮しても、この分だと8日より早く届くんじゃない?って感じです。
さすがドイツ。(国境を超えた時点でベルギー化するかもしれないが… 笑)
 
嬉しい。楽しみ。ワクワク…
 

 

栃木のエラスムス

今これを書いている時点ではよいお天気ですが、今日も降ったり晴れたり曇ったり、不安定なお天気で、気温もこの時期にしては低い、ってことです。

 

でも日が長いので、雨が降ってもそれほど苦痛じゃない。

毎日4分ずつ長くなっていたのが3分ずつになり、今2分長くなるペース。

でもあと一月後にはまた日が短くなり始める…。

すでに、イヤだなあ、と思ってる。笑

自然の定めだから仕方ないですけどね。

 

 

コロナ禍の数値は、ICUの患者数542でRtが0.90、だそうです。

 

 

昨夜Twitterで誰かがつぶやいていたのを見て初めて知ったんですが、栃木にエラスムスがいるんですね。

へええええっ、おもしろーい、と思ったのでここにメモ。

非公開ってのが残念。

ニッポンって文化財の公開って面で言うと、申し訳ないが正直な話、けっこうケチですよね。

みんなの財産のはずなのに。

古いものとかいつも身近に感じていることは、何かを考えるとき、捉える時間のスパンにずいぶん影響すると思うんですけどね。

www.tochigi-edu.ed.jp

ついでにリーフデ号についてのWiki記事も貼り付けておく。

fr.wikipedia.org

 

 

 

 

今こちらでは、ギリシャからリトアニアに飛ぶはずだったRyanairが、「爆発物が仕掛けられている」という理由でミンスクに急きょ着陸、それが実は、ベラルーシのルカチェンコに反対する運動のリーダー的存在だった若者を捕らえる目的だった、というんで、大きな話題になってます。

一応今朝見かけた関連ユースをいくつか貼り付けておきますが、彼とそのパートナーのふたり、捕らえられ今のところどのような状態にあるか不明です。

今朝のラジオのニュースでは、「彼の父親が、拷問を受けていると言った」と言ってたような…。

リトアニアへの亡命が決まってたのに、こんな手法で逮捕するなんて許される話ではないですから、EUサミットでは速攻で、これも重要なテーマのひとつになりました。

とりあえず、ベラルーシにはKLMとルフトハンザのグループは飛ばないことに。

サミットでベラルーシに対してどのような罰則を科すか決まるでしょう。

なにより、その若者二人が心配…。

彼、まだ26歳ですよ。

www.rtbf.be

www.rtbf.be

www.rtbf.be

 

 

 

 

1908年のブリュッセルを撮影した動画、かなり痛んでいたのを、こういったフィルムの修復と彩色を趣味にしているオランダ人が修復してYoutubeにアップしたのが話題になってます。

人々の生活様式以外、建物はほとんど今のまま。

なんだか私まで懐かしくなったんですが、よかったらどうぞ。

歴史学者によると、修復はともかく、彩色については、歴史学を専門にする人たちはとても慎重で消極的なんだそうです。

ホントのところが確認できないから。

だからこうやって彩色ってのは、アマチュアだからこそ、なんですね。

www.rtbf.be

 

 

難しい問題が次から次に、って感じですよね。

あ、そういえば、前回記した武装している危険人物、まだ見つからないんです。

彼が彼の恋人に宛てた、まるで遺書みたいなメッセージが公開されたり、手配が国境を超えて広げられたことや、誰か自身の信頼のおける人に連絡をしてくれ、というその人物へのメッセージが繰り返されていること、などなどがニュース。

そして、我々は極右思想を持つ人たちの危険性を、過小評価し過ぎてきたんじゃないか、という反省がなされているところ。

 

 

追記・

www.consilium.europa.eu

今日のメモ

ずっと、本来の今の時期にしては「いまいち」の天気が続いていて、それはあと1週間は続くと天気予報で言ってました。

そんな中、昨日と今日はまずまず、出かけるときは歩くことも目的の一つなんで、やるべきことはいまのうちに、と考えていて、今日ももう少ししたら出かけたい。

 

昨日のマロニエはこんな感じでした。

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でも少しメモしておきたいこともあるんで、後で思い出せるように、ちょいとリンクだけは貼っておこうと思います。

 

 

一昨日の夜だったか、武装した過激分子を探している、というニュースを見て、げえええっと思ったんですが、それが国内の話題としては今のトップニュース。

2019年には危険人物としてリストアップされていた極右思想を持った軍人、軍の武器を持ち出してテロをはたらこうとしており、軍やポリスを動員して見つけ出そうとしています。

すでに武器を積んだ車は発見されているんだけど、おそらく武装している本人は、まだ広いランブールの国立公園を逃走中。

なんといっても訓練を積んだ危険人物ですから...。

何故こういう人物が軍の武器にアクセスできたのか、といったことも含め、大きな話題になってます。

今朝のラジオのニュースにも、内務相が呼ばれて話をしていました。

www.rtbf.be

www.rtbf.be

www.rtbf.be

この男に脅迫されている人には、フランダースのコロナ禍対策に関わる感染症やウィルスの専門家も含まれています。

 

昨夕のTVのニュースでは、ブリュッセル、ワロニアのそういう専門家たちに、はたしてそういう脅迫を受けたことがありますか?というインタビューもやっていて、SNS上のハラスメントはあったが…、という答え。

北に比べると深刻さがぐっと少ない印象。

これは、その専門家たちの立場の多様性が一つの理由として上げられる、と言っていて、北と南のメンタリティの違い、おもしろいなあ…と思いました。

 

 

今朝の重要ニュースは上述の話と、イスラエルパレスチナの停戦の話、ヨーロッパ市民にCovidに関する証明書が発行される、という話。

国境を越えての移動ができるように、国ごといろいろ差があって混乱することないように、といった目的です。

7月1日からスタート。

www.rtbf.be

 

 

今週に入ってパリのカフェもテラスでの営業ができるようになり、パリジャン・パリジェンヌの喜びのインタビューも見ました。

みんなとても嬉しそうでした。

笑っちゃったのが、50代ぐらいの女性がインタビューに答える中で、

「ねえ、あなたたち、ベルギーってもう政府できたの?もしまだならうちのをあげようか?」

って。

可笑しい。

 

 

昨日は朝Berserkの作者、三浦健太郎さんが亡くなったというニュースは悲しかった。

原作は読んだことありませんが、アニメを観るかぎり、絵も美しく話も壮大で、大好きでした。

 

 

以上、メモでした。

原始の力と鈍感力

昨日2度目のワクチン接種を済ませました。

 

1回目より2回目の方が、そして年寄りより若い人の方が、接種後の反応がしんどいという話をよく見聞きするので、辛い副作用が出たら「若い」ってことね、と思いながら臨みました。

結果、前回同様昨日はやたら眠かっただけで、昨夜はいつもより早く床に入り、今朝7時までぐっすり。

今日もなんともありません。よかった。

 

若い人の方がしんどい、ってのは統計的な話で、個人のレベルではやはりいろいろ。

エリック・クラプトン、もう80歳だけど、1回目も2回目もすごく辛い副反応だったらしい。(イギリス通ロックファンの友人談)

 

だいたい私は鈍感だし原始人に近いと自分で思っていて、若かりしときは、そのせいで誰にも「守ってあげなければ…」と思ってもらえない、モテない、という劣等感もいだいてましたが(笑)、今となっては、そのおかげで今まであちこち動き回っても無事に生きてこられたのよね、と、ありがたく思っています。

この原始の力は間違いなく父親譲り。

家庭内では(きっと外でも)困ったクンだった父親ですが、これはやはり、感謝、であります。

 

 

私が選んだワクチン接種センターは、徒歩20分足らずのところにありますが、いつも歩く方向ではありません。

今回は2回目ということで、方向オンチの私も心に余裕があり、帰路ではいつもは行かないスーパーにちょっと寄って商品を見たり、インド料理のテイクアウェイの店でサモサを買ったりしました。

(うちの近所には、バングラディッシュ人がやってる、生鮮食料品は回転してなさそうで絶対買う気になれないお店があって、毎朝そこのおばさんの作るサモサがあり、それは時々買っていたんですが、コロナ禍の中、もう完全に閉店になっちゃった。)

 

途中の歩道は雑草だらけで、こんな看板 ↓ が立っていました。

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bio多様性を大切にしてますの看板です。
そういえば、しばらく前、その時はフランダースの話だったけど、住民にはただ放置しているとしか見えないと、コミューンの人が嘆いていたことを思い出しました。

 

このフォトを見るとお天気がよいみたいですが、もうずっと雨が降ったり止んだり不安定な天気が続いています。

 

コロナ禍については、数値はよい方向に向かい続けており、今朝のニュース記事を読むと、ICUの患者さんが600を切りました。

 

そういえば、バカンスに出かけたくてたまらない人もいっぱいいるようで、PCR検査センターも兼ねているワクチン接種センターには、旅に出るためテストを受ける人が、前回よりずっと増えていました。

 

 

 

イスラエルパレスチナ問題、しばらく前から大きな話題になっていますよね。

あまりにも難しい問題で、私は能力も知識もないし、ましてやこんなお気軽なブログで触れることもできません…。

 

そこに昨日から、セウタから欧州に渡ろうとする人々の話も大きなニュースとして加わりました。

ずっと存在していた難民問題、コロナ騒ぎの先が見え始めたことでまた話題になり始めたってこともあるのかな。

www.rtbf.be

セウタにはまだ20代の頃行ったことがあります。

小さな街です。

スペインのアルへシラスから船で渡りました。

そこで知り合いになったスペイン人たちと一緒に、陸路モロッコにパンを買いに行きました。

アラブのパンはおいしいですから。

帰路、モロッコ側のレストランで食事をしました。

ロッコの王子が経営しているレストランよ、という話でした。

今の王様です。

 

何泊したかもう覚えていませんが、またアルへシラスに戻り、今度はバスでカディスに向かいました。

途中タリファあたりで、海の向こうにものすごく大きなアフリカ大陸が見えるんです。

あまりのことにコーフンしてしまい、隣に座っていた知らない男の子に「ねえねえ、もしかして、あれアフリカ?」と訊ねずにはいられなかったことを思い出しました。

 

そいえば、スペイン人の女の子にアフリカという名をつけることもめずらしくないそうです。

一緒にパンを買いにモロッコに行ったスペイン人のひとりもアフリカさんでした。

 

 

種痘記念日

今日5月14日は「種痘記念日」だそうです。

 

今朝Twitterで拾った画像。

種痘が開発されたときの人々のキョーフを描いたカリカチュア

新しいモノゴトへの人々のキョーフってすごいですよね。

そういえば蒸気機関車も、乗ると煮えちゃう、と恐れられたそうです。

私は個人的には、新しいモノゴトより、ロジックじゃないモノゴトの方にずっと大きなキョーフを感じますけどね。

 

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数日前からニュースで真っ先に取り上げられるのがイスラエルパレスチナのコンフリクトです…。

今朝一番最初に読んだ記事がこれ ↓ でした。

www.rtbf.be

 

 

コロナ禍については、数値を見ると、しばらく前からほんとに少しずつですが、よい方向に向かってはいる。

今日の朝の記事によると、ICUの患者さんは現在647(一時期900以上でした)。

この数字が500以下にならないと、前回記したような大きな緩和にはストップがかかることになってます。

Rtはしばらく前から0.9前後。

私は来週火曜日に2回目のワクチン接種です。

 

 

今日は「種痘記念日」をメモしておこうと思いました。

で、オシマイ。